MC68030

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

モトローラ MC68030 マイクロプロセッサ

MC68030(エムシー -)は1987年にリリースされた米・モトローラ68000ファミリに属する32ビットマイクロプロセッサである。68020の後継であり、その系統は68040に受け継がれた。

MC68030は、チップ内に命令キャッシュ256バイトに加え、データキャッシュを256バイトを搭載している。MC68020 と異なり、16ライン(16バイト単位)のダイレクトマップ方式となり、新たに実装されたバーストアクセスモードを利用してキャッシュにデータを転送するようになった。また、メモリ管理ユニット(MMU)を内蔵している。このMMUは フルアソシエイティブ22エントリのアドレス変換キャッシュ(ATC)を装備し、データおよび命令キャッシュへのアクセスと平行してアドレス変換を実行できるようになり、ATCに変換値がある場合はMMUを経由する時間のロスを隠蔽できるようになった。これらの機能によって、MC68020 よりも高速化が図られている。

コプロセッサとして浮動小数点ユニット(FPU)のMC68881か、その高速版のMC68882を使用できる。MMUのない低価格版の68EC030もリリースされた。

クロック周波数は50MHzまでで、68EC030の場合は40MHzまでである。

[編集] 主な使用例

[編集] 参考文献

この記述は GNU Free Documentation License のもとに公開されているコンピュータ用語辞典『 Free On-line Dictionary of Computing (FOLDOC) 』に基づいています。

[編集] 外部リンク