NO MORE HEROES

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NO MORE HEROES
NO MORE HEROES 英雄たちの楽園
NO MORE HEROES RED ZONE Edition
ジャンル 殺し屋アクションアドベンチャー
対応機種 Wii
PlayStation 3
Xbox 360
Nintendo Switch
開発元 グラスホッパー・マニファクチュア
マーベラスエンターテイメント
フィールプラス(英雄たちの楽園)
AQインタラクティブ(RED ZONE Edition)
発売元 日本の旗マーベラスエンターテイメント
アメリカ合衆国の旗 ユービーアイソフト
欧州連合の旗Rising Star Games
人数 1人
メディア 12cm光ディスク(Wii)
発売日 Wii
日本の旗 2007年12月6日
アメリカ合衆国の旗 2008年1月22日
欧州連合の旗 2008年3月14日
PS3, Xbox 360(英雄たちの楽園)
日本の旗 2010年4月15日
PS3(RED ZONE Editon)
日本の旗 2011年7月21日
Switch
世界の旗 2020年10月28日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)(Wii / 英雄たちの楽園PS3版)
CEROZ(18才以上のみ対象)(英雄たちの楽園360版 / RED ZONE Edition / Switch)
ESRBM(17歳以上)
PEGI: 16+
USK: 16
OFLC: MA15+
コンテンツ
アイコン
犯罪
暴力(Switch)
売上本数 (Wii版)
(全て出荷本数)
日本の旗 4万本
アメリカ合衆国の旗 20万本
欧州連合の旗 16万本
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NO MORE HEROES』『ノーモア★ヒーローズ』は、2007年12月6日に発売されたグラスホッパー・マニファクチュア開発、マーベラスエンターテイメントからプロデュース・発売のWiiゲームソフト

発表当初はこの2社に加え、発売元がスパイクの3社共同プロジェクトを予定していたが、2007年6月22日にスパイクがプロジェクトから外れ、マーベラスエンターテイメント単独での発売になったことが公表された。

2010年4月15日にはPlayStation 3/Xbox 360移植版『NO MORE HEROES 英雄たちの楽園』が、2011年7月21日にはZ指定となったPlayStation 3用ソフト『NO MORE HEROES RED ZONE Edition』が発売。また、2020年10月28日にはNintendo Switch移植版が続編の『NO MORE HEROES 2 DESPERATE STRUGGLE』と同時発売された[1]

概要

米国暗殺者協会(UAA)第11位の殺し屋に認定された主人公トラヴィス・タッチダウンが10人のランカーを殺し、ランキングトップになることが目的のアクションアドベンチャーゲーム

アメリカ西海岸をモデルとした街『サンタデストロイ』が舞台で、須田剛一が製作した作品としては、自由度の高いゲームシステムが特徴。本作では、過去に発表された須田のゲームでは要所では見られた「バカゲー」としての要素を、登場人物、物語、演出、設定、ゲームシステムやエンディングに至るまで、徹底して全面に散りばめている。また、デモシーンに限らずゲーム全体を通して、登場キャラクター台詞にいわゆる英スラングが無数に飛び交う。また、玉井健二水口哲也がプロデュースするユニットである元気ロケッツの『Heavenly Star』がゲーム内に収録されている(Wii版のみ)。

全世界出荷ベースでは40万本ベース(国内出荷4万本、北米出荷20万本(セルスルー10万本以上)、欧州受注16万本)にも及ぶ[2]。また、年末にはEdgeの「Top 30 of 2008」で9位、英国テレグラフ紙の「Top50」では8位、Gamasutra Best of 2008の4位にそれぞれランクイン。

ストーリー

流れ者の殺害依頼を受けた殺し屋トラヴィスの前に立ちはだかったイケメン暗殺者ヘルター・スケルター。
壮絶な戦いの末、ヘルターを倒すことに成功したトラヴィス。そこに『全米殺し屋協会』(通称、UAA)のエージェントを名乗る女性シルヴィア・クリステルが現れ、トラヴィスを勝手にUAA第11位の殺し屋に認定する。「10人のランカーを殺してランカートップになりたくない?」というシルヴィアの提案にノリノリのトラヴィス。そしてトラヴィスのスリリングな物語が始まる。

