QFT検査

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QFT検査(クォンティフェロンTB-2G検査)とは結核の診断で用いる血液検査である。結核の検査としては他にツベルクリン検査といった免疫学的検査、喀痰培養、胃液培養といった細菌学検査、生検といった病理検査、X線写真といった画像検査が知られているが、QFT検査は平成19年に保険適用となった新しい結核の血液検査であり、採血によって速やかに結核の感染について評価できる検査である。日本のようにBCG接種を行っている国ではツベルクリン検査は陽性となることが殆どであり、ツベルクリン検査での結核感染の評価は極めて困難であった。QFT検査ではBCGの影響を受けることなく、結核の感染の有無を評価できると期待されている。

原理[編集]

QFT-2G検査ではBCGに反応しない特異蛋白ESAT-6、CFP-10を血液に作用させる。結核菌感染者のリンパ球ではインターフェロンγが放出されるが、非感染者では放出されないことを利用して結核感染の有無を評価する。Interferon-Gamma Release Assays (IGRAs)と呼ばれる検査の一種である。BCGの影響は受けないが、結核既感染者では陽性となる。30歳から49歳においては極めて精度の高い検査である。

問題点[編集]

小児、高齢者における精度が十分ではない。高齢者では陰性になりやすく、QFT検査にて陰性であっても結核感染、結核既感染を否定することはできない。

関連項目[編集]

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参考文献[編集]