PASGT
PASGT(Personnel Armor System for Ground Troops、パスゲット)は、アメリカ軍で採用されていたボディアーマーと戦闘用ヘルメットの名称である。
PASGTヘルメット (Personnel Armor System for Ground Troops Helmet) とPASGTベスト (Personnel Armor System for Ground Troops Vest) から構成されている。
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PASGTヘルメット [編集]
PASGTヘルメットは、M1ヘルメットの後継として採用された戦闘用ヘルメット。K-ポットやフリッツ(ドイツ軍のシュタールヘルムに似ているため、「フリッツ」とはドイツ兵を意味するアメリカ軍内部のスラング)という俗称が存在する。
M1ヘルメットは鋼鉄製だったが、PASGTはケブラー製になっており、重量はエキストラスモールで3.1ポンド、エキストララージで4.2ポンド。NIJ規格レベルIIの防護性能を有しており、9mmパラベラム弾や.357マグナム弾などの拳銃弾や砲弾の破片などを阻止することが出来るが、小銃弾を防ぐことは出来ない。ヘルメット前部にはAN/PVS-7やAN/PVS-14などのナイトビジョンを装着することが可能となっている。
使い勝手に優れたそのデザインはNATO加盟国や日本など西側諸国の軍隊や警察特殊部隊で広く採用され、冷戦終結後はロシアや中国などでも採用されている。なお戦闘用ではないが東京消防庁でも材質のみ強化プラスチックとしたほぼ同型の救急ヘルメットが用いられている。
PASGTヘルメットは旧式化が進んだため、アメリカ陸軍とアメリカ空軍ではACH(Advanced Combat Helmet)に、アメリカ海兵隊とアメリカ海軍ではLWH(Lightweight Helmet)にそれぞれ更新された。
PASGTベスト [編集]
PASGTベストは、アメリカ軍でM-1969の後継として採用されたボディアーマー。M-1969で使用されていたナイロンではなく、ケブラーを採用している。重量は約9ポンド。
NIJ規格レベルIIIAの防護性能を有しており、.44マグナム弾や砲弾の破片などを阻止することができるが、小銃弾を阻止することは出来ない。
旧式化が進んだため2000年代前半にインターセプターボディアーマーに更新された。