ゲームシステム

ゲームの流れ

10人のランカーを殺害してランキングトップになる事が最終目的であるが、1つ上のランカーに挑むには多額の参加費が必要。そこで、特定の施設でバイトや殺し屋としての依頼を探し、稼いだお金(LB$)をUAAに振り込んでランキング戦への挑戦権を得る。そのランキング戦に勝利することで、初めて新たなランカーに認定されるという形になる。稼いだお金は武器の強化やトラヴィスの着るTシャツの購入に使うことも可能。

戦闘

戦闘は主にトラヴィスの武器「ビーム・カタナ」を使って進めていく。 基本攻撃はAボタンで繰り出し、とどめを刺す際にWiiリモコンを振る形となる。基本攻撃はWiiリモコンを傾ける角度によって上段・下段と斬り分ける事が可能。上段攻撃は素早く繰り出すことが出来、下段攻撃は大振りだがリーチが長く、攻撃力が高い。Aボタンを長押しすれば溜め攻撃が繰り出せる。

ビーム・カタナを使用するには電力を要し、充電が切れるとビーム・カタナは使えなくなってしまう。その場合落ちているバッテリーパックを拾う、Wiiリモコンを振って非常用チャージをするなどして電力回復(リロード)する必要がある。

また、ビーム・カタナ以外にもスープレックスなどといったプロレス技による攻撃が可能。

ランキング戦でトラヴィスの体力が0になると「今のランキング戦をもう一度挑戦する」か「サンタデストロイの街に戻る」のどちらかになる。

日本版と北米版の相違点

  • 一部の残虐な表現があるムービーシーンの修正。
  • 出血量は北米版が若干多い。
  • 日本版では敵を倒すと灰のように崩れ落ちるが、北米版では敵の首が落ちる。

「英雄たちの楽園」とWii版の相違点

  • HD仕様に伴い、グラフィックが大幅に向上している。キャラクターのディテールもより原画に近づいている。
  • 日本語吹替が追加収録。
  • ゲームパッドによる操作となっている。
  • 元気ロケッツの「Heavenly Star」に代わり、アレンジサントラに収録された楽曲等を使用している。
  • スロットで得た必殺技をストック出来る。
  • 自宅で既に見たボス戦などのデモシーンを見る事が出来る。
  • 使用したプロレス技が表示される。
  • 360版は区分がZ指定であり、残酷な描写を一部追加している。

等いくつかの変更点がある。

「英雄たちの楽園」では、PS3版・Xbox360版共に頻発するフリーズや異常に長いロード、ムービーの音ズレ、放っておけば大量に溜まりフリーズや本体の故障を引き起こす原因となるキャッシュの問題等に対して苦情が相次いだ。 現在は音ズレや実績関係の細かいバグが修正されたパッチが配布されているが、依然としてフリーズやロードの問題は解決していない。

「英雄たちの楽園」と「RED ZONE Edition」の相違点

  • Z指定となり、北米版同様の出血・身体の一部欠落表現が追加。
  • PlayStation Move対応。これによりWii版に近い遊び方が可能になった。通常コントローラーも使用可能。
ただしSIXAXISコントローラーでは動作しない症状が起きている(7/26配信のパッチで修正)。
  • 続編『NO MORE HEROES 2 DESPERATE STRUGGLE』から5人のボスが追加参戦。
  • 未収録となっていたミッションを追加。
  • 初回ダウンロードコンテンツによってバイクのカラーリングと、新たなビーム・カタナが追加される。
  • テクスチャ解像度の向上。より鮮明な映像となっている。
  • 価格が安くなっている。
  • 日本語吹替が廃止。
  • 前作にあったバグ関係は修正されている。またロード時間も短縮されている。

