ギャラクシー (フェリー)

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Galaxy
2008年ストックホルム近海を航行するギャラクシー
基本情報
船種 フェリー
船籍
所有者 Tallink Group[2]
運用者
建造所 アケル造船所
IMO番号 9333694
経歴
発注 2004年10月28日
起工 2005年4月21日
進水 2005年12月1日
就航 2006年5月2日
要目
総トン数 48,915t
全長 212.1m
全幅 29m
深さ 15.4m[3]
機関方式 バルチラ-16V32 ディーゼルエンジン4基
速力 22ノット
旅客定員 2,800人
420両、
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ギャラクシー(Galaxy)は、2006年に就航したクルーズフェリータリンクが2006年に取得し、船籍をエストニアに置いた2年間は同国最大の船であった。同級にバルティック・クイーンバルティック・プリンセスがあり、船籍をストックホルムに移した後はエストニア最大の船の座をバルティック・クイーンが受け継いでいる。2008年以降運航会社は傘下のシリヤラインとなっており、日本語では同社の他の船と同様にシリヤを冠されることもあるが[4]、船名は変更されていない[5]

船歴[編集]

タリンク初の新造船であるロマンチカは2002年にタリン - ヘルシンキ航路に就航して成功をおさめた。その後、最大の競争相手であったヴァイキングラインが、同航路で運航している主力船シンデレラを退役させ、より大型の新型船ロゼラを投入する計画を明らかにした。2004年10月28日、タリンクはこれに対して大型の新造船でロマンチカを更新することを決め、ロマンチカは同級の僚船ヴィクトリアIと共にタリン - ストックホルム航路に移動することとなった。

建造は2005年初頭には開始され、4月21日には船体がラウマアケル造船所で起工、12月1日に進水しギャラクシーと命名された[1]

2006年5月2日、タリン - ヘルシンキ間に就航。1日1往復であったが、運航時間は7時間に過ぎず大半の時間は港に係留されていた[6]。2007年4月には早くも翌年からストックホルム - マリエハムンローングネース - トゥルク航路に就航することが発表され[7]、タリン - ヘルシンキ航路にはバルティック・プリンセスが就航することになった[8]

ナーンタリで3日間ドック入りした後[9]、2008年7月23日、船籍をスウェーデンに変更したギャラクシーがシリヤ・フェスティバルに代わって就航した[10]。名称も含めて外観は変更される予定であったが、据え置かれることになった[11]。唯一、舷側の表記がタリンクからシリヤラインに改められている。

構造[編集]

全長を伸ばしたロマンチカの拡大版であるが、塗装はロマンチカから変更され、エストニアの芸術家Navitrolla(et:Navitrolla)のデザインによる白い船体と青を基調に雲を描いた上構となっており、そこに動物が描かれている。

デッキ数は公式には12とされている[5][12]

  1. エンジン
  2. サウナ
  3. 車両甲板
  4. 車両甲板
  5. プレミアム、Aクラス、ファミリー、Bクラス、会議室
  6. レストラン、ナイトクラブ、店舗(免税店)
  7. レストラン、バー、ナイトクラブ
  8. スイート、デラックス、プレミアム、Aクラス、Bクラス、Eクラス
  9. スイート、デラックス、プレミアム、Aクラス、Bクラス、Eクラス
  10. ブリッジ、ナイトクラブ、サンデッキ

出典[編集]

  1. ^ a b c Asklander, Micke. “M/S Galaxy (2006)” (Swedish). Fakta om Fartyg. 2008年7月24日閲覧。
  2. ^ Koefoed-Hansen, Michael. “M/F Galaxy”. The Ferry Site. 2008年7月24日閲覧。
  3. ^ Galaxy”. vesseltracker.com. 2008年7月24日閲覧。 [リンク切れ]
  4. ^ ツムラーレコーポレーション. “シリヤ ギャラクシー”. 2013年1月30日閲覧。
  5. ^ (スウェーデン語)Tallink timetable, retrieved 2007-02-15
  6. ^ (スウェーデン語) Turku-Mariehamn/Långnäs-Stockholm timetable 2 and footnote.
  7. ^ (スウェーデン語)Tallinks Galaxy till Åbo-rutten Nya Ålands tidning, retrieved 2007-12-15
  8. ^ Kirsi Turkki (2008年7月17日). “Baltic Princessin viivästys vienyt Tallinkilta matkustajia” (Finnish). Turun Sanomat. 2011年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月17日閲覧。
  9. ^ (フィンランド語) Turun Sanomat 16. 10. 2007: Enn Pant uskoo Galaxyn nostavan matkustajien määrää Turun-reitillä, retrieved 2007-10-16
  10. ^ Galaxy Turun reitille Siljan laivana” (Finnish). Turun Sanomat (2007年6月7日). 2007年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年4月4日閲覧。
  11. ^ (フィンランド語) Galaxy cruise program 12 August – 30 September 2007, retrieved 2007-08-30

外部リンク[編集]