MiG-1 (航空機)

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MiG-1 / МиГ-1

MiG-1戦闘機

MiG-1戦闘機

MiG-1(ミグ1;ロシア語МиГ-1ミーグ・アヂーン)は、ソビエト連邦戦闘機である。アルチョム・ミコヤン、ミハイル・グレヴィッチの両人が設計し、MiGの名を最初に冠した機体である。

ベースはポリカールポフ設計局で開発されたI-200である。

1940年4月5日に初飛行し、8月に最終テストを行い制式化された。100機ほど生産された後、12月に生産が打ち切られ、改良型のMiG-3戦闘機に転換された。

すぐに生産が打ち切られた理由として、MiG-1は同時期のソ連の戦闘機の中では性能は良かったが、安定性が悪い、機体強度が弱い、失速しやすい、航続距離が短いなど多数の欠点を持っていたからだと考えられる。

主要諸元

  • 乗員:1 名
  • 全長:8.16 m
  • 全高:3.30 m
  • 全幅:10.20 m
  • 自重:2,410 kg
  • 最大離陸重量:3,350 kg
  • エンジン:ミクーリン AM-35A 液冷V型12気筒×1
  • 出力:1,350 馬力
  • 最大速度:640 km/h
  • 巡航速度:486 km/h
  • 航続距離:730 km
  • 上昇限度:12,000 m
  • 武装
    • 12.7mmBS機関銃×1
    • 7.62mmShKAS機関銃×2、


派生型

  • ポリカルポフI-61:200の原型機
  • ポリカルポフI-200:61のエンジンを強化した原型機
  • MiG-1:生産型。
  • MiG-1 AM-37:MiG-1をAM-37エンジンに換装したもの。
  • MiG-3:AM-37を改良。
  • MiG-3 AM-38:MiG-3をAM-38エンジンに換装したもの。
  • MiG-3U:高々度迎撃機。計画のみ
  • MiG-9(I-210):MiG-3のエンジンを換装した改良型。計画のみ
  • MiG-9Ye(I-211):MiG-9の改良型

運用国

  • ソビエト連邦