レクサス
レクサス(Lexus) は、トヨタ自動車が北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニアなどの全65か国で展開している高級車ブランドである。2005年には、日本国内でのブランド展開も開始された。
目次 |
[編集] 歴史
レクサスは、1989年よりアメリカで展開が開始されたトヨタの高級車ブランドである。それ以前には、ホンダのアキュラが1986年から日本の自動車メーカーとして初めてアメリカ合衆国でプレミアムブランドを展開していた。アメリカ合衆国では、重厚で威厳を放つ高級車はアメリカンドリームを勝ち得た「勝者のシンボル」であった。市場はキャディラックやリンカーンなどの限られた伝統的メーカーの独擅場で、たとえ壊れやすくとも名門ブランドの名のもとに許容されていた。
しかし、そうしたメーカー都合の販売姿勢に対し顧客の潜在的な不満は極めて高く、社会的成功を誇示するかのような威圧的なデザインの旧来の高級車を避ける傾向は富裕層の中にも確実に存在し、名門とされてきたブランドも若年層にとっては「古臭い」と見えていることをレクサスブランド導入に備え事前調査を進めていたトヨタはつかんでいた。
そこでレクサスでは、伝統や威厳を前提とした旧来の高級車の在り方を否定し、極めて「機能的な」プレミアムを模索した。すなわち、メルセデス・ベンツなどの西ドイツ(現ドイツ)製高級車に匹敵する品質と、日本車ならではの信頼性を両立させ、なおかつ妥当な価格設定と優れた経済性、そして最高の接客とアフターフォローをもって、新たな高みを目指すこととなった。
当時はまだ「壊れないが、安物の大衆車」のイメージが強かった日本車に、高級車市場への参入余地はないというのが自動車業界の見方であった。しかしトヨタは、自らを変えるべく、テストコースの建設を始めとした従来を大きく超える評価基準を設定した。
そして、5年にも及ぶ長い開発期間の後、LS(日本名セルシオ)が誕生した。
LSは発売後、初年度だけで約1万1600台を売り上げ、ES(日本名カムリプロミネント→ウィンダム)の4700台を合わせ、レクサス全体では1万6300台を売り上げ、大衆車メーカーによるアメリカの高級車市場参入の成功例となった。
また、LSやGS・SC(日本名ソアラ)などとした車種はトヨタからレクサスブランドに車名が変わっている場合が多くある。
[編集] 車種一覧
レクサスブランドで販売される車種は、セダン、ラグジュアリーユーティリティー、クーペ、Fパフォーマンス、ハイブリッドの5体系で構成されており、同ブランドが展開される個々の国々の需要に応じた車種・仕様が投入されている。 具体例では、車種例としてアメリカ合衆国やカナダ、日本といった一部の国々にのみ投入されているHSが、仕様例としてイギリスやドイツ連邦共和国、フランス共和国といったヨーロッパ諸国にのみ投入されているディーゼルエンジンを搭載したIS200dがそれぞれ挙げられる。 また、同ブランドで販売される車種は、世界で統一デザインを採用することが基本方針として掲げられており、開発時にデザインフィロソフィーである「L-Finesse」が採用された車種にはおいては、アメリカ合衆国の法規であるオレンジサイドリフレクターが個々の国々の仕様を問わず積極的に装着されている。なお、LS600h/LS600hLに装着されるLEDヘッドランプにおいては、同ブランドが展開される個々の国々の法規に応じるためシンガポール共和国や大韓民国、中華人民共和国といった一部の国々の仕様には装着されていない。 以下に記載する車種は、2011年8月現在の時点で同ブランドで販売されている体系別の車種一覧である。
| 車種 | 外観 | 初登場年 | 現行型 | 備考 | 生産工場 | 導入国 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 発表 | マイナーチェンジ | ||||||||
| セダン(サルーン)/ハッチバック | |||||||||
| LS | LS460 LS460L LS600h LS600hL |
1989年 | 2006年9月19日(4代目) | 2009年11月9日 | ラグジュアリーセダン フラッグシップモデル |
