Let'snote
Let'snote(レッツノート)とは、パナソニックが発売するノートパソコンのシリーズ名である。なお本体やカタログに表記されるロゴは"Let's note"のようにLet'sとnoteの間にスペースが含まれているが、正式名称はスペースを含まない"Let'snote"である。
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[編集] 特徴
発売以降、ほぼ一貫してモバイルPCに徹している。 古くは、光学式のトラックボールを内蔵したモデルがあったが、その後ノートパソコンの薄型・軽量化の流行により、タッチパッド内蔵のモデルのみとなっている。近年のモデルでは丸型のタッチパッドを搭載し、また軽量かつ頑丈で、さらに長時間のバッテリ駆動が可能であることを特徴としている。またW/Yシリーズでは専用に開発したトップローディング型のCD/DVD-ROM(MULTI)ドライブを内蔵し、注目を集めた。
ただし、チップセット内蔵(Core iファミリー搭載機種ではCPU内蔵)のグラフィックアクセラレータを使用しているため、3D性能は弱い。また、ほとんどの機種がファンレス構造なので、ファンの騒音がないため静かである反面、ファンによる冷却効果もないので夏場や負荷のかかるプログラムを実行しているとCPUが熱くなりやすいという短所を持っている。
古くはサイズと可搬性などにより「Let'snote mini」「Let'snote Ace」などといったクラス名が使用されていたが、2002年3月に発売された「CF-R1RCXR」以降「CF-R8FW1AJR」まで「Let'snote LIGHT」で統一している。なおCF-R8G以降はセキュリティチップ等の削減を図った廉価モデルのみLIGHTのクラス名が付く。
また、企業向けとして「Let'snote PRO」のラインがある。基本的にハードウェア構成は、市販のLIGHTの同クラス機種と同じである。相違点として、同梱アプリケーションが無く、保証が三年に延長されている点が挙げられる。また企業ユースを考え、現行OS搭載モデルの他に一つ古いバージョンのOS搭載モデルが存在する。LIGHTとPROは、先頭四文字より後ろの型番で区別されており、2007年3月現在、メーカーホームページで確認が可能である。
姉妹機に、「PRONOTE」シリーズ、「TOUGHBOOK」シリーズがあり、海外では「Let'snote」シリーズも「Toughbook Light」として販売されている。姉妹機の防塵使用モデルには軍納入モデルがあり、アメリカ軍などで納入されたことがある。
[編集] 無償リフレッシュサービス
2006年11月より、Let'snote10周年記念の一環と銘打って無償でのPCリフレッシュサービスを実施していた。対象はT1/T2/Y2/R1/R2/R3/W2系。
基本サービスとしてトップケース交換・キーボード交換・HDDチェック・ウィルスチェック・ACアダプタチェック・一般動作確認・本体清掃・バッテリチェック(詳細診断込み)を行い、その他に不具合と判定した一部の部品(サイドカバー等)の無償交換などを実施していた(ただしバッテリは別途有償購入。天板、基板、HDD交換も有償)。返却時には詳細を記した報告書が担当者の名前入りで添付されていた。
当初は2007年の年始ぐらいで受付を終了する予定であったが、あまりの好評ぶりに急遽2007年4月20日まで申し込み受付を延長、その後2007年8月31日まで再延長した。1月22日から関東地区向けに秋葉原にある首都圏松下テクニカルサービスの拠点で持ち込み修理を受け付けていた(ただしウィルスチェックはしていない)。
現在はどちらも受付を終了している。
[編集] 現行機種
※アルファベット順、2012年1月現在
- 駆動時間・重量はすべて付属のバッテリーパックを使用[1]。
- F10・N10・S10・T9・W9・Y9の6シリーズはかつて個人向けモデルにも設定されていたが、現在は法人向けモデルのみ設定されている。特に、T9・W9・Y9は現在主流のワイド画面モデルと区別するためにスクエア画面モデルとなっており、4:3のスクエア画面に使い慣れている法人需要に対応するためである。
- OSはSX1の個人向けエントリーモデル(SX1W)とJ10の個人向けモデルはセレクタブルOS(64ビット版がインストールされているが、32ビット版に切り替え可能)仕様のWindows 7 Home Premium(Service Pack 1 適応済)、左記以外のモデルはWindows 7 Professionalを搭載する(T9・W9・Y9は32ビット版、F10はWindows XP Mode搭載のセレクタブルOS、C10・J10(法人向けモデル)・N10・NX1・S10・SX1はWindows XP Mode搭載・Service Pack 1適応済のセレクタブルOS)。
- SX1の個人向けエントリーモデル(SX1W)とJ10シリーズを除きintel vPro テクノロジーに対応する。
- 耐100kg級タフボディはB10を除く全シリーズで対応(J10は付属のジャケット装着により対応)。キーボード全面防滴はB10・J10・NX1・SX1を除く全シリーズで対応。
