N900iG

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NTTドコモ FOMA N900iG
ファイル:P1050474.JPG
オープン時
ファイル:P1050473.JPG
クローズ時
キャリア NTTドコモ
製造 日本電気
発売日 2004年12月25日
概要
音声通信方式 FOMAW-CDMA)、GSM
(900MHz、1800MHz、1900MHz、2GHz)
形状 折りたたみ式
サイズ 103 × 50 × 28 mm
質量 132 g
連続通話時間 約105分(音声電話時)
約70分(テレビ電話時)
連続待受時間 約150時間(静止時)
約110時間(移動時)
外部メモリ miniSD
(128MBまで)
赤外線通信機能 あり
Bluetooth なし
ワンセグ なし
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 QVGA
(240×320ドット
サイズ 2.2インチ
表示色数 約6万色
サブディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 120×90ドット
サイズ 1.0インチ
表示色数 約6万色
メインカメラ
画素数・方式 約124万画素νMaicovicon
機能 -
サブカメラ
画素数・方式 約10万画素CMOS
機能 -
カラーバリエーション
オーシャンブルー
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

FOMA N900iG(フォーマ・エヌ きゅう まる まる アイ・ジー)は、NECによって開発された、NTTドコモ第三世代携帯電話 (FOMA) 端末製品である。

概要

N900iGは、N900iをベースにGSMGPRSW-CDMAといった海外の通信方式に対応させた折りたたみ式端末。国際ローミングサービス WORLD WING を利用できる。

初代ハイエンドFOMAであるN900iには N900iSN900iL といった派生製品が存在するが、それらとは外観上の相違点が多い。形状は折りたたみ式であるが、アークラインではない。背面のカメラは124万画素 νMaicovicon を採用し、ヒンジ部分近くに配置。松下電器産業が開発したνMaicoviconを搭載した初のモデルとなった。サブディスプレイは N901iS 相当の1インチTFT液晶を搭載する。カラーバリエーションはオーシャンブルーの一種類のみ。青と銀とのツートンカラーである。

国内はもちろん、外国でもFOMAのサービスがそのまま利用できる、ハイエンド(9シリーズ)初の国際ローミング対応端末である。ただし9シリーズすら初期のため待ち受け時間が対して長くなかったうえ、国際ローミングにも対応させたことから連続待受時間が150時間と非常に短い。これに続くNTTドコモ(以下 ドコモ)の国際ローミング対応端末がしばらく販売されなかったこともあり、長きにわたって販売された。また、WORLD WING用レンタル機としても広く導入され、多くの海外渡航者に利用された。2006年にはSIMPUREシリーズやM702iGN902iS(GSMには非対応)といったローミング対応端末が続々とリリースされ、N900iGは退役を迎えることになる。WORLD WING用レンタル品も2008年6月には、N705iに置き換えられる。

しばらくの間は、9シリーズでのGSMの国際ローミングに対応している端末は本機のみであったが、2007年に登場したN905iをはじめとする905iシリーズの登場によりその役割を終える事となった。

歴史

関連項目

外部リンク