田原工場 | 北アメリカ 南アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア オセアニア |
2か国 1か国 35か国 1か国 17か国 2か国 |
|
| GS | GS300 GS350 GS460 GS450h |
1993年 | 2012年1月26日(4代目) | グランドツーリングセダン | 田原工場 | 北アメリカ 南アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア オセアニア |
2か国 1か国 35か国 1か国 17か国 2か国 |
||
| ES | ES240 ES350 |
1989年 | 2006年(5代目) | 2009年9月18日 | エグゼクティブセダン 日本未発売車種 |
トヨタ自動車九州 | 北アメリカ ヨーロッパ アジア |
2か国 2か国 10か国 |
|
| HS | HS250h | 2009年 | 2009年7月14日(初代) | ハーモニアスセダン ハイブリッド車のみの設定 |
トヨタ自動車九州 | 北アメリカ アジア |
2か国 1か国 |
||
| IS | IS220d IS250 IS300 IS350 |
1999年 | 2005年9月(2代目) | 2009年7月30日(一部改良) | インテリジェントスポーツ ディーゼルは日本未発売 |
田原工場 トヨタ自動車九州 |
北アメリカ 南アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア オセアニア |
2か国 1か国 35か国 1か国 17か国 2か国 |
|
| CT | CT200h | 2011年 | 2011年1月12日(初代) | クリエイティブツーリング ハイブリッド車のみの設定 |
トヨタ自動車九州 | 北アメリカ 南アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア オセアニア |
2か国 1か国 33か国 1か国 16ヵ国 2か国 |
||
| SUV/クロスカントリー | |||||||||
| LX | LX570 | 1996年 | 2007年(3代目) | ラグジュアリー 4×4 日本未発売車種 |
田原工場 | 北アメリカ 南アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア オセアニア |
2か国 1か国 3か国 1か国 11か国 2か国 |
||
| GX | GX460 | 2002年 | 2009年11月23日(2代目) | グランド 4×4 日本未発売車種 |
田原工場 | 北アメリカ ヨーロッパ アジア |
2か国 3か国 6か国 |
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| RX | RX350 RX450h |
1998年 | 2009年1月19日(3代目) | 2009年10月29日(一部改良) | ラジアントクロスオーバー | トヨタ自動車九州 TMMC |
北アメリカ 南アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア オセアニア |
2か国 1か国 35か国 1か国 17か国 2か国 |
|
| クーペ/コンバーチブル | |||||||||
| IS C | IS250C IS300C IS350C |
2009年 | 2009年5月7日(初代) | インテリジェントスポーツ コンバーチブル | トヨタ自動車九州 | 北アメリカ 南アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア オセアニア |
2か国 1か国 35か国 1か国 16か国 2か国 |
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| Fパフォーマンス | |||||||||
| IS F | IS F | 2007年12月5日 | 2007年10月14日(初代) | 2009年7月30日 | インテリジェントスポーツ F (富士スピードウェイに由来) |
田原工場 | 北アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア オセアニア |
