Mk.99 ミサイル射撃指揮装置

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AN/SPG-62
側面から見たAN/SPG-62
種別 連続波(CW)レーダー
目的 射撃指揮 (イルミネーター)
開発・運用史
開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
就役年 1973年(開発開始)
1981年(艦隊配備)
送信機
周波数 Xバンド (8-20 GHz)[1]
送信尖頭電力 10 kW(平均)
アンテナ
形式 円形パラボラアンテナ
直径・寸法 89 in (2.3 m)
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Mk.99 ミサイル射撃指揮装置英語: Mark 99 Guided Missile Fire Control System, 略称Mk.99 GMFCS)は、アメリカ海軍ミサイル射撃指揮装置である。

概要[編集]

Mk.99 GMFCSは、イージスシステムを構成するシステムの一つで、RIM-66 SM-2MRもしくはRIM-156 SM-2ER ブロックIVRIM-174 SM-6セミアクティブ・レーダー・ホーミング誘導モード時のみ)、RIM-162 ESSMの終末誘導に用いられる。

イージスシステムで運用される艦対空ミサイルは全て、中間指令誘導を受けるための無線リンクと慣性航法装置を搭載しているほか、イージスシステムの主要対空センサーであるAN/SPY-1多用途レーダー標的追尾能力を有している。

このため、Mk.99 GMFCSとそれに連接されたAN/SPG-62レーダーは独自の標的追尾能力を持たず、SPY-1からの情報に基づき、ミサイルが標的に着弾する直前の数秒間のみ標的に向けて連続波照射(Continuous Wave Illumination:CWI)を行う終末誘導用イルミネーターとしての機能に特化されている。

搭載艦と1隻当たりの搭載数[編集]

 アメリカ海軍

 海上自衛隊

 大韓民国海軍

 スペイン海軍

 ノルウェー海軍

 オーストラリア海軍

出典[編集]

参考文献・サイト[編集]

関連項目[編集]