PND
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PND(Portable Navigation Device, Personal Navigation Device[1])は、小型の液晶モニタ、地図データの記録媒体にフラッシュメモリーを使用した、小型のカーナビゲーション装置のことである。
一般の自動車用の据付型カーナビゲーション装置よりも機能を簡略化したものが多く、本体が小型軽量であるために自動車のダッシュボードへの取付け・取外しが容易に行え、持ち運びがしやすい事を特長としている[2]。四輪車での利用以外にもバイク、自転車、歩行者等にも利用されている。
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[編集] 機能
[編集] 基本機能
基本のナビゲーション機能としては、据付型カーナビゲーション機器と同様にGPS衛星からの電波信号を受信して自らの位置を求め地磁気より方位を感知して、内蔵する地図情報を画面に表示する。製品によっては、加速度センサやジャイロセンサを内蔵することでGPSより細かな動きも表示可能としたり、FM多重放送のVICSを受信して渋滞情報などを画面に表示するものもある。[3][出典 1]
[編集] 付加機能
付加的な機能として、外部ケーブルによってデータを取り込んだりメモリーを本体に差すことで、音楽や動画、写真を再生したり、PCと接続して情報をやり取りする機能を持つものもある。ワンセグテレビ放送を視聴することが出来る機種も日本国内市場や韓国市場向け製品では多くあるが、ラジオは搭載されていない機種が多い。[4][出典 1]
[編集] 本体
[編集] 構成
ほとんどの製品では文庫本程度の大きさの筐体に液晶ディスプレイを備え、GPSアンテナとスピーカー、充電式電池を内蔵しており[5]、多くがUSB端子やメモリーカードスロットを装備している[6]。車載用キット以外にオートバイ専用取り付けキットも存在する。多くの機種はタッチパネルで操作することが出来る。
[編集] ソフトウェア
OSとしてLinuxをベースとした各社のオリジナルOSやMicrosoft Windows CEなどが採用されている。ナビゲーションソフトは、車載組み込み型のナビゲーション機器と比較するとハードウェアの制約がある分、さほど高機能とは言えないが、車載以外での利用を考慮して、専用のナビゲーションモード(徒歩なら一方通行は無視するなど)を持つ機種もある。
[編集] 動向
[編集] 日本市場
日本のカーナビ・メーカーは廉価なPNDを拡販しても自社が得ている既存の据付型カーナビ市場を狭めてしまう可能性や、そもそも日本市場ではPNDが受け入れられないことも考慮してPNDの開発に消極的であったが、2006年末には三洋電機がミニゴリラを発売し人気を博したり、一度カーナビから撤退したソニーもSony Mobileから発売するなど、他のメーカーからも製品が市販されるようになり、好調な滑り出しを見せた。据付型カーナビを含めた2008年の日本国内のカーナビ販売台数は168万2000台であり、その内、約43%の71万6000台がPNDであった[7][8][出典 1]。また、従来の据付型カーナビと異なり、自動車に取付ける場合でも簡単なものが多く、販売チャネルがそれまでの自動車用品店に限らず家電量販店でも扱えることもあり、携帯型情報機器を得意とするメーカーに参入の機会が見込まれる。
[編集] 日本以外での市場
中国、台湾、韓国などのOEM / EMSメーカーが製造した機器に、自社ブランドをつけて販売する新規参入メーカーも多く、ヨーロッパではオランダのTomTom社が大きなシェアを持っている。
[編集] PNDメーカーと製品
- 三洋電機コンシューマエレクトロニクス:ミニゴリラ
- Sony Mobile
- クラリオン:DrivTrax ドリブトラックス
- パナソニック:stradapocket
- ヒューレット・パッカード(hp)
- ユピテル
- ツインバード工業
- 富士通テン
- ガーミン(Garmin)
- Mio Technology(ミオ)
- TomTom
- エディア
- オリヂナル工芸
- Trywin
[編集] 注釈
- ^ "Personal Navigation Device"の略であり国際的にもそれが一般的であるが、現在では"Portable Navigation Device"とする向きもある
- ^ 容易に取り外せて単体で使用可能なため「車上荒し」に遭わないよう注意が必要である。
- ^ ソニーは加速度センサやジャイロセンサに加え気圧センサを搭載した製品を持つ。
- ^ パイオニアでは「ウィジェット」と呼ぶ天気予報等のいくつかの情報を画面に表示する機能を備えた製品を持つ。
- ^ 内蔵電池の他に自動車や家庭用電源からの電源供給も可能である。
- ^ メモリーカード(SDメモリーカードなど)やUSB端子を利用してファームウェアや地図の更新が可能であるものが一般的である。
- ^ 日本国内の据付型とPNDを合わせたカーナビ販売台数は2005年:134万8000台、2006年:141万9000台、2007年:163万3000台、2008年:168万2000台とやや頭打ちの傾向があり、それも合わせて考えればPNDは善戦しており、2009年には50%を超えると予想される。
- ^ パナソニックでは2009年6月から海外EMSを国内製造に切り替えて日本国内のPND市場に本格参入する予定である。