2か国 35か国 1か国 9か国 2か国 |
|
| LFA | LFA | 2009年10月21日(初代) | レクサス Fパフォーマンス エイペックス | 元町工場 | 北アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア オセアニア |
2か国 35か国 1か国 13か国 1か国 |
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[編集] 過去の生産車種
| 車種 | 画像 | 発表 | マイナーチェンジ 改良 |
備考 | 販売期間 | 生産工場 | 導入国 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| クーペ/コンバーチブル | |||||||||
| SC | SC300/400 | 1991年(初代) | スポーツクーペ | 1991年-2001年 |
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| SC430 | 2001年(2代目) | 2005年8月(マイナーチェンジ) 2006年7月(改良) |
スポーツクーペ | 2001年-2010年 (日本:2005年-2010年) |
関東自動車工業東富士工場 | 北アメリカ ヨーロッパ アフリカ アジア オセアニア 中近東 中南米 |
2ヵ国 23か国 1か国 8か国 2か国 6か国 1か国 |
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[編集] 車種名由来
同ブランドの車種名は、車種名の由来となる英語表記の頭文字であるアルファベット2文字とエンジン排気量あるいはトヨタ自動車社内測定値による同等のパワーを発揮するエンジンの排気量をあらわす3桁数字で表記される。 また、ディーゼルエンジンを搭載したモデルの車種名末尾には「d」が、ハイブリッドユニットを搭載したモデルの車種名末尾には「h」が、そしてロングホイールベースを採用したモデルの車種名末尾には「L」がそれぞれプラスして表記される、そして2009年5月、ISにコンバーチブルタイプが登場した時、車種名末尾には「C」が表記された。 具体的には、ハイブリッドユニットを搭載する「GS450h」の場合、実際に搭載されるエンジンはV型6気筒3500ccであるものの、モーター出力を加味することによりV型8気筒4500ccエンジンを搭載したモデルと同等以上の出力を発揮する計算となるため、モーター出力を加味したプラス1000ccの「450h」という表記となる。
[編集] 車種の特徴
レゾリュート・ルックと呼ばれる、ヘッドランプよりもグリルを低く配置した毅然とした表情やボディ側面のリアドアの後端に設置される三角形の窓が特徴。また、GS(2010年モデル)やHSに見られるハイブリッドの特徴としてグリルに横桟型のものを使用するというのも特徴の一つで、ハイブリッドカーにはLEDヘッドランプも採用される。
インテリアには、カーナビをパソコンのように操作することができる「リモートタッチ」が3代目RXから採用されており、以降HS、LFA、CTにも順次採用されている。
[編集] L-finesse
レクサス車におけるデザインの基本理念。「レゾリュートルック(毅然とした見た目)」を基調としたフロントデザインを採用しているなどの特徴がある。
[編集] 北米での販売
高級車のブランド別販売台数では、1999年以降7年連続でトップになっている。以下にアメリカ合衆国におけるブランド別、セグメント別の販売台数を挙げる。
- クラス別の販売台数、および販売価格(2006年)
[編集] 概評
高級車といえども価格競争が激しい北米市場では、レクサスと、同クラスのメルセデス・ベンツ、BMWとの間に、日本でみられるような顕著な価格差はない。従来は、欧州のライバルメーカーよりも比較的安価なことが特徴であった(2007年に発売されたLSでは日本車として初めて価格が10万ドルを突破した)。
高級SUVの先がけとなったRX(日本ではハリアー)や、カムリをベースとしたセダンのES(かつて日本ではウィンダムとして販売されていた)など、日本では販売されていない比較的に安価な車種(RXは09年から販売開始)が、北米での販売の過半数(18万4335台)を占める。日本でも売られる車種も日本より安く価格設定されている。
