MORSE -モールス-
| MORSE -モールス- Låt den rätte komma in |
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| 著者 | ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト |
| 訳者 | 富永和子 |
| 発行日 | |
| 発行元 | |
| ジャンル | ホラー、恋愛 |
| 国 | |
| 言語 | スウェーデン語 |
| 形態 | |
| コード | [上] ISBN 978-4-15-041209-8 [下] ISBN 978-4-15-041210-4 |
『MORSE -モールス-』(モールス、Låt den rätte komma in)は、スウェーデンの作家ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストによって2004年に発表されたホラー・恋愛小説。2008年にスウェーデンにて『ぼくのエリ 200歳の少女』というタイトルで映画化された後、2010年に『モールス』のタイトルでアメリカでリメイクされた。いじめ、殺人、離婚、ロリータ・コンプレックスなどの社会的問題を描写したシーンを通して、人間の内部に潜む闇を焦点にあてている。本国スウェーデンのみならず、海外において大きな人気を集め、英語などの様々な言語に翻訳されている。なお、題名は、著者の好きな歌手・モリッシーの"Let the Right One Slip In" (アルバム『ビバ・ヘイト』収録)という楽曲に由来している。
目次 |
あらすじ[編集]
1980年代のストックホルムの郊外の町に住むオスカルは、学校で酷いいじめにあっている。友達も少なく、家庭内での問題もあって、親にも相談できずにいた。そんな彼が好きなことは、近所の人々の生活を望遠鏡でこっそりのぞき見ることや、いじめっ子に復讐を果たす夢を見ることだった。ある日、隣にエリという少女が近所に引っ越してくる。オスカルは彼女に話しかけるも、「自分とは友達になれない」と言われてしまう。しかし、そのうち、二人は打ち解けあうようになり、オスカルは彼女に好意を抱き始める。他方、彼の住む町では、残虐な殺人事件や、不可思議な失踪事件が、立て続けに起こり始める。実は、エリの正体はヴァンパイアで、誰かの血を飲まなければ生きていくことができなかった。そのため、彼女の同居人であるホーカンが、血を探し求めて、町民を殺害していたのだ。
登場人物[編集]
- オスカル (Oscar)
- オカルト好きな12歳の少年。内気で、大人しく、友達が少ない。学校でヨンニたちによる酷いいじめにあっており、両親の関係が悪化している。
- エリ (Eli)
- オスカルの家の隣に引っ越してきた、不思議な雰囲気を持ち合わせた少女。
- ホーカン (Håkan)
- エリと同居している父親らしき男性。
- ラッケ (Lacke)
- オスカルの近所に住むアルコール中毒者の男性。
- ヴィルギニア (Virginia)
- ラッケの恋人。
- トンミ (Tommy)
- オスカルの近所に住む青年。母親と同居している。オスカルと仲が良い数少ない人物。
- スタファン (Staffan)
- 地元の警察官。オスカルの母親と恋人関係にある。
- アヴィラ先生(Mr. Ávila)
- オスカルの学校の体育の教師。
- ヨンニ (Jonny)
- オスカルの同級生。家庭内の問題のはけ口で、オスカルにひどい仕打ちをする。
- インミ (Jimmy)
- ヨンニの兄。麻薬の密売にも関わっている。ヨンニ以上に、サディスティックな性格。
- トーマス
- ヨンニの取り巻き。
- ミッケ
- ヨンニの取り巻き。途中でヨンニに愛想を尽かし、オスカルと和解する。
映画化[編集]
まず、2008年10月に、トーマス・アルフレッドソン監督で、『ぼくのエリ 200歳の少女』というタイトルで映画化。脚本は、著者本人が務めた。オスカル役にカーレ・ヘーデブラントが、エリ役にリーナ・レアンデションが起用された(ただし、エリの声は別の声優が吹き替えている)。オースティン映画批評家協会賞の外国語映画賞を受賞し、サターン賞のインターナショナル映画賞でも受賞した。
その後、2010年10月1日、マット・リーヴス監督で、『モールス』という題名でハリウッド・リメイクされる。なお、再映画化に当たり、いくつか変更点が加えられている。舞台はアメリカのニューメキシコ州の町に変更され、登場人物の名前が変更されたほかに、構成においても若干の変更が加えられている。このほかに、一部のキャラクターの役割が大幅に変化したり、原作小説や2008年の映画版にあったエピソードがいくつか省略されたりしている。