NATURAL (漫画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
|---|
『NATURAL』(ナチュラル)は、成田美名子による漫画作品。『LaLa』(白泉社)に1995年から2001年にかけて掲載された。全11巻。1990年代の日本を舞台にした少女漫画である。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] あらすじ
長年ペルーで暮らしていたが、父がリマの大学に勤務することになり、3年前に帰国した山王丸理子と母。ある日、父から「明後日帰国する」と電話を受けるも、とある事情から少年を1人新たな家族として迎えることに。
1人で暮らしていた山王丸の父を、自身の母と共に手伝っていたため、ある程度日本語を理解できるその少年・ミゲール。義姉リコ(理子)から教わったバスケットボールで周囲になじんでいき、渡日から6年後にはまだ若干日本語に不安が残るものの公立高校へ進学する。
進学先で、ミゲールは様々な人物と出会い、様々な事件を通して大きく成長していく。
[編集] 主な登場人物
- 山王丸ミゲール(さんのうまる ミゲール)
- 都立志誠高校に通う高校1年生。ペルー出身。子供のときに少年(ファビアン)を撃ってしまい、報復を避けるため山王丸家の「お父さん」に引き取られて日本に来る。時々天然。バスケットボール部と弓道部に所属しており、腕前はどちらもかなりのもの。
- 友人からは英語風に「ミカエル」と呼ばれることが多いが、JRには「ミケ」と呼ばれる。
- 山王丸理子(さんのうまる あやこ)
- 美術大学生。ミゲールの義理の姉。文化人類学者の父親に連れられ、4歳から12歳までペルーで育つ。特技はスペイン語とケチュア語。24時間以内に起こることを夢としてみる能力を持つ(ただし、基本的に「いいこと」しか見えないらしい)。日本に戻ってきた時にバスケでの人間関係に救われたため、ミゲールにバスケを教えた。愛称はリコ。
- 日本に戻ってきてからの中学時代に、越境通学のせいか孤立しがちだった北原由美を心配し、「文化祭当日に点呼だけしてエスケープ」する作戦を立て、「なるべく大勢がいいよね」と密かに噂を流した結果、100人近くが集合するという大事になったことがある。
- 榊原西門(さかきばら さいもん)
- 大学生。青森育ち。神主の資格を持っている。人物を見たとき、その人物の将来が頭の中に浮かぶが、それがいつ発生するかは不定期である。ミゲールが通う弓道場『修道館』にもよく現れ、弓を引いている。
- 榊原彩紀や榊原憲人とは実の兄弟だが、5歳の時に伯父の家へ養子に出されている。自身も2歳から家を出るまでの3年間、子方として能舞台に立っていた。なお西門の兄・榊原憲人はスピンオフ作品「花よりも花の如く」の主人公で、本作の時点では能楽師見習い。
- 堂本王海(どうもと たかみ)
- 志誠高校バスケットボール部に所属(ただしバスケ歴は1年半で、もともとは空手5年)。ミゲールのクラスメイト。
- 両親は離婚しており、もともと板前だった父親は現在青森市で寿司屋を営んでいる。父親に仕込まれたため、料理はうまい。
- 理容師の祖父に「人気者になれる髪型にしてやる」と言われ、刈り上げた後頭部に校章をあしらわれたことがある。
- 篠宮バーノンJr.(しのみや バーノン ジュニア)
- インターナショナル・スクールから「ミケとバスケがしたい」がために転入してきた。志誠高校バスケットボール部に所属。ミゲールより1つ年長で2年生。仲間からは、もっぱら「JR」の愛称で呼ばれる。ラップとレゲエが好き。拒絶されることに弱い。
- 縞柄の服を好んで着ていたところ、西門に「ワオキツネザル」と言われたことがある。
- 大沢夏生(おおさわ なつみ)
- 志誠高校バスケットボール部に所属。昆虫の採集・飼育、天文学、古代史、写真等々と幅広い趣味を持ち、人呼んで「趣味のデパート・大沢夏生」。
- アリーシャ(宗藤亜梨沙/むねとう ありさ)
- JRとはインターナショナル・スクール時代からの関係。黒人系イギリス人と日本人のハーフ。JRがミゲールを追うように転校したことを逆恨みし、彼らと同じ学校の生徒を脅してミゲールを監禁させていたことがある。
- 母の再婚とその相手に納得できず、自身のルーツを探して父親に会いに単身ロンドンまで行くなど行動力がある。
- ファビアン
- ペルー人。子供の頃、ミゲールに撃たれたことがきっかけで占いの能力を持つ。東京都内で日本人女性と同棲している。
[編集] その他
西門が青森県出身ということもあり、主人公たちは何度か青森へ足を運んでいる。