JDパワーの米国自動車耐久品質調査SM(VDS)において、ブランド別ランキングでは2008年まで14年連続のトップである。また、セグメント別でも常に上位を占め、特にLSとLX(日本名ランドクルーザーシグナス)は数度にわたり1位を獲得している。2006年は「LS430」、「GS300/430」、「SC430」がラージ・プレミアム、ミッドサイズ・プレミアム、プレミアム・スポーティーでそれぞれ1位となった。
2008年はサブプライムローンなどによる世界金融危機により販売台数が激減している。
[編集] 北米以外の海外販売
[編集] アジアでの展開
シンガポールの初代首相リー・クアンユーが、自家用車をベンツからレクサスに乗り換えた逸話がある。
韓国では、それまで実施されていた日本車の輸入禁止措置がWTO加盟に伴い解除され、レクサスの販売が開始された。2005年には、それまで輸入車販売のトップだったBMWを上回り、以後2年連続でメーカー別輸入車販売台数の1位となっている。台湾でも、2005年から高級車ブランドのトップである。[3]
[編集] 欧州での展開
欧州での販売台数は、豊富な車種、密な販売網を持つ現地メーカーであるメルセデス・ベンツやBMWを大きく下回るが、ハイブリッド車の認知などにより販売を増やしている。事実、2006年の欧州における販売台数は車種の追加やブランドイメージの浸透、発売国の追加などにより5万1000台と前年より倍増しており、10年連続で販売台数の最高記録を更新していることになる。[4]
ロシアでは、富裕層の増加に伴い首都モスクワを中心としてレクサスの販売が好調であり、2007年にはトヨタ自動車が同国における新車販売額でのトップとなった[1]。
[編集] 日本での販売
日本での事業展開が決定されたのは、2003年2月である。2005年8月に開業し、全国に143店舗が開設された。同年9月からの約2年間、取り扱い車種はGS、IS、SCの3車種であった。これらは、主要市場であるアメリカで展開されていたレクサス8車種のうち販売台数でそれぞれ5位、7位、8位(2005年[2])という非主流モデルであった。開業後1年間の販売実績でアウディやボルボの日本国内販売台数を上回った。
2006年10月に最上級車のLSを発売した直後は、LSの好調な受注によって販売台数が急増した[3]。しかし、LSの新車効果が落ち、リーマン・ショックを受けて消費マインドが落ち込んだ2008年と2009年は販売不振に陥った(2008年の国内販売台数は、前年比25.5%減の2万5945台)。また販売不振の理由として、日本人特有の舶来品信仰、店舗数の少なさ、車種の少なさ、トヨタブランドの高級車種と比べた割高感、原則値引きなしのワンプライス販売、直接顧客に出向いて営業を行わない販売方法が挙げられることもあった[4]。
しかし、2010年にはHS(14,247台)の販売効果もあって3万台以上の販売台数を回復し、2011年にはCT(20,704台)の販売好調を受けて、国内展開開始以来最高となる4万2365台を販売した。一方、新車購入者のうち輸入車からの乗換えが2割程度にとどまる為、2012年以降は走行性能やデザインの一新を図った新型GSの投入により、輸入車市場を取り崩したい考えである[5]。
多くの輸入車ブランドとは異なり47都道府県の全てにディーラーが設置され、ショールーム、商談ルームなどに至るまで、全国全店舗のデザインが高級感を目指した統一されたものになっている。外観のデザインも統一されているので、初めて来訪するディーラーでも判別しやすい。その反面、都市圏郊外においてはライバルの輸入車ディーラーが設置してある地域であってもレクサスのみ設置していない地域もある為に前述の様に販売不振の原因にもつながっている。店舗においては、小笠原流礼法をベースとした独自の接客マナーを開発。更には高級ホテルや百貨店のコンシェルジェからも研修を受け、「高級ブランドにふさわしい最高のおもてなし」を志向したサービスを展開している。
