MHTML
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MIME Encapsulation of Aggregate HTML (MHTML)は、MIMEのマルチパートを利用することで、元となるHTML文書と、それからリンクされる画像や動画などのリソースを1つのデータとして纏めるフォーマットである。電子メールでの利用を想定しているが、ウェブページを一つのファイルとして保存する用途にも用いられている。
目次 |
[編集] 概要
MHTMLは、RFCの2110で定義され、その後2557の改訂をうけている。
現在の多くのHTML文書は、元となるHTMLと、URIによって参照される画像や動画などで構成されている。これらのリソースは別々のデータとして存在する。
一方、それまでのHTMLを用いた電子メールではHTML本体のみしか扱うことが出来なかった。 MHTMLはMIMEのマルチパートを用いることで、元のHTMLと他のリソースを纏め、一通の電子メールで完全なHTMLマルチメディア文書を転送できるようにしたフォーマットである。
MIMEのフォーマットに則っているため、US-ASCII以外のテキストデータや画像などのバイナリデータはQuoted-printableかBase64でエンコードする。
現在のHTMLメール対応を謳うメールソフトの多くは、このMHTMLを扱うことが出来る。
[編集] 電子メール以外での利用
RFC2557は、MHTMLは電子メール以外のプロトコル(HTTPやFTP)でも一度に転送出来ることや、完全なHTML文書のアーカイブとして保存出来ることを示唆している。
事実、1999年3月のInternet Explorer 5でウェブページをアーカイブするフォーマットとして採用された。これはRFC2557の発行時期とほぼ一致する。
ウェブページをMHTMLで保存できる機能をもつ実装系は、Internet Explorerの他、Microsoft Office (Word、Excel、PowerPoint、Access)、Operaなどがある。Mozilla Firefoxでも拡張機能を導入することで扱えるようになる。
使用される拡張子は、mhtおよびmhtmlである。

