MSCクルーズ

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MSCクルーズ(MSC Crociere S.p.A.)はヨーロッパを根拠地とし活動するクルーズ会社。名前の通り、世界有数の海運会社であるMSC(Mediterranean Shipping Company)の子会社である。

歴史[編集]

1920年にラウロ家によりナポリで創業した船会社「フロッタ・ラウロ」が前身。二代目オーナーで政治家でもあったアキレ・ラウロが会社を大きくし、1960年頃になるとアンジェリーナ・ラウロアキレ・ラウロの二隻を用いてクルーズ航路を運航することになる。つまり、1985年に起こったハイジャック事件(アキレ・ラウロ号事件)で名高いアキレ・ラウロのオペレーターであったわけである。石油ショック後は経営が低迷し、1982年に「ラウロ・ライン」と改名、1987年に破産してMSCに買収されると「スターラウロ・ライン」と改名。1994年にインド洋でアキレ・ラウロが火災を起こして沈没して以降は「MSCクルーズ」と更に改名して現在に至っている。

90年代までは、3万トンクラスの客船で営業を続けていたが、2000年代に入るとMSCリリカの建造を皮切りに、1年に1隻のペースで船隊を拡大。現在ではカーニバル・コーポレーションロイヤル・カリビアン・インターナショナルに次ぐ規模にまで成長している。コスタ・クルーズのライバルともいえるクルーズ会社である。

サービス[編集]

大衆向けのクルーズラインであり、特にファミリー向けのサービスで知られ、大人二人(夫婦など)で旅行すると同室の18歳以下の子供3人までもが無料になるというサービスを行っていた。

船隊[編集]

船名は音楽、あるいは歌劇に関連する用語から取られている。

活動エリアは夏は地中海(西地中海・東地中海)および北欧(バルト海ノルウェーフィヨルド)、冬場は温暖なカナリア諸島に向かう航路か、南米カリブ海であり、今ところアラスカへ向かう航路はない。

ファンタジア・クラス[編集]

137,936トン

ムジカ・クラス[編集]

89,600トン

  • MSCムジカ
  • MSCオーケストラ
  • MSCポエジア
  • MSCマニフィカ(93,330トン)

リリカ・クラス(ミストラル・クラス)[編集]

  • MSCアルモニア(旧ヨーロピアン・ヴィジョン)
  • MSCシンフォニア(旧ヨーロピアン・スターズ)
  • MSCリリカ
  • MSCオペラ
  • MSCメロディ

退役船[編集]

外部リンク[編集]