登場人物

ランカー

トラヴィス・タッチダウン(Travis Touchdown) 第11位
声:ロビン・アトキン・ダウンズ/中井和哉
本作の主人公。ジャパニメーション格闘技映画オタクのしがない青年殺し屋。中でも劇中劇の魔女っ娘アニメ『純白の恋人 ビザールジェリー』をこよなく愛している。ライトセーバーに似た武器「ビーム・カタナ」を使うのも『スター・ウォーズ』好きが高じたもの。UAAランキング第11位の暗殺者ヘルター・スケルターを倒したことでUAAランキング第11位に新たに認定されてしまう。シルヴィアに乗せられてUAAランキング1位を目指す。殺し屋らしく、敵を殺すことに躊躇はない一方で女性に弱いところがある。
モデルとなったキャラはMTVの人気番組『ジャッカス』のメンバーであるジョニー・ノックスヴィル
ヘルター・スケルター(Helter Skelter) 元・第11位
声:ディー・ブラッドリー・ベイカー
白い長髪に赤い瞳、胸を大胆に開けたシャツを着込んだ、流れ者の美形暗殺者。武器は二丁拳銃と超小型ミサイルガトリングを仕込んだ両腕にはめる筒。葉巻を愛飲している。流れ者の殺害依頼を受けたトラヴィスの手で殺される。トラヴィス曰く「強いのか弱いのかもよくわからない奴」。ニヒルでクールな、典型的ダークヒーロー像を皮肉ったようなキャラクター。
因みにヘルター・スケルターとトラヴィスのバトルは、ゲーム中ではオープニングのワンシーンに途切れ途切れに使われているのみ。発売前のトレーラーでは戦闘シーンの完全なバージョンを見ることができる。
デスメタル(Death Metal) 第10位
声:J・グラント・アルブレット/成田剣
サンタデストロイのはずれの豪邸に住む男。表社会ではタウンゼント伯爵の名前で通っており、『デスメタル』は職業名である。聖剣(ホーリーソード)とあだ名される凄腕であり、企業専属の殺し屋であるらしい。全身の刺青が特徴で、背中には「六道最下層」と入れられている。毎日のように美しい女性達を招いて刹那的な日々を送っている。
武器はオレンジ社製のビーム・カタナの一種。身の丈ほどもある大型のビーム・カタナでのダイナミックな剣技に加え分身なども使う。
「ただ強い奴を決める」ためだけにランカートップを目指すトラヴィスを見て「何も分かっていない」と忠告した。
ドクター・ピース(Dr. Peace) 第9位
声:リチャード・マッゴーネイグル/大塚周夫
黒い噂の絶えない悪徳刑事。ダンディな髭に、どことなくウェスタン映画を思わせる服装をしている。武器は黄金の改造リボルバー2丁。不正捜査、密売、横流しなど悪行ならなんでもござれの、人呼んで“犯罪のデパート”。離婚歴があるらしく、ランカー戦の前に高級レストランで食事を取り娘とカラオケに行ったらしいが、一度も目を合わせてもらえなかったと言う。愛娘のためにカラオケのレパートリーを増やしたい。
UAAランカー戦の舞台にドーム球場を選び、素晴らしい歌声を披露。彼の歌はシングルCDとして、グラスホッパー・マニファクチュアのホームページで販売されている。
シノブ(Shinobu) 第8位
声:キンバリー・ブルックス/喜多村英梨
サンタデストロイのハイスクールに通う女子高生。白いアフロヘアーに褐色の肌を持つ。武器は日本刀だが、女子高生らしくストラップなどで飾り立てられている。学園では素性を隠しているためトラヴィスが訪れた際自分の正体を知った人間を皆殺しにしてからランカー戦に挑んでいる。武士道精神を重んじており、外見の割に言葉遣いも古めかしい。ソニックソードと呼ばれる、真空波のような飛ぶ斬撃を操る。
本名はスカーレット・ジェイコブス。トラヴィスが師と仰ぐプロレスラーの実の娘であり、ビーム・カタナで殺された事からトラヴィスを仇だと思い込んでいた。
デストロイマン(Destroyman) 第7位
声:ジョシュ・キートン/坂口候一
筋骨隆々の、アメリカンヒーローのような体型の男。普段はあるお堅い職業に勤めているが、アメリカン・スーパーヒーローになりきって殺し屋活動に勤しむという裏の顔も持つ。