トヨタ自動車のテーマパーク「MEGAWEB」(東京・お台場)には「レクサスギャラリー MEGAWEB」、トヨタ自動車が東和不動産、毎日新聞社と共同保有するミッドランドスクエア(名古屋) には「レクサスギャラリー MIDLAND SQUARE」がある。また、レクサス店舗従業員の専用研修施設として、富士スピードウェイ内に「富士レクサスカレッジ」がある。[5]。
ブランドイメージの悪化を嫌い、公的には暴力団関係者やタクシー用途での販売は認めていない。このため、先代のセルシオ販売終了時に同車を駆け込み導入したタクシー事業者が少なくなかった。現在では、東京都内でLSやHSなどの個人タクシーが営業しているという事実もあるが、これはタクシー用途での販売はされていないが、新車または中古車購入後に独自に個人タクシー用に改造して使用しているためである。改造後のサポートはディーラーの判断に委ねられているといえる。また、法人タクシーでは、同じく都内に営業拠点を置く国際自動車や東京MKタクシー等がLSを運用している。
ディーラー以外での新車販売はほとんど行われず、オイル交換やタイヤ交換といった軽作業以外の整備は一般の整備工場では原則受け付けてもらえない。下取りに入った車両もディーラーへ回って中古車として販売が行われるケースがほとんどであり、一般の中古車店店頭にて販売されることはほとんどない。
- ディーラーの経営形態
- レクサス店の経営母体の多くは既存のトヨタ系ディーラーである。レクサス店は独立した法人格を持たないものの、トヨタとの取引は母体ディーラーではなく各店舗が直接行っている[6]。東京都内にはサウジアラビア資本によるディーラーが存在する[7]。
- コンシエルジュサービス
- 24時間365日対応可能な電話サポートサービス。事故や故障時の対応のほか、目的地・宿泊地に関する問い合わせや手配、カーナビへの登録が行える。
- G-Link[6]
- 携帯電話から、ガソリンタンクの残量など車の各情報を確認できる。車両盗難時などには携帯電話による追跡・エンジンの停止などが可能なセキュリティーシステムが装備できる。
- ワンプライス販売
- 原則値引き販売は行わず、社内割引の制度もないという。メーカーによる販売価格の拘束は不公正な取引方法として独占禁止法に抵触する可能性が指摘されている。また、LS以外の車種については、レクサスオーナー限定のクレジットカードであるレクサスカードでの払いや下取車の高額買取・オプション品の無償提供などの形で実質的な値引き販売が行われているという報告がある[8]。
- メーカー保証
- 5年10万キロ保証。
- スピードメーター及びスピードリミッター
- 輸出仕様車におけるスピードメーターのスケールが260km/h、160マイル/hであるのに対して、日本国内仕様では販売開始当初、全ての車種でリミッターの作動速度に準じた180km/hスケールのメーターが用意されていた。その後追加された車種やマイナーチェンジを受けた車種では、性能に応じた260〜300km/h超のスケールのメーターが採用される様になっている。尚、リミッターの作動速度は従来通り180km/h、またクルーズコントロールの設定最高速度は他の国産車同様に100km/h+αである。
- 競合他社への影響
- 同様な日本の自動車会社による上級ブランドとして、ホンダは「アキュラ」を2010年以降に日本で展開することを発表していた[9]が、その後の経済情勢変化によりブランド投入自体が白紙撤回となってしまった。日産による「インフィニティ」の日本導入予定は未定である。
- 輸入車の日本国内販売は1996年以降漸減しており[10]、レクサスの日本開業以降においてもその傾向は不変である。2007年上半期、最高級車LSを投入したことで好調なレクサスの販売台数は前年比165.4%であったが、高級・高額車の多い輸入ブランドではメルセデス・ベンツが同84.6%、BMWが同96.6%、ジャガーが同84.0%と軒並み減少を記録した[11]。
[編集] 受賞など
- 市場調査会社J.D.パワー・アンド・アソシエイツによる、英国の顧客満足度調査で7年連続の第1位(2007年)-レクサス
- 同・米国における初期品質調査で、2006年まで12年連続の第1位 -レクサス
- 2005-2006年日本カー・オブ・ザ・イヤーにノミネート(2005年)-GS460
- 2006-2007年日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞(2006年)-LS460
