MBDA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MBDA
本社所在地 イギリス ロンドン
設立 2001年12月18日
業種 航空宇宙産業
事業内容 ミサイル開発・製造
代表者 Marwan Lahoud (CEO)
売上高 3,500 million[1]
従業員数 10,600[1]
主要株主 BAE Systems (37.5%)
EADS (37.5%)
Leonardo (25%)
外部リンク www.mbda.net
テンプレートを表示

MBDAは2001年にEADSアエロスパシアル・ミサイルアレニア・マルコーニ・システムズのミサイル部門、マトラ BAe ダイナミクスなどによる合併で誕生したミサイルを販売するヨーロッパの武器製造企業。2015年の時点で従業員は10,000を超え、売上高は年間30億ユーロ、受注額は52億ユーロ。その他に151億ユーロ分の購入意向を抱えている。

沿革[編集]

ヨーロッパにおけるミサイル製造企業の集約化は1996年にマトラ・ディフェンスとBAeダイナミクスのミサイル部門が合併してマトラ BAe ダイナミクス(MBD)が発足したことに始まる。マトラ BAe ダイナミクスにはマトラ・オート・テクノロジーズ(Matra Hautes Technologies)のミサイル事業の半分が統合され、残りはアエロスパシアルと合併してアエロスパシアル-マトラ・ミサイルズ(Aérospatiale-Matra Missiles, AMS)となった。マトラは1999年にアエロスパシアルと合併し、2000年にはアエロスパシアル-マトラはEADSの一部門となった。

一方、1998年にGEC-マルコーニ・レーダー・アンド・ディフェンス・システムズ(GEC-Marconi Radar and Defence Systems)とアレーニア・ディフェーザ(Alenia Difesa)はミサイル部門およびレーダー部門を統合してアレニア・マルコーニ・システムズ(AMM)を設立した。1999年にGEC-マルコーニからマルコーニ・エレクトロニック・システムズが分離されるのに合わせて、GEC-マルコーニの残りの部門はBAeシステムズに売却・合併された。

2001年12月にマトラ BAe ダイナミクスとアレニア・マルコーニ・システムズ、さらにアエロスパシアル-マトラ・ミサイルズのミサイル部門が合併してMBDAが発足した[2]

製品[編集]

空対空ミサイル
  • ASRAAM - 近距離・赤外線誘導
  • ミーティア - 長距離・終末レーダー誘導
  • MICA RF/IR - 長距離・終末レーダー誘導/赤外線レーダー誘導
地対空ミサイル
空対地ミサイル
対艦ミサイル
対戦車ミサイル
ミサイルシステム

所在地[編集]

イギリスの旗 イギリス

フランスの旗 フランス

ドイツの旗 ドイツ

イタリアの旗 イタリア

参考[編集]

  1. ^ a b Retrieved on November 4, 2006. Financial Position, www.mbda.net(英語)
  2. ^ “EADS, BAE and Finmeccanica Complete MBDA Merger”. Defense Daily International. (2001年12月21日) 

外部リンク[編集]