- B10・J10・SX1の個人向けモデルにはOffice Home and Business 2010プリインストールモデルも設定される。
- B10
- 15.6型Full HD液晶搭載2スピンドルPC。バッテリー駆動時間:約6時間、重量:約1.895kg
- C1
- 12.1型WXGA液晶搭載1スピンドルPC。バッテリー駆動時間:約7時間、重量:約1.46kg
- F10
- 14.1型WXGA+液晶搭載2スピンドルPC。バッテリー駆動時間:約9時間、重量:約1.62kg
- J10
- 10.1型WXGA液晶搭載1スピンドルPC。バッテリー稼働時間:約7.5時間(J10V)/約12.5時間(J10W)、重量:約0.97kg(J10V)/約0.99kg(J10W)
- N10
- 12.1型WXGA液晶搭載1スピンドルPC。バッテリー稼働時間:約16.5時間、重量:約1.28kg
- NX1
- 12.1型WXGA++液晶搭載1スピンドルPC。バッテリー稼働時間:約16時間、重量:約1.33kg
- S10
- 12.1型WXGA液晶搭載2スピンドルPC。バッテリー稼働時間:約16.5時間、重量:約1.34kg
- SX1
- 12.1型WXGA++液晶搭載2スピンドルPC。バッテリー稼働時間:約8.5時間(SX1W)/約16時間(SX1G・HDDモデル)/約17時間(SX1G・SSDモデル)、重量:約1.18kg(SX1W)/約1.39kg(SX1G・HDDモデル)/約1.33kg(SX1G・SSDモデル)
- T9
- 12.1型XGA液晶搭載1スピンドルPC。バッテリー稼働時間:約11時間、重量:約1,179g
- W9
- 12.1型XGA液晶搭載2スピンドルPC。バッテリー稼働時間:約11時間、重量:約1,275g
- Y9
- 14.1型XGA液晶搭載1スピンドルPC。バッテリー稼働時間:約9時間、重量:約1,530g
[編集] 過去に発売された機種
[編集] 小型モバイルモデル
- CF-11
- ProNote mini, Let'snoteではないが直系の先祖。機械式トラックボール採用
- AL-N0(1996年9月~1997年3月)
- Let'snote mini, CF-11のCPU換装バージョン
- AL-N4(1997年11月~1998年3月)
- Let'snote mini, 8.4インチSVGA液晶・新筐体・光学式トラックボール
- CF-M32(1998年6月~1998年8月)
- Let'snote mini/M32, Tillamook採用
- CF-C33(1998年10月~1999年7月)
- Let'snote comm/C33, 薄型筐体・カメラモジュール付属
- CF-R1(2002年3月~2003年3月)
- CF-R2(2003年5月~2004年4月)
- CF-R3(2004年5月~2005年4月)
- CF-R4(2005年5月~2006年4月)
- CF-R5(2006年5月~2006年10月)
- CF-R6(2007年3月~2008年3月)
- CF-R7(2007年10月~2009年1月)
- CF-R8(2008年10月~2010年4月)
- CF-R9(2010年2月~2010年9月)
- Let'snote R(当初はLet'snote Light R), 10.4インチXGA液晶、R1は1kgを割る約960gの超軽量で約6時間稼動を実現し話題に。稼働時間は世代が変わるごとに延び続け、R3では約9時間に、R5では約11時間に延びた。R6からはデュアルコアCPUを内蔵した。R8では廉価版の「Let'snote LIGHT」も設定された。
- CF-J9(2010年10月~2011年2月)
- Let'snote J, 10.1インチWXGA液晶、B5サイズのモバイルノートでは初めて標準電圧版のCPUを採用。パソコン本体へのキズや汚れを防ぐジャケット付属(着脱可能)。スタンダードモデルとハイパフォーマンスモデルの2タイプが用意される。
[編集] モバイルモデル
- AL-N1(1996年6月~1997年4月)
- Let'snote, 初代
- AL-N2(1997年6月~1998年5月)
- Let'snote, 光学式トラックボール採用
- CF-S21(1998年6月~1998年12月)
- CF-S22(1998年11月~1999年4月)
- CF-S23
- 光学式トラックボール採用、標準バッテリーパックで5時間稼動可能。当時としては画期的な持続容量であった。
- CF-S51(1998年11月~1999年8月)
- この機種から薄型パッドになった。
- CF-A1(1999年9月~2000年3月)
- 10.4インチXGA液晶搭載。無線デバイス(PIAFS)でモデムにアクセスできる機種もあった(CF-A1R)
- CF-B5(2000年6月~2001年5月)
- 光学式トラックボール復活
- CF-A2(2001年6月~2001年7月)
- DDIポケット(現・ウィルコム)のH"inモジュールを内蔵したモデル。
- CF-A3(2002年3月~2002年4月)
- トラックボール採用モデル。
- CF-T1(2002年11月~2003年2月)
- CF-T2(2003年5月~2005年3月)