- 2006年ドイツ・ゴールデンステアリング賞 -IS
- 同・サスペンション部門、ハンドリング部門、ブレーキ部門の各部門賞を受賞 -IS
- 2006年カナダ・カー・オブ・ザ・イヤーにてテクノロジー賞を受賞 -IS350
- 2007-2008年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞(2007年)-LS460(日本車初)
- ベスト・インテリア・スタイリング賞(2007年、KBB[12])-高級セダン部門、高級SUV部門、コンバーチブル部門
- 2007年iFデザイン賞で金賞を受賞 -IS、GS(日本車初)
- J.D.パワー・アジア・パシフィックによる、日本自動車サービス満足度調査で4年連続1位(2010年)-レクサス
[編集] リコール
- 2010年2月9日、ABS(アンチロックブレーキシステム)の制御プログラム修正でHS250hをリコール(トヨタ自動車の大規模リコール (2009年-2010年))。
- 2010年4月14日、アメリカ消費者団体専門誌「コンシューマー・リポート」で横転事故の危険性を指摘されたのを受け、全世界でレクサスGX460の販売を一時停止すること発表した。誌面によると電子制御装置の作動の遅れで急カーブ時に後輪が滑ると指摘されていたが、トヨタ側ではアメリカの安全基準はクリアしており指摘する事故や苦情は来ていないが、先刻の大規模リコールの反省から顧客に不安を与えないよう販売停止を早期に決定[7]。4月19日には全世界で1万3000台を対象に車両安定制御装置(VSC)のソフトウェア修正を発表している[8]。
- 2010年5月19日には、VGRS(ギア比可変ステアリング)の制御プログラムの問題で、ハンドルを最大に切った後で急に戻した際に極端に戻りハンドルの動きが一時的にタイヤと連動しなくなる不具合があるとして、国内外合わせ約1万1500台がリコール回収対象となった。2009年11月9日以降販売分のハイブリッド仕様のLS600hL、LS600hと、2009年10月16日以降販売分のガソリン仕様のLS460L、LS460がリコール対象となる[9]。
- 2010年6月25日、米運輸局による衝突試験で基準値を上回るガソリンが漏れた為HS250hの1万7000台を無償リコールすることとなった。社内試験では基準を満たしており、改修手法が確立していないため当面、生産及び販売を見送る[10]。
- 2010年7月1日、製造過程でのバルブスプリングに異物混入のためエンジンに亀裂が入る恐れがあるとしてLS460、LS600h、GS460、GS450h、GS350、IS350、およびクラウンの国内9万台、海外18万台、計27万台がリコールとなった[11]。
[編集] コンセプト・カー
2009年9月20日現在発表されているコンセプト・カーは以下のとおり。
- HPX=LF-X(2003年・ニューヨーク国際オートショーでHPXとして出展された後、同年の東京モーターショーでLF-Xと改名された。)
- LF-S(2003年・東京モーターショー)
- LF-C(2004年・ニューヨーク国際オートショー)
- LF-A(2005年・北米国際オートショー)
- LF-Sh(2005年・東京モーターショー)
- LF-A(2007年・北米国際オートショー)
- LF-Xh(2007年・東京モーターショー)
- IS250Cコンセプト(2008年・パリモーターショー)
- RX350&RX450hコンセプト(2008年・ロサンゼルスモーターショー)
- HS250hコンセプト(2009年・北米国際オートショー)
- LF-Ch(2009年・フランクフルトモーターショー)[13]
- CT200hコンセプト(2010年・ジュネーブモーターショー)
[編集] キーワード
- The Pursuit of Perfection
- グローバルブランドスローガン。日本語に訳すと「完璧へのあくなき追求」となる。
- 日本のみ開始時から2006年まで「微笑むプレミアム。」というコピーが使われていた。
- 北米でレクサスが展開された当初は「The Relentless Pursuit of Perfection」というスローガンが用いられていた。
- I.D.E.A.L.
