ニュージーランド・ドル

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ニュージーランド・ドル
ISO 4217
コード
NZD
中央銀行ニュージーランド準備銀行
 ウェブサイトwww.rbnz.govt.nz
使用
国・地域
ニュージーランドの旗 ニュージーランド
インフレ率1.9%(ニュージーランドのみ)
 情報源ニュージーランド準備銀行、2019年12月
ペッグしている
通貨
クック諸島ドルの額面
補助単位
 1/100セント
通貨記号NZドル、NZ$、NZD
セント¢l
硬貨10¢20¢50¢$1$2
紙幣$5$10$20$50$100

ニュージーランド・ドル(New Zealand dollar)は、ニュージーランドの他、クック諸島トケラウニウエピトケアン諸島で用いられる通貨である。1967年7月に旧ニュージーランド・ポンドに代わり登場した。NZDNZ$などとも略される。愛称はキーウィドル。紙幣・硬貨はニュージーランド準備銀行が発行する。

硬貨[編集]

NZ$の硬貨は、10¢、20¢、50¢、$1、$2の5種類。10¢のコインは銅貨で、20¢、50¢のコインは銀色、$1、$2のコインは金色である。

デザイン[編集]

ニュージーランド・ドル硬貨の表側はすべて女王エリザベス2世。 硬貨裏側のデザインは以下の通り。

廃止硬貨[編集]

1¢、2¢、5¢硬貨が存在し流通していたが、貨幣価値が低いため、1¢、2¢硬貨は1990年に、5¢硬貨は2006年に廃止された。

2006年の切り替え[編集]

大きく重いニュージーランドの硬貨を改良するため、2004年11月11日、ニュージーランド準備銀行は新硬貨の導入を発表した。現在流通している硬貨はやや小さく、軽い素材により作られている。旧硬貨は2006年10月31日に使用廃止され、新硬貨へ両替された。

紙幣[編集]

NZ$の紙幣は1999年以降ポリマー紙幣で、$5、$10、$20、$50、$100の5種類である。1999年5月に第6版の支払いが開始された。その後、肖像人物や主なモチーフや主色を変えずにデザインを一新した第7版が発行された。第7版の$5と$10は2015年10月、$20と$50と$100は2016年5月に支払い開始されている[1][2]

デザイン[編集]

ニュージーランド・ポンド時代から数えて第3版の紙幣が1967年の通貨単位切り替えに際して発行されたが、第3版と第4版(1981年支払い開始)の肖像はすべてニュージーランド女王エリザベス2世であった。第3版のすかしはジェームズ・クックであった。1990年支払い開始の第5版から第7版までは以下のデザイン構成である[2]。裏面のモチーフはニュージーランド固有種の鳥である。

ニュージーランド・ドル紙幣のレイアウト
額面 主色
$5 エドモンド・ヒラリー(登山家) キンメペンギン
  
$10 ケイト・シェパード女性参政権獲得活動家) アオヤマガモ
  
$20 エリザベス2世ニュージーランド女王 カレアレア英語版(ハヤブサの一種)
  
$50 アーピラナ・ンガタマオリ族出身の政治家) コカコ
  
$100 アーネスト・ラザフォード(物理学者) キイロモフアムシクイ
  

第7版では英語に加えてマオリ語で表に「TE PŪTEA MATUA」(準備銀行)、裏に「AOTEAROA」(ニュージーランド)と併記されている[3]

記念紙幣[編集]

2000年のミレニアムを記念し、記念$10紙幣が販売された。緑インクを用いたケイト・シェパードとアオヤマガモの肖像紙幣とは異なり、青インクを用いたニュージーランドの過去と未来を表す図柄が採用された紙幣である。記念紙幣として販売されたが、通常の紙幣と同様、一般流通している。

為替レート[編集]

対ドル 対円
対ドル
対円
現在のNZDの為替レート
Google Finance: AUD CAD CHF CNY EUR GBP HKD JPY/円USD
Yahoo! Finance: AUD CAD CHF CNY EUR GBP HKD JPY/円USD
Yahoo! ファイナンス: AUD CAD CHF CNY EUR GBP HKD JPY/円USD
XE: AUD CAD CHF CNY EUR GBP HKD JPY/円USD
OANDA: AUD CAD CHF CNY EUR GBP HKD JPY/円USD

脚注[編集]

  1. ^ New Zealand's banknotes ニュージーランド準備銀行 2016年12月13日閲覧
  2. ^ a b The history of banknotes in New Zealand ニュージーランド準備銀行 2016年12月13日閲覧
  3. ^ Reserve Bank values Te Reo Radio New Zealand News (2014年11月21日) 2016年12月18日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]