- CF-T4(2005年5月~2006年4月)
- CF-T5(2006年5月~2008年3月)
- CF-T7(2007年10月~2009年1月)
- CF-T8(2008年10月~2009年9月)
- Lets'note T(当初はLet'snote Light T), 12.1インチXGA液晶、T4では約12時間に、T5では約15時間の長時間稼動を可能にした。
- CF-N8(2009年10月~2010年1月)
- CF-N9(2010年2月~2011年2月)
- Lets'note N , 12.1インチWXGA液晶、N8では約16時間の稼働時間を達成。
[編集] 光学ドライブ内蔵(2スピンドル)モデル
- CF-A44(1998年12月~1999年5月)/A77(1999年6月~1999年8月)
- スリムでありながら光学ドライブを搭載。着脱式のため、長時間バッテリーに差し替え可能であった。
- CF-M1(1999年9月~2000年4月)
- 11.3インチXGA液晶。CD-ROMドライブベイには他にオプションのセカンドバッテリーを接続可能。
- CF-M2(2000年6月~2001年5月)
- 11.3インチXGA液晶、CFスロット搭載。CDドライブベイにオプションのセカンドバッテリーを接続可能。光学ドライブはCD-R/RW、プライベートキーも装備。
- CF-W2(2003年6月~2005年4月)
- CF-W4(2005年5月~2006年4月)
- CF-W5(2006年5月~2008年3月)
- CF-W7(2007年11月~2009年1月)
- CF-W8(2008年10月~2009年9月)
- Let'snote W , 12.1インチXGA液晶、貝のように開く独自の「シェルドライブ」を採用。W4ではスーパーマルチドライブに。
- CF-S8(2009年10月~2010年1月)
- CF-S9(2010年2月~2011年2月)
- Let'snote S , 12.1インチWXGA液晶、S8では約16時間の稼働時間を達成。
[編集] 大画面モバイル
- AL-N3(1997年7月~1998年10月)
- Let'snote ACE, 光学ドライブ内蔵A4サイズモバイル。
- CF-L1(1999年11月~2000年9月)
- 13.3インチXGA液晶搭載。FDDはUSB接続になっているがブート可能設定できる。薄型CD-ROMドライブ搭載だがオプションのセカンドバッテリーと交換可能。
- CF-L2(2001年6月~2002年4月)
- A2と同じく、H"inモジュールを内蔵したモデル。
- CF-Y2(2004年2月~2005年4月)
- CF-Y4(2005年5月~2006年4月)
- CF-Y5(2006年5月~2008年3月)
- CF-Y7(2007年5月~2009年1月)
- CF-Y8(2008年10月~2009年4月)
- Let'snote Y , 14.1インチSXGA+液晶、シェルドライブ内蔵、Y5からはキーボード完全防滴仕様に。
- CF-F8(2008年11月~2010年1月)
- CF-F9(2010年1月~2011年2月)
- Lets'note F , 14.1インチワイド液晶、本体一体型ハンドル(収納式)内蔵。
[編集] 機種バージョンの注意
Let'snote LIGHTのR5、T4などの機種名は1文字目がタイプ、2文字目がバージョンを示している。タイプ違いの場合、見た目に大きな差があるため判別しやすいが、バージョンごとは見た目が似ているものが多く、間違えやすい。同じタイプでもバージョンが違うと機能にかなりの差があり、特にバージョン1からバージョン3までの機種では大幅な改良が加え続けられたため、例えばモニター裏側の強度やキー配置、バッテリー駆動時間、USBの位置などに大きな差がある。店頭で旧機種が置かれていることはあまり無いが、中古品やネットでの購入時は注意が必要である。特にT1はマザーボードや電源周辺が壊れやすいという報告が多い。また、R1には大きく分けて初期型(R1R, R1P)と後期型(R1M, R1N)がある。同一筐体を採用しながらマザーボードやチップセット等が異なり、最大メモリ容量も、前者は256MB/後者は768MBまでと異なっている。
機種は同じでも、ダウングレード権の無い仕様では基本的にはリカバリディスク付属、リカバリディスク作成機能(一貫して作成機能は全シリーズ存在しない)は無く万一リカバリ領域を破壊してしまった場合にはディスクを注文できる方法を取っている。
[編集] フィクションに登場するLet'snote
- 主要人物が作中で使用。なお実際にこの作品とのタイアップ商品が用意されている[2]。
[編集] 脚注
- ^ T9はWindows 7 Professional 正規版・標準モデル(無線LAN搭載)の場合、W9はWindows 7 Professional 正規版・スーパーマルチドライブ内蔵モデルの場合。
- ^ レッツノート ヱヴァンゲリヲン化計画
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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