Neko (ソフトウェア)

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猫が眠りについた後、マウスカーソルの動きに気づいて起きるまでのアニメーションをサムネイル画像で示したもの

Neko(ねこ)は、様々なOSに移植されているアプリケーションで、マウスカーソルを追いかけるを表示するソフトウェアである。

移植の歴史[編集]

初出はPC-9801シリーズ向けとされている。当時はCUIアプリケーションが動いている状況下で常駐するアプリケーションということもあり、追いかける対象はマウスカーソルではなく、テキストカーソルであった。

nekoは後に、後藤寿庵によってMac向けに移植されている。Mac版はnekoDA(デスクトップアクセサリの略)と名付けられている。nekoDAでは技術的困難さにより、猫の行動範囲を全画面とするのではなく特定ウィンドウ内とし、マウスカーソルがウィンドウ外に出るとウィンドウの端で爪を研ぐ動作、マウスカーソルがウィンドウ内に入るとマウスアイコンが鳥や魚に変わる動作、マウスカーソルが一定時間以上動かないと寝てしまう動作が盛り込まれていたという[1]。なお、ウィザードリィの開発者の1人であるロバート・ウッドヘッドは、nekoDAを見て「Cute!」という感想を述べたと言われている[1]

また、1990年、nekoDAは古場正行によってX向けに移植され、X版はxnekoと名付けられている。更に同年、加藤によって、xnekoをベースに、猫が移動可能なウィンドウ制約を取り払ったonekoが作成されている。onekoでは、マウスカーソルを画面端に移動させると画面の端で爪を研ぐといったように機能が変更されている。onekoはbiff互換のメール着信通知に対応していたが、後にPOPを用いたメール着信通知に対応させるパッチなども公開されている。

他方、xnekoはDavid HarveyによってWindows向けに移植されており、Neko for Windowsと名付けられている。Neko for Windowsでは、oneko同様、猫の移動範囲は画面全体となっている。また、設定によってマウスカーソルから逃げる動作、ウィンドウの周囲を周回する動作、ランダムに移動する動作などを選択できるほか、猫の足跡を残す機能も設けられている。

BeOS向けには、Neko the Replicatという名前で移植版が公開されている。

なお、世間に出回っているnekoの移植作品の猫画像は、ほとんどnekoDA作者の後藤によって作成されたもの(および各移植先プログラムで扱いやすいように画像変換されたもの)である。後藤は「絵の使用に関しては完全にフリーである。フリーウエア作家が使用することは制限しない。」と語っているという[2]

派生作品[編集]

oneko-sakura
onekoをベースに、猫衣装の木之本 桜がマウスカーソルを追いかけるように改変されたもの。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 後藤寿庵とパソコン Part4”. 2009年7月21日閲覧。
  2. ^ Onekoの版権について”. 2009年7月21日閲覧。 - 「版権の確認」節より

外部リンク[編集]