札幌飛行場

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札幌飛行場(さっぽろひこうじょう)とは、以下の空港のことを指す。


札幌飛行場(Sapporo Airfield)
丘珠空港(Okadama Airport)
Okadama airport01.JPG
IATAOKDICAORJCO
概要
空港種別 軍民共用
設置 防衛省
運営者 陸上自衛隊
国・地域 日本の旗 日本
所在地 北海道札幌市
運営時間 7:30-20:30(JST)
所在部隊 北部方面航空隊
第7飛行隊
第11飛行隊
北海道防災航空隊
北海道警察航空隊
標高 8 m / 26.2 ft
座標 北緯43度7分3秒 東経141度22分53秒 / 北緯43.1175度 東経141.38139度 / 43.1175; 141.38139
ウェブサイト 丘珠空港
滑走路
方向 ILS 全長×全幅(m) 表面
14/32 NO 1,500×45 舗装
札幌飛行場(1985年) 国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を元に作成。
1階 航空会社カウンター(全日本空輸就航時)
1階 到着ロビー
2階 搭乗待合室入口付近

札幌飛行場(さっぽろひこうじょう)は、北海道札幌市東区丘珠町の陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場であり、共用する民間施設や通称は「丘珠空港(おかだまくうこう、英称:Okadama Airport)」と呼ばれる。

目次

[編集] 概要

札幌飛行場は、陸上自衛隊の専用飛行場であったが、昭和36年に公共用飛行場として指定され、民間機の乗り入れが開始されると空港施設の名称から「丘珠空港」と通称されている。札幌市中心部より直線距離6 km(バスで約30分)に位置しており、都市型空港として利便性の高い空港である。道外定期路線、ジェット旅客機の発着は行われていない(プライベートジェットは飛んでおり、道外からも飛来する)。

北海道内各都市への定期便の発着のほか、札幌観光の遊覧飛行、ビジネスジェット北海道警察札幌市消防局・北海道防災ヘリの防災基地、国土測量、報道取材としても使用されており、大都市札幌市の空の玄関口及び北海道内の拠点空港として、重要な役割を担っている。

設置管理者は防衛省となっており、陸上自衛隊丘珠駐屯地があり、共用飛行場となっている。

利用客数は近年は約36万人を前後しているが、全日本空輸グループが本空港より撤退(後述)したことにより、利用客の減少が危惧されている。

滑走路は14/32方向に1500mであり、平行誘導路は無い。滑走路とエプロンの間には距離があり、2本の取付誘導路がエプロンと滑走路両端を結んでいる。着陸帯の幅は300mであるが、計器着陸には対応していない。

滑走路南端のほど近くには、国土交通省札幌航空交通管制部があり、ICAOが定める福岡FIR管制空域のうち、北海道全域及び北東北航空路管制を行っている。

空港ターミナルビルは滑走路南側に1棟あり、国内線で使用している。ボーディングブリッジは設置されていない。ターミナルビルから飛行機までの間は屋外を徒歩により通行することになるが、冬は路面凍結により歩きにくく転倒の危険性があった。このため2005年に、空港の駐機場としては全国初の歩行者用ロードヒーティングが整備されている。

空港ターミナルビルに隣接するエプロンにはプロペラ機用5バースがあり、他に小型機用のスポットも有する。

かつては北海道航空協会主催の航空ショーである航空ページェントが隔年開催されており、 陸海空自衛隊機や公官庁保有機、個人オーナー含む民間機、米軍機も参加する盛大なものであったが2008年の第25回をもって終了した。

定期便については「ジェット機は千歳」、「プロペラ機は札幌」という棲み分けができていたものの、1980年代後半に入るとエアーニッポンが使用していた日本航空機製造YS-11が老朽化し、使用機材をジェット機に切り替え、発着空港を新千歳空港へ移転する公算が大きくなった。北海道及び札幌市は、空港を引き続き活用させるべく滑走路を1,800mに延長する計画を進めたが、騒音増大を危惧する住民運動が活発になったこと、一都市圏にジェット機が離着陸する空港を二つも抱えることの是非なども問題となり1997年にジェット機化を断念するに至った。

最終的に滑走路の延長計画は当初より縮小され、1,500mとなった。一方、エアーニッポンがYS-11の後継機種として騒音の低いターボプロップ機のDHC-8を導入し、さらには地域住民合意のもと、当時日本航空グループであった北海道エアシステムがターボプロップ機のサーブ 340を用いて参入した。結果、ダブルトラック化によって増便されたことで利便性が向上したことから、全国的にも都市型コミューター空港として注目されていた。

日本近距離航空(エアーニッポンの旧社名)が路線開設以来、北海道内路線に就航し続けていたエアーニッポンネットワーク(現:ANAウイングス)であるが、運用している飛行機が既に製造中止となったこと、冬期降雪による影響が多いこと、乗客が減少傾向である等を受け、運航を委託している親会社である全日本空輸の決定により、2010年6月末をもって当飛行場から撤退し、現在就航中の路線は新千歳空港に集約することとなった。[1][2]。全日空は、整備拠点の一本化や乗継需要を見込むことにより収支改善を図りたいとしている[3]