変身前はいたって腰が低いのだが、FSXコンバータと呼ばれる装置によってデストロイマンに変身するや、尊大な口調に変わる。ヒーロー然とした風体でありながら姑息で卑怯な性格であり、騙まし討ちも厭わない。「デストロイビーム」、「デストロイスパーク」、「デストロイキャノン」といった必殺技で攻撃を仕掛ける。
ホリー・サマーズ(Holly Summers) 第6位
声:キム・メイ・ゲスト/折笠富美子
モデル業を生業とする女性の殺し屋。セクシーな衣装に身を包んだ可憐な外見とは裏腹に、シャベル小火器を使ったゲリラ戦法を得意とする。左足の義足には小型ミサイルが多数格納されており、悩ましいポージングと共にフィールド中にばら撒いてくる。
彼女との戦いは、トラヴィスの心に変化をもたらす要因となる。
レッツ・シェイク(Letz Shake) 第5位
声(レッツ・シェイク):ディー・ブラッドリー・ベイカー/佐藤せつじ
声(Dr.シェイク):フレッド・タタショア
緑色のモヒカンヘアと背中のギターが印象的な男性の殺し屋。普段はパンクバンドのボーカルであるらしい。
Dr.シェイクという名前の巨大な地震発生装置を用いる。Dr.シェイクは巨大な円筒状のマシンに、カプセルに包まれたこれもまた巨大な脳がくっついているというもの。赤いスコープで照準を定めマグニチュード100の局地的大地震を起こして対象を殺害するという、大掛かりな戦闘スタイルの持ち主。
Dr.シェイクの地震発生までのプロセスは、『宇宙戦艦ヤマト』の波動砲の発射プロセスをイメージしたものらしい。
ハーヴェイ・モイセイェヴィチ・ヴォロダールスキー(Harvey Moiseiwitsch Volodarskii) 第4位
声:ジェームズ・ホラン/遊佐浩二
表社会では世界的なマジシャンとして名を馳せる男。顔半分を隠すマスクをつけている。二人のアシスタントがおり、口癖は「イッツショータイム!」。
武器は2本のステッキ型ビーム・カタナ。このほかにも、ハトを飛ばして攻撃したり、画面の上下を逆にするなどのトリッキーな戦法で戦う。
名前の頭文字だけとると「HMV」。
スピードバスター(Speed Buster) 第3位
声:ミッツィ・マコール/斉藤貴美子
スピードシティと呼ばれる廃墟に住む“魔女”。トラヴィスの師匠、サンダー龍と何らかの因縁があるようである。老齢なためか、最近痴呆気味らしい。
武器は買い物カートを変形させた砲台“バスターランチャー”。鶏をイメージした形状をしている。
バッドガール(Bad Girl) 第2位
声:キャサリン・フィオーレ /三瓶由布子
ロリータファッションで身を包んだ快楽殺人者。非常に凶暴で、粗野な言動をしており、加えてビール好きのおやじギャル。趣味はコスプレ。ドーム球場の地下で、次々出てくるクローン人間を殺し続けている。劇中トラヴィスを「クソガキ」と呼び捨てるが、彼女はトラヴィスよりも年下である。
武器は木製バットであるが、これは「バッド(BAD)」と「バット(BAT)」、そして「バド(BUD)」をかけたトリプルミーニングである。
クローン人間を打ってぶつけてきたり、嘘泣きで不意打ちを仕掛けてくるなど、多彩な攻撃パターンを持つ。ピンチに陥ると酒を吹き付けたバットに火を点け、炎のバットを振り回して襲い掛かってくる。
2019年にリリースされた本シリーズ外伝『Travis Strikes Again: No More Heroes』では、父親であるバッドマンが登場するほか、追加コンテンツの一つにバッドガールが登場する。詳細は『Travis Strikes Again: No More Heroes』を参照。
ダークスター(Dark Star) 第1位
声:スティーヴン・ブルーム/玄田哲章
荒野の中の城に住む殺し屋。スーツ姿に、顔面全体を覆う兜を被っている。トラヴィスの父親を名乗る。
武器は兜に仕込んだ龍のように伸びるムチ状の巨大ビームカタナ。
モデルはダース・ベイダー

