R.550 (ミサイル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
R.550
Matra R550 Magic.jpg
種類 短距離空対空ミサイル
製造国 フランスの旗 フランス
性能諸元
ミサイル直径 157mm
ミサイル全長 2.75m
弾頭 12.5kg
射程 -15km
推進方式 固体燃料ロケット
誘導方式 赤外線ホーミング(IRH)
飛翔速度 マッハ2.7
テンプレートを表示

R.550は、フランスマトラ社製の短距離空対空ミサイルサイドワインダーと競合するミサイルであり、原型のマジックと、改良型のマジック2に分けられる。

概要[編集]

1968年より開発が開始され、1972年1月11日グロスター ミーティアよりCT20ターゲットドローンへ発射されたのが、最初の発射となった。その後、1976年に量産が開始されミラージュIIIミラージュF1F-8(FN)シュペルエタンダールといったフランス空軍海軍航空機に装備され、7,000発以上が生産された。AD3601型シーカーを搭載しているが、これは窒素によるジュール=トムソン効果を利用した冷却措置を導入している。

1986年より改良型のマジック2が開発され、1988年に完成。新型のAD3633型シーカーの導入により、オールアスペクト性が向上し、標的の向きを問わず運用することが可能となったほか、射程も延長された。

R550は、南アフリカアルゼンチンイラククウェートなど各国で用いられ、数多くの戦果を上げている。現在、ラファールに至るまでのフランス戦闘機に留まらずF-16MiG-21MiG-23など15機種による運用が可能で、18ヶ国で使用中であるが、フランスではMICAにより更新されつつある。

サイドワインダーとの外観上の差異は、12枚の翼(8枚が前方)であり、マジックとマジック2は、半透明の先端部を持つ物がマジック、不透明の物がマジック2であることにより識別できる。

外部リンク[編集]