METCO

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METCOMetropolitan Council for Educational Opportunity事業は、マサチューセッツ州教育省が行うボストンを拠点とする取り組みである。ボストン市やスプリングフィールド市のインナーシティに暮らす家庭に対して、その子供たちを郊外学校に通うことができるように支援を行っている。

ボストンで強制バス通学が始まるよりも、かなり前の段階の1966年に独自の取り組みが行われていた。現在、METCO事業を通じて、30の学区にまたがる3000人の子供たちの支援が行われている。これは、アメリカ国内では、5箇所でしか実施されていない独自のバス通学事業の1つである。

この事業を通じて、子供たちが通学することになる学校の人種的不均等を是正し、またその校区で見られる人種的孤立を軽減することを目指している。通学する学校はくじ引きで決められ、バス通学は幼稚園から開始される。受けて側の校区は、毎年、この事業への参加の意思表示を行わねばならない。校区に対して、州からの資金援助や寄付金の配当などは行われない。

事業に対する批判としては、納税者の負担に不平等が生じる、METCOの子供たちと郊外の子供たちのまとまりが今一である、ボストン市内の白人はこの事業に参加することはできない、などが挙げられる。

事業支持者によれば、METCO事業を通じて、子供たちを迎え入れる人種的/経済的に単一な都市や町で、異文化理解や人種間理解を高めることが可能である。平均的な大学進学意欲と比べ、METCOの卒業生たちは、より高い進学意欲を示している。課外行事などを通じ、受け手/送り手の子供たちや保護者は、親密な関係を築き、そのことが人種差別や偏見を軽減する可能性もある。

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