Q'HEY

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Q'HEY(きゅうへい、1966年11月12日 - )は日本のテクノミュージシャンDJ石川県出身。本名 久平正也(きゅうへいまさや)。

経歴[編集]

1989年よりDJ活動を開始。下北沢ZooでレギュラーDJとして活動した後、青山に開店したクラブManiac Loveでプレイするようになる。

1995年1月、新宿に開店したManiac Loveの姉妹店Automatixに拠点を移し、自身がオーガナイズするマンスリーパーティー「Moon Age」をスタート。レジデントDJはQ'HEY自身とDJ Shufflemasterとしてその名を世界に知られることとなる金森達也の2人。

1996年7月には当局の指導によりAutomatixは閉店となるが、Moon Ageは開催地を新宿「LIQUIDROOM」へと移した。

その頃台湾クラブシーンとの密接な関係を築き、台湾でのテクノシーンの発展に寄与するための集団「Blue Moon Productions」を結成。台北でもMoon Ageを開催し、当時の現地におけるテクノイベントとしては過去最高の4,000人超の集客を収めた。

またレーベル「Moon Age Recordings」をスタートさせ、1997年に最初の12インチシングル「In The Edge of No Control EP」をリリース。

1998年に入るとManiac Loveからマンスリーイベント開催のオファーを受け、新パーティー「REBOOT」をスタート。アンダーグラウンドでハードなテクノをプレイするレギュラーイベントがほとんど無かった状況の中、REBOOTはスタートと同時にManiac Loveで最大の集客を誇るパーティーとなり、全国的にもその名を知られるようになった。

当初のレジデントDJはQ'HEY、ENO、MAYURI、TAKAMIの4人だったが、1999年にはENOが抜け、KANAが参加。2008年にKANAが脱退。現在はQ'HEY、MAYURI、TAKAMI、KOMATSUの4人となっている。

2005年末にManiac Loveが閉店となると、REBOOTは2006年の1年間は青山のライブハウス「月見ル君想フ」で開催され、2007年には代官山「Air」へと移動。2009年3月を最後にAirを離れ、同年7月からは渋谷のクラブ「amate-raxi」へ、2010年3月からは西麻布SPACE LAB YELLOW跡地にオープンした「eleven」へと移動した後、2013年のeleven閉店を受け、同年8月からは再び代官山「Air」での開催となった。Airは「Sankeys TYO」と改称しREBOOTを継続開催していたものの、2017年に閉店。以降は「Contact Tokyo」や「Sound Museum Vision」等で開催を続けている。

パーティーMoon Ageは新木場のSTUDIO COASTでのクラブイベント「ageHa」において不定期で開催されている。

また、beatmaniaIIDX 11 IIDXREDルミネスII等のゲームにも楽曲を提供を行い、Child of EdenではGenki Rocketsによる「Star Line」と「Maker」のリミックスを担当している。[1]

2012年から現在に至るまで、インターネットラジオ曲「block.fm」の番組「radio REBOOT」のパーソナリティを担当。

2013年にはフルアルバム「CORE」をリリースした。[2]

ディスコグラフィー[編集]

  • Electric Eye On Me(2006年)
  • Planetary Alliance (Q'HEY + SHIN名義) (2007年)
  • CORE (2013年)

ミックスCD[編集]

  • 俺の空(1997年)
  • Maniac Love '98 The Five Year Anniversary(1998年)
  • Sound Republic(2001年)
  • Reboot #001(2002年)
  • NYSO Vol.1 - DJ Q'hey(2004年)
  • Freeze - Live at Final Reboot Maniac Love(2006年)

脚注[編集]

  1. ^ next33. “DJ Q'HEY | Child of Eden - ゲーム音楽制作”. next33.com. 2021年8月12日閲覧。
  2. ^ Q'heyが『Core』をリリース · News ⟋ RA”. Resident Advisor. 2021年8月12日閲覧。

外部リンク[編集]