pya!
pya!(ぴゃ)は、個人運営による画像・動画投稿サイト[1]。2003年4月開設[1]。この種のサイトとしては早い時期の開設で「老舗ネタサイト」などと呼ばれる[1]。
画像や動画などを投稿者から集めて掲載している[1]。面白画像やフォトコラージュなどのほか、ニコニコ動画のサービス開始以前からFlashアニメやMADムービーが多数投稿され、『恋のマイアヒ』、『もすかう』、『ロイツマ・ガール』(Ievan Polkka)などは、pya!に投稿されたことで日本のインターネットで有名となったコンテンツである。また「生協の白石さん」のアンケート回答画像なども投稿されていた。
概要
画像・動画投稿サイトという性質上、pya!に掲載された画像や動画がニコニコ動画や2ちゃんねるに投稿されたり、またその逆もあり、派生作品(パロディ)がさらにニコニコ動画やYouTubeで拡散していくことも多かった。
2006年のサイト内アンケートによれば、男性利用者が73パーセント以上を占めた[2]。
2008年12月[3]から2012年2月頃まで、成人向けの姉妹サイト「pyu! (おとなのネタサイト)」がドメイン「pyu.me」にて運用されており[4]、成人向け投稿の隔離は以前から試みられていた。
管理人の自宅サーバーで運営されていたが、2012年2月、費用がかさむため同年2月29日をもっていったん終了し、レンタルサーバーへ移行することを発表[1][5]。新しいサイトは同年3月14日に公開された[6]。
2018年1月、ドメイン「pya.cc」での運用をいったん終了することを発表[7]。管理人は理由として、ドメインpya.ccがブラックリストに登録されていたこと、成人向け投稿と全年齢向け投稿が混在するという問題があること、プログラムコードが複雑になりメンテナンスに支障を来たしていることを挙げた[7]。同年1月31日に新ドメイン「pya.tokyo」にてリニューアルサイトが公開され[8]、サイト名が「pya!」から「ぴゃ!どっと東京」に変更された[8]。旧ドメイン「pya.cc」のサイトは、同年3月に成人向け投稿サイトへと変更され、サイト名も「大人のネタサイトpya!」[9]に変更された。
商品化
2009年6月5日、Moon Light Sword によるテキスト投稿「床下の奴ら」シリーズが、雷鳥社から『床下の奴ら 庭付き・ネコ付き・一戸建て』として、pya!のコンテンツとしては初めて書籍化された[10]。四国在住の著者と猫たちの生活を描いている。
2012年10月、pya!用iPhoneアプリがココポップからリリースされた[11][12]。
脚注
- ^ a b c d e 老舗ネタサイト「pya!」が自宅サーバでの運営終了、レンタルサーバで再出発 「かなり前から赤字」 ITmedia ニュース、2012年02月22日 16時13分更新
- ^ pya! アンケート結果です (2006-09-29)
- ^ “pyu! (おとなのネタサイト)”. 2012年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月15日閲覧。
- ^ “pyu!とは”. 2012年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月15日閲覧。
- ^ ネタ投稿サイト「pya!」自宅サーバーでの運営終了へ 「レンタルサーバーで1から始めたい」 2012年02月20日 19時40分 文:あおきめぐみ
- ^ admin (2012年3月14日). “新しいpya!はじめました”. pya!. 2019年2月15日閲覧。
- ^ a b admin (2018年1月26日). “pya.cc終了について”. pya!. 2018年10月8日閲覧。
- ^ a b admin (2018年1月31日). “お知らせ No.1”. ぴゃ!どっと東京. 2018年10月8日閲覧。
- ^ admin (2018年3月3日). “読書の時間 No.1”. 大人のネタサイトpya!. 2019年2月14日閲覧。
- ^ 床下の奴ら 庭付き・ネコ付き・一戸建て|撮る|書籍|雷鳥社 Raichosha ISBN 978-4844135272
- ^ 無料:元祖ネタ系サイト『pya!』のiPhoneアプリ登場!「pya!ネタアプリ」 iStation
- ^ [1]
関連項目
外部リンク
- ぴゃ!どっと東京 - 新ドメイン、2018年1月移行
- 大人のネタサイトpya! - 旧ドメイン、2018年3月からは成人向けサイトとなっている