2009年3月下旬に全日空役員から撤退の打診を受けた北海道や札幌市は、空港の整備を続けてきたことや、観光・経済で大打撃を受けるとして断固反対する意向を示していたが[4]、叶わなかった。札幌市は空港の存続に向けて、残る北海道エアシステム便の維持に全力を挙げる予定である[5]

[編集] 沿革

  • 1942年昭和17年) - 旧陸軍により飛行場設置。資料により「丘珠飛行場」「札幌第一飛行場」「札幌新飛行場」などの名称あり。
  • 1944年(昭和19年) - 飛行場完成。滑走路長1,000 m(1,200 mとする説もあり)。
  • 1945年 - 1952年(昭和20年 - 27年) - 連合国軍(アメリカ軍)により接収。
  • 1954年(昭和29年) - 陸上自衛隊丘珠分屯地発足。
  • 1956年(昭和31年) - 旅客機の運航を開始。
  • 1958年(昭和33年) - 「札幌飛行場」となる。
  • 1961年(昭和36年) - 共用飛行場となる。
  • 1967年(昭和42年) - 滑走路を1,400 mに延伸。
  • 1974年(昭和49年) - 機材のジェット機化により、東亜国内航空が撤退。
  • 1992年(平成4年) - 新ターミナルビル完成。
  • 1998年(平成10年) - 北海道エアシステムが運航開始。
  • 2001年(平成13年) - 丘珠空港周辺のまちづくり構想に基づく丘珠空港緑地整備が始まる[6]
  • 2004年(平成16年) - 滑走路を1,500 mに延伸。
  • 2008年(平成20年) - 進入・ターミナルレーダー管制が開始される。陸上自衛隊員による初のターミナルレーダー管制である。
  • 2010年(平成22年)6月30日 - この日の運航をもって全日本空輸(エアーニッポンネットワーク)が撤退、新千歳空港に一本化。
  • 2011年(平成23年)6月1日 - 北海道エアシステムが就航路線を丘珠空港に一本化。本社を空港ビル内に移転。

[編集] 施設

空港ターミナルは札幌丘珠空港ビル株式会社が運営している。 地上3階、地下1階建て(ただし、旅客エリアは1階~3階のみ)。

  • 1階 - 航空会社カウンター、到着ロビー
  • 2階 - 出発ロビー、搭乗待合室
  • 3階 - 送迎デッキ(無料)、見学者ホール、会議室

有料駐車場 - 360台

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[編集] 就航路線

以下は丘珠空港便は休廃止となったが、新千歳空港には就航している路線

[編集] アクセス

本数・運賃等の詳細は、該当項目や公式サイトにて最新情報を確認されたい。

[編集] バス

[編集] 鉄道

[編集] 新千歳空港発着便との乗り継ぎ

  • 新千歳空港発着便との乗り継ぎに必要な時間は150分以上。新千歳空港への交通機関がある麻生駅や札幌都心にて乗り継ぐことになる。

[編集] 配属部隊

[編集] 陸上自衛隊(丘珠駐屯地)

※駐屯地開放の際に、当駐屯地所属のOH-6Dヘリによるアクロバットチーム「ノーザンレディバード(北のテントウ虫)」が臨時編成され、アクロバット飛行を披露する。

[編集] 地方自治体

  • 北海道防災航空隊
    • ベル412EP「はまなす2号」 (JA6775)
    • ベル412SP「すずらん」 (JA9686):リース機
  • 北海道警察航空隊
    • ベル206B「ぎんれい1号」 (JA9413)
    • EC135P1「ぎんれい2号」 (JA02HP)
    • AS365N2「だいせつ1号」 (JA6727)
    • ベル412EP「だいせつ2号・3号」 (JA6772, JA01HP)

[編集] ヘリコプター関連

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

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  1. ^ 「A-net 丘珠撤退が確定」 『北海道新聞』、2009年10月16日付朝刊、1面。
  2. ^ 「A-net 7月新千歳移転 航路維持に不透明感」 『北海道新聞』、2009年11月5日付朝刊、3面。
  3. ^A-net 丘珠撤退、新千歳に移転 函館、釧路など5路線北海道新聞 2009年4月13日付朝刊1面。
  4. ^ 「A-net丘珠撤退検討 観光、経済に打撃」 北海道新聞、2009年4月13日付朝刊、3面。
  5. ^ 「空港存続へ札幌市窮地 A-net丘珠撤退」北海道新聞 2009年10月16日付朝刊2面。
  6. ^ 丘珠空港周辺の環境整備(札幌市ホームページ2011年2月22日)2012年1月2日閲覧
  7. ^ 丘珠空港 - 札幌市内 重要なお知らせ”. 北都交通 (2011年10月18日). 2011年11月1日閲覧。
  8. ^ 北都交通 丘珠空港連絡バスの運行について (PDF)”. 北海道エアシステム (2011年10月21日). 2011年11月1日閲覧。


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