MBTI

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MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、ユングの心理学的類型論(Psychological Types)をもとに、1962年に米国のブリックス(Briggs,K)とマイヤーズ[1](Myers,I)によって研究開発された、人と人との違いを知ってお互いに尊重しあえることを目的に作られた、類型論に基づいた、自己理解メソッドである。

MBTIは、受検者の性格を測定したり、診断したり、評価したりするいわゆるアセスメントツール(診断ツール)ではない。その大きな特徴は、検査結果をもとに、受検者本人が有資格者のフィードバックを受けながら自己理解を深めていくプロセスを重視する。受検者本人に焦点をあて、フィードバックのプロセスを経ることで、意識化をはかり、自己肯定感を増すことができる。他者との違いは「特性」の違いではなく「質」の違いであることを理解することで、他者を肯定的にとらえることができるようになる。

MBTIは、ユングの類型論の指標(内向:I‐外向:E、感覚:S-直観:N、思考:T‐感情:F)に、判断的態度:Jと知覚的態度:Pという独自の指標を加えて、4指標16タイプで性格を考える。

MBTIは、人の成長にかかわる場面ならどういう場面でも有効といわれる。たとえば、自己理解研修、臨床カウンセリング、キャリアカウンセリング(キャリア開発)、コミュニケーション研修、チームビルディング、リーダーシップ開発、就職・再就職支援、異文化カウンセリング、学生相談、教授法など。特に、欧米諸国では、人材育成、キャリアカウンセリング分野で、標準的な検査として、全世界で受検者は毎年約500万人で、世界で一番利用されている。

現在の国際規格版のMBTI(Form M)は、質問項目は93問で、二者択一方式で、回答。実施所要時間は回答に20分前後で、フィードバックのプロセスには2時間以上かけることが義務づけられている。適用年齢は、18歳以上。MBTIは、国際規格(International Standard)にもとづいた検査であるため、理論・歴史・心理統計・フィードバックの仕方に熟知した、所定の試験に合格した有資格者(MBTI認定ユーザー)のみに使用が限られている。

16タイプ[編集]

  • NF
    • ENFJ
    • INFJ
    • ENFP
    • INFP
  • NT
    • ENTJ
    • INTJ
    • ENTP
    • INTP
  • SJ
    • ESTJ
    • ISTJ
    • ESFJ
    • ISFJ
  • SP
    • ESTP
    • ISTP
    • ESFP
    • ISFP

外部リンク[編集]

  1. ^ 日本では推理作家として知られ、光文社から『殺人者はまだ来ない』(山村美紗訳)が刊行されている。