関係者

シルヴィア・クリステル(Sylvia Christel)
声:ポーラ・ティソ/井上麻里奈
米国殺し屋協会(UAA)エージェントのフランス出身の女性で、トラヴィスを誘い入れた張本人。協会のランキング戦手配などを引き受ける、やり手の美女。少々強引な性格。明らかにトラヴィスが払った費用の一部でエステに行ったりバカンスに出掛けたりもしているが、何故か紛争地帯で戦闘していた事もある。決め台詞は「さあ、狂い咲きの園へ」で、同じ台詞を彼女の母も使用している。
ナオミ博士(Dr. Naomi)
声:ヴァネッサ・マーシャル/植竹香菜
トラヴィス専用のビーム・カタナ"椿"シリーズを開発した博士。切れ者で天才肌の美女だが、気性が荒く言葉遣いも乱暴。サンタデストロイに研究所をかまえ、武器の開発や研究をしている。
実は60代という高齢であり、美の限界に挑戦するためにトラヴィスが払った料金でエステや美容整形に勤しんでいるらしい。なお、『ファミ通』での須田剛一のインタビューでは80代と言われており矛盾している。
サンダー龍(Thunder Ryu)
声:ポール・ナカウチ/小山力也
元プロレスラーの日本人ヤクザで、トラヴィスに剣術や体術を教える師匠。腰に白鞘を携えている。『アレ』が口癖。
ファイヤープロレスリングシリーズからのゲスト出演。
ランドル・ロビィコフ(Randall Lovicov)
声:フレッド・タタショア
サンタデストロイのゴールド街で一日中飲んだくれているオヤジ。人嫌い風で、諦めを含んだ話し方をする。彼の過去は謎に包まれているが、サンタデストロイ中に散らばっている『ロビィコフボール』を集めることで、多彩な技をトラヴィスに伝授してくれる。
ファイヤープロレスリングシリーズからのゲスト出演。
続編では登場しないが、その理由は『2』の限定版に同梱されているアニメ『1.5』にて判明する。また同時にトラヴィスから師と仰がれている様子もうかがえる。
ビショップ・シダックス(Bishop Shudux)
声:マット・マーサー
トラヴィスの親友であり、近所のビデオショップ「ビーフヘッド」の店長。トラヴィスにプロレスのビデオを売ってくれるほか、電話一本でバイク「シュペルタイガー」を持ってきてくれる。
どうやら彼女がいるらしいが、メールに「死ね」と延々と書かれていたらしくやる気を無くし気味。
因みに店名は三池崇史監督作品『牛頭』からで、彼も「三池」と書かれたTシャツを着ている。
マスク・ド・UH(Mask de UH)
Tシャツショップ「エリア51」店長。モデルは実在する須田剛一の友人。
ジーン(Jeane)
声:カリ・ウォールグレン/能登麻美子
トラヴィスの元恋人。別れの日から会っていないようだが、とある場所で衝撃的な再会を果たす。その際に自身の過去を話し出すが「コードに引っかかる(発売できなくなる)」とのことで早送りで語られることになる。
トラヴィスの部屋の電話横には、彼女の写真が飾ってある。
因みにトラヴィスの飼っているネコの名前でもある。
ヘンリー(Henry)
声:クイントン・フリン/小西克幸
トラヴィスのライバルで、謎めいたキャラクター。十字型のビームカタナを使う。
彼の正体は、一定の条件を満たした『真のエンディング』を見ることで明らかになる。

