プレイバイウェブ

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プレイバイウェブ (play by web 略称 PBW) は、「プレイバイメール」(「メールゲーム」「メールRPG」)と呼ばれる多人数同時参加型ゲームの類型である。

行動宣言と結果通知の手段としてウェブを利用するため「プレイバイウェブ」と呼ばれている。郵便媒体のPBMが主流であった時代は1ターン=1か月を10回前後、1つのシナリオに数十名から ときには100名以上のプレイヤーが参加するのが普通であったが、ネット媒体のPBWでは1ターンのサイクルは大幅に短縮され、また1シナリオあたりの定員も数名 - 十数名程度と細分化され、一般的なTRPGに近くなった。

かつての商業PBMには高額なキャラクター登録費、継続会費を必要とするものが多かったが、現在の商業PBWではキャラクター登録と交流用掲示板だけなら無料、必要に応じて様々なオプションサービスに課金するというスタイルが主流になっている。MMORPGでいうところのアイテム課金制に近い。

商業PBWの安定した運営には、MMORPGとまではいかなくてもそれなりの技術力が必要であり、郵便媒体からネット媒体への過渡期に技術的なハードルを見誤ってシステムの開発・運用に失敗し、時代の波に乗れず消えていったPBM企業もあった。

目次

[編集] 運営会社

クラウドゲート(旧テラネッツ)
2001年からプレイバイウェブを運営開始。
もともとはプレイバイメールとして「メールトークRPG(MTRPG)」を運営していた会社であるが、2001年に当時のPBM業界としては初めて、ウェブ専用という形式でのゲームを開始した。
なお、クラウドゲートではPBWではなく「WTRPG(Web Talk Role Playing Game)」という用語を使用している。また、WT5以降は「MMORPG」という呼称もしているが、コンピュータゲームを指す「MMORPG」とは異なる。
代表作
学園退魔戦記ZERO(WT1)
武神幻想サムライキングダム(WT2)
アクスディア〜神魔戦記〜(WT3)
エターナルヴォイス Legend 〜聖獣の息吹〜(WT4)
Asura Fantasy Online(WT5)
Beast's Night Online(WT6)
Catch the Sky 〜地球SOS〜(WT7)
The Soul Partner 〜next asura fantasy online〜(WT5sp)
舵天照 DA-TEN-SHO(WT8)
エリュシオン(WT9)
トミーウォーカー
2003年から運営開始。
クラウドゲートに所属していたスタッフが独立し設立した会社。(PBWメインだが、TRPGにも関与)
代表作
無限のファンタジア(TW1)
シルバーレイン(TW2)
エンドブレイカー!(TW3)
ツクモガミネット
2006年から運営開始。
厳密には会社ではなくLLPであり、運営者自体はサークルと名乗っている(PBW専業)。
代表作
銀幕★輪舞曲
螺旋特急ロストレイル
レクシィ(REXi
2007年から運営開始。
クラウドゲートに所属していたスタッフが独立し設立した会社(PBW専業)。
代表作
Justice&Jokers
神代七代 学園X
SINN
フロンティアワークス・フロントメディア
2009年から運営開始。
アニメ関連企業とモバイルコンテンツ企業の一部門としてPBWが運営されている。
PBW部門のチーフプロデューサー雑賀寛はかつての商業PBM最大手、ホビー・データの元社長である。
その他運営スタッフ・マスター陣にもホビー・データ出身者が多く、事実上「ホビデの復活」と呼べる顔ぶれ。
代表作
蒼空のフロンティア
遊友館
2009年から運営開始。
クラウドゲートに所属していたスタッフが独立し設立した会社(PBW専業)。
代表作
宵闇幻影奇譚

[編集] PBWの特徴

現在、商業サービスとして提供されているPBWと、旧来の郵便媒体のPBMと比較した場合、以下の点が進化しているといえる。

  • 決められた期限内であれば、プレイヤーはキャラクターに取らせたい行動(プレイングと呼ばれる)を何度でも変更できる。
  • 公式サービスとしてWeb掲示板や電子メールに準ずるものが用意されており、交流の簡便さがはかられている。
  • キャラクターデータや過去の成果物(リプレイ、リアクションと呼ばれる)を容易に参照できる機能が用意されている。
  • シナリオ単位で参加することができるゲームが多いため初期費用が安価となる傾向がある。
  • 自分のキャラクターに関するイラストや音声を有償で発注できるサービスがある。

もちろん、その上でMMORPGと違ったPBMの利点、「プレイヤーの辿った冒険を他のプレイヤーは体験出来ない」「世界情勢に影響を与えやすい」と言った要素は継続して存在している。その一方で、プレイヤー対立要素などのやりにくくなった事もあり、旧来のPBMのプレイスタイルをとる人にとってはプレイしづらくなってきている面はある。

また、近年はMMORPGに飽きて移ってきたユーザ層や、キャラクターになり切ってチャットで交流する通称「なりちゃ」からキャラクター独自のイラストが保有できるという理由で流入したユーザなど旧来のPBMでは考えにくかったユーザ層の拡大により、遊び方が多様化してきている。増え続ける様々なユーザ層を如何にして定着させていくためにどのような運営を行っていくかが注目される。


[編集] PBM/PBW各社での用語の違い

PBM/PBW各社では、同じことを表していても、使用している用語が異なることがある。

参考として、その一例を下記に示す。 なお、母体となるPBM会社が使用している用語を、PBWで引き継ぐことが多い傾向が見受けられる。

PBM/PBW各社での用語の違い
凡例 PBM:遊演体 PBM/PBW:クラウドゲート
PBW:トミーウォーカー
PBW:レクシィ
PBW:遊友館 PBM:ホビーデータ
PBW:フロンティアワークス
参加者 プレイヤー プレイヤー(PL) プレイヤー プレイヤー(PL)
キャラクタにとらせたい行動を送付する行為 リプライ プレイング プレイング アクション
シナリオおよび成果物作成者 マスター マスター(MS) ライター マスター(MS)
完成した小説的な成果物の名称 リアクション リプレイ リプレイ リアクション

[編集] 関連事項

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス