ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ
| ミシマ:ア・ライフ・イン・ フォー・チャプターズ |
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|---|---|
| Mishima: A Life In Four Chapters | |
| 監督 | ポール・シュレイダー |
| 脚本 | ポール・シュレイダー レナード・シュレイダー チエコ・シュレイダー |
| 製作 | 山本又一朗 トム・ラディ |
| 製作総指揮 | フランシス・フォード・コッポラ ジョージ・ルーカス |
| 出演者 | 緒形拳 坂東八十助 佐藤浩市 沢田研二 永島敏行 他 |
| 音楽 | フィリップ・グラス |
| 撮影 | ジョン・ベイリー 栗田豊通 |
| 編集 | マイケル・チャンドラー |
| 製作会社 | フィルムリンク・インターナショナル アメリカン・ゾエトロープ ルーカスフィルム |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 120分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 英語 |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』(原題: Mishima: A Life In Four Chapters)は、日本とアメリカ合衆国の合作映画。三島由紀夫の生涯を扱った伝記映画。
1985年にアメリカ合衆国などで公開されたが、現在も日本では未公開である[1]。制作は日本のフィルムリンク・インターナショナル、アメリカのアメリカン・ゾエトロープとルーカスフィルム。
目次 |
[編集] 概説
三島由紀夫の生涯を、『美』、『芸術』、『行動』、そして『文武両道』の4部構成で描く[2]。第1部『美』には『金閣寺』、第2部『芸術』には『鏡子の家』、第3部『行動』には『奔馬』(『豊饒の海』第二部)の三つの三島文学を映像化したものと、三島が自決した『1970年11月25日』を描いたドキュメンタリー調のシークエンス、それに三島の半生をモノクロームで描いた『フラッシュバック(回想)』のシークエンスを交えた構成となっている。第4部『文武両道』には三島文学の映像化は含まれず、1970年11月25日を描いたシークエンスと、フラッシュバックのシークエンスにより描かれた[3]。
緒形拳が三島の役を熱演している。緒方は1970年11月25日に起きた陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地での籠城事件、自衛隊決起を促す演説、そして最後の割腹自殺までを演じた。
なお、三島役として坂本龍一にもオファーがあった[4]が、彼はこれを断っている。自身がパーソナリティーを務めていたサウンドストリートの中で、「『戦場のメリークリスマス』のあとにこの映画で三島役を演じたら、海外から『サカモトは右翼だ』と思われそうだ」と、その理由を語っている。ただしこれは冗談めかした口調であったため、坂本の真意かどうかは確認できない。ちなみに坂本は、『ラストエンペラー』のパンフレット内のインタビュー記事でも同様のコメントをしている。
製作総指揮は『ゴッドファーザー』シリーズと『地獄の黙示録』のフランシス・フォード・コッポラと、『スター・ウォーズ』シリーズのジョージ・ルーカスが務めている。監督と脚本は『タクシードライバー』の脚本で高く評価されたポール・シュレイダーが、ナレーションは『フレンチ・コネクション』『ジョーズ』シリーズのロイ・シャイダーがそれぞれ担当している。また、主演の緒形を含め、映画に出演した日本人キャストも非常に豪華なものだった。
本国アメリカでは興行的に惨敗したものの、1985年度のカンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞[5]し、各方面で絶賛された。当初、日本でも『ミシマ 11月25日、快晴』の邦題で公開が予定されていたが、三島夫人の抗議等の諸事情により日本では劇場未公開、ビデオ・DVD化もされていないため「幻の作品」となっている。日本人俳優は日本語で演技をしているため、英語の字幕とロイ・シャイダーによるナレーションが要所に付いている[6]。海外で発売されているDVDには、緒形拳による日本語のナレーションが収録されている。なお、最後の総監室の場面にて総監が「気が狂ったのか、きちがいじみてる」と言うシーンがあるため、万一日本でソフト化された場合もこのシーンを削除、または音消しなどの措置を取られる可能性がある[要出典]。
2010年11月25日に、日本の出版社の鹿砦社から「三島由紀夫と一九七〇年」が刊行された。本作のDVDが付録として封入されている[7]。事実上、本作の日本での公開はこれが初めてとなる。
[編集] キャスト
- 緒形拳 - 三島(『1970年11月25日』、『フラッシュバック(回想)』)
- 利重剛 - 三島の青年時代(『フラッシュバック(回想)』)
- 大谷直子 - 三島の母(『フラッシュバック(回想)』)
- 加藤治子 - 三島の祖母(『フラッシュバック(回想)』)
- 塩野谷正幸 - 森田必勝(『1970年11月25日』)
- 三上博史 - 「楯の会」隊員(『1970年11月25日』)
- 立原繁人 - 「楯の会」隊員(『1970年11月25日』)
- 織本順吉 - 自衛隊益田総監(『1970年11月25日』)
- 小林久三 - 文学者の友人(『フラッシュバック(回想)』)
- 新井康弘 - 新聞記者(『フラッシュバック(回想)』)
- 細川俊夫 - 『鹿鳴館』のプロデューサー(『フラッシュバック(回想)』)
- 坂東八十助 - 溝口(『金閣寺』)
- 佐藤浩市 - 柏木(『金閣寺』
- 萬田久子 - 真理子(『金閣寺』)
- 沖直美 - 女(『金閣寺』)
- 高倉美貴 - 女(『金閣寺』)
- 辻伊万里 - マダム(『金閣寺』)
- 沢田研二 - 収(『鏡子の家』)
- 左幸子 - 収の母(『鏡子の家』)
- 烏丸せつこ - 光子(『鏡子の家』)
- 倉田保昭 - 武井(『鏡子の家』)
- 横尾忠則 - 夏雄(『鏡子の家』)
- 李麗仙 - 清美(『鏡子の家』)
- 平田満 - 悪漢(『鏡子の家』)
- 永島敏行 - 飯沼勲(『奔馬』)
- 池部良 - 尋問官(『奔馬』)
- 誠直也 - 剣道教師(『奔馬』)
- 勝野洋 - 堀中尉(『奔馬』)
- 根上淳 - 蔵原(『奔馬』)
- 笠智衆 - 和尚(『金閣寺』・本編ではカットされたが、米版DVDの未公開削除シーンとして収録されている)
[編集] スタッフ
- 製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ、ジョージ・ルーカス
- 製作:山本又一朗、トム・ラディ
- 監督:ポール・シュレイダー
- 脚本:ポール・シュレイダー
- 原作:三島由紀夫
- 音楽:フィリップ・グラス
- 美術:石岡瑛子
- ナレーション:ロイ・シャイダー、緒形拳
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
- 垣井道弘 『カンヌ映画祭最優秀芸術貢献賞受賞作品 Mishima』 飛鳥新社、1986年 ISBN 9784870310230
- 板坂剛 『三島由紀夫と一九七〇年』鹿砦社、2010年 ISBN 978-4-8463-0772-1
[編集] 外部リンク
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