LyX

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LYX
Image:Lyx logo.png
LyX 1.3 (Linux版)
Linux上の LyX 1.3 で文書編集中の様子
開発元 オープンソース
最新版 1.6.3 / 2009年6月4日
対応OS 各種
種別 ワードプロセッサ
ライセンス GPL
公式サイト www.lyx.org
  

\mathbf{L}\!{}_\mathbf{\displaystyle Y}\!\mathbf{X}(テキストとしては LyX と書かれる)は、WYSIWYG とは異なる WYSIWYM(What you see is what you mean)を標榜するワードプロセッサである。WYSIWYM とは、ユーザーが文書の中身と構造だけを用意すれば、フォーマットが LaTeX組版処理によってなされることを意味する。LyX は最小限の手間でプロ並みの出力を得ることができ、組版についての特別な知識を要しない。組版は、事前に定義されたスタイルと呼ばれる規則に従ってコンピュータがほとんど行う。LaTeX についての知識も不要だが、LaTeX についても知っていれば LyX をさらに活用できる。

LyX は数式機能があるため、主に工学や科学関係でよく使われているが、書誌情報データベースと組み合わせ可能な点や複数のファイルを管理する機能などが好感され、他の学問分野でも利用が広がっている。

目次

[編集] 機能

  • メニューなどのGUI
  • 章節名に自動的に番号をつけ、目次を生成する。
  • レイアウトは標準的な印刷規則に従う(字下げ、空白、ハイフネーションなど)。
  • カットアンドペーストやスペルチェックは標準的な操作法を採用(GNU Aspellを利用)。
  • 脚注機能
  • LaTeX の \documentclass[arguments]{theclass} コマンドに類似したテキストクラスとテンプレート。
  • BibTeXサポート
  • 表エディタ(WYSIWYG)
  • 数式エディタ(WYSIWYG)
  • 各種文書形式をインポート可能
LyX で作成した PDF 文書のスクリーンショット

[編集] プラットフォーム

LyX は UNIXMac OS XOS/2Microsoft WindowsLinuxといった各種オペレーティングシステムで動作する。フリーソフトウェアであり、フリーソフトウェア財団の定義する GNU General Public License の下で改変・再配布が自由に行える。

[編集] 多言語対応

右から左に書かれる言語もサポートしている。また、CJK-LyX という多バイト言語(日本語、中国語、韓国語)をサポートした派生バージョンもあったが、バージョン1.5.0より公式リリースに取り込まれた。ソフトウェア自体のメニューバーなども多言語対応している。

[編集] 歴史

  • 1995年、マティアス・エトリッヒが Lyrix というシェアウェアの開発を開始。
  • 直後にネットニュースで発表すると、大きな反響があった。
  • 最初のリリース直後、Lyx に改称。旧SCOのワープロソフトと名称が同じだったため。その後、GNU General Public License でリリースされ、オープンソースのプロジェクトとなった。LyX という名称は、ファイルの拡張子が '.lyx' であったため。
  • バージョン 1.0.0 が 1999年にリリースされた。
  • LyX 1.3.0 が2003年2月7日にリリースされた。
  • LyX 1.4.0 が2006年3月8日にリリースされた。性能が低下したが、ユーザインタフェースが改善され、編集履歴がサポートされるようになった。
  • LyX 1.5.0 が2007年7月27日にリリースされた。このバージョンから正式に多言語対応となった。
  • LyX 1.5.4 が2008年2月24日にリリースされた。
  • LyX 1.5.5 が2008年5月11日にリリースされた。
  • LyX 1.5.6 が2008年7月28日にリリースされた。
  • LyX 1.6.0 が2008年11月10日にリリースされた。タブ切り替えによる複数の作業領域や分割表示に対応した。
  • LyX 1.5.7 が2008年11月14日にリリースされた。1.5系列の最終リリース。
  • LyX 1.6.1 が2008年12月13日にリリースされた。
  • LyX 1.6.2 が2009年3月15日にリリースされた。
  • LyX 1.6.3 が2009年6月4日にリリースされた。

[編集] 参考文献

  1. ^ Document processing with LyX and SGML

[編集] 外部リンク