その他

ビーム・カタナ

ブラッドベリー
トラヴィスがネットオークションで落札したビーム・カタナ。初期装備。
椿
ナオミ博士が開発したビーム・カタナ。プロトタイプだが、バランスがよく非常に扱いやすい。
椿MK-II
ゲームが進行することで入手する「米軍のアレ」を入手後ナオミ博士に渡すと作ってもらえる。
変形型のビーム・カタナで、光刃が5本ついている。その様はまるで椿の花のようである。
威力は相当なモノだが、消費電力も重量もあるシロモノ。
椿MK-III
ゲームが進行することで入手する「日本刀」を入手後ナオミ博士に渡すと作ってもらえる。
これまでのビーム・カタナと違い、光刃が緑色である。
威力、扱いやすさ共に最強。また、エナジーセイビングパーツを購入すると充電が不要になる。

ロビィコフボール

オレンジ色に光るボール。サンタデストロイ各地に落ちている。 7つ集めてロヴィコフのもとに行くと技を教えてもらえる。全49個。

乗り物

シュペルタイガー
トラヴィスの愛車であるモンスターバイク。サンタデストロイの街をこのバイクで走る。
車両形式T-65。総排気量3,700cc。全長3,946mm。全高1,530mm。全幅1,488mm。重量1050kg。乗車定員1名。最高速度・計測不能。

バイト

ココナッツ拾い
ヤシの木にローリング・ソバットを決めてココナッツを落とし、運ぶバイト。
芝刈り
伸びたを刈るバイト。
ゴミ拾い
サンタデストロイの街に捨ててあるゴミを回収する。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドに来る車に給油する。給油の適量を守らなければならない。
地雷撤去
地雷センサーを用いて、サンタデストロイの砂浜にある地雷を撤去する。
グラフィティ・クリーニング
サンタデストロイの街の建物に描かれているラクガキを落とす。
ニャンニャン
サンタデストロイの街で逃げたネコをつかまえる。
サソリ駆除
アトミックドロップ地区にいるサソリを駆除する。サソリに刺された場合は、毒がまわらないうちに血清を打つ必要がある。
バイクジャンプ
サンタデストロイの海岸近くにあるジャンプ台からバイクで大ジャンプする。

続編

本作の続編として『NO MORE HEROES 2 DESPERATE STRUGGLE』が北米で2010年1月26日に発売され、日本では2010年10月21日に発売された。

2019年1月18日には外伝作品『Travis Strikes Again: No More Heroes』がNintendo Switch用ソフトとして発売され、PlayStation 4版、Steam版がDLCを内包したComplete Editionとして同年10月17日(Steam版は10月18日)に発売された。

その後、10年ぶりのナンバリングタイトルとして『NO MORE HEROES 3』の製作が発表された。 当初は2020年に発売する予定であったが、新型コロナウイルス感染症流行の影響により、開発体制の変更を余儀なくされ、開発体制が整った状態となったが製品クオリティを最優先に考えた結果、2021年頃に発売を延期することになった[3]

スタッフ

受賞歴

  • IGN「BEST of 2008」においてWii Best Action及びBest Storyを受賞。
  • Game SpotではBest Wii Gameを受賞、Game of the Yearにノミネート。
  • SPIKE TV主催の「VIDEO GAME AWARDS 2008」において、Best Wii Games部門にノミネート[4]
  • G4主催の「X-Play Best of 2008 AWARDS」において、Most Original Game、Best Action/Adventure Game、Best Writing(最優秀シナリオ)、Best Original Soundtrack、Best New Characterの六部門にノミネートされた[5]

脚注

外部リンク