- 5つのレクサス開発キーワードが「アイディアル」である。Impressive(印象的)、Dynamic(動的)、Elegant(優雅)、Advanced(先進)、Lasting(普遍価値)。
- レクサス MUSTs
- レクサスに要求されるレベルは高い。約500項目に細分化された達成基準が「レクサス マスツ」である。
- L-Finesse
- 「エル・フィネス」はレクサスのデザイン哲学である。Leading-Edge(先鋭)とFinesse(精妙)を合わせた造語。
- 先端技術と日本的美意識の融和を意識しており、シンプルでありながら深みのあるデザインを目指している。
- L-Finesseを構成する要素は以下の三つ。
- 「純」-Incisive Simplicity 本質を究めたシンプルさ
- 「妙」-Intriguing Elegance 感性に響く深み
- 「予」-Seamless Anticipation 時間をデザインする
日本における今のスローガンは、「この道と語り、この星を想う」[14]
[編集] モータースポーツ
モータースポーツにおける「レクサス」ブランドを標榜したワークス活動としては、従来デイトナ24時間レースに代表されるグラン・ダムシリーズへのエンジン供給など、主に北米大陸に限った形で行われてきたが、日本においてレクサス店が本格的に活動を開始したことから、2006年からSUPER GT・GT500クラスにレクサス・SC430での参戦を開始したほか、同年にはスーパー耐久の一戦である「十勝24時間レース」にレクサス・GS450hを参戦させた。
また2008年にはプロトタイプの開発を目的としてレクサス・LF-Aがニュルブルクリンク24時間レースに参戦するなど、レクサスブランドによるワークス活動は徐々に拡大する傾向にある。
ワークス以外では、D1仕様のSC430が東京オートサロン2008に登場、ハチロクの後継として2008年シーズンお台場戦からDRoo-Pより吉岡稔記が乗っている(V8の3UZ-FEから、直4の3S-GEに載せ替え、エアロはトムスになっている)。またSUPER GT・GT300クラスにも2008年よりRACING PROJECT BANDOH・TEAM TAKEUCHIがレクサス・IS350を用いて参戦している。2010年から前年までトヨタヴェロッサ (JZX110) で参戦していた、廣田友和がGS350改で、D1に参戦している。
2009年には、ニュルブルクリンク4時間レースにLF-Aで出場し、クラス優勝を果たしている。 また、その後行われたニュルブルクリンク24時間レースにも出場し、クラス4位を獲得した(IS-Fはクラス3位を獲得)。
[編集] ブランド名
名称に付いての公式の説明はない。また、ブランドの立ち上げに係わったニューヨークの広告会社は、「レクサス」の名称には特定の意味はないとしている[15]。 一方では、「" Luxury " (豪奢)と " Elegance "(気品) からの造語である」という説や、「" Luxury Exports to the U.S. " (アメリカへの高級輸出品)の略である」という説を唱えるものもいる[16]。 日本経済新聞社「レクサストヨタの挑戦」長谷川洋三:著には、ドイツ語のLuxusからの造語。ぜいたく、一流の意味。とある。
[編集] 脚注
- ^ http://www.morgancom.com/USAutoSalesSummaryDec06.pdf
- ^ http://www.internetautoguide.com/auto-news/25-int/25410/index.html
- ^ “Taiwan Auto Sales Hit 10-Year High in 2005”. Taiwan Economic News (2006年1月19日). 2010年8月1日閲覧。
- ^ Edmundson, Gale (2006年2月19日). “Europe's Car Market: The '06 Report Card”. BusinessWeek. 2010年8月1日閲覧。
- ^ レクサスGS 打倒高級輸入車狙う、読売新聞、2012年1月27日
- ^ 東京ガスの登録商標であるが、使用許諾を得て使用している。
- ^ トヨタ・レクサスGXの販売一時中止、世界全体に拡大MSN産経ニュース 2010年4月14日
- ^ トヨタ レクサスSUVなど全世界で3万4000台リコールMSN産経ニュース 2010年4月20日
- ^ トヨタ:「レクサス」リコールへ ハンドル不具合で毎日jp 2010年5月19日
- ^ トヨタ、米でレクサスをリコール、1万7000台 衝突試験で基準値を上回るガソリン漏れ日本経済新聞 2010年6月26日
- ^ トヨタ、レクサスなどリコール 8車種、27万台に日本経済新聞 2010年7月1日
- ^ Lexus Announces Intnt to Voluntarily Recall Certain LX470 VehiclesLexus Recall Information (2010/08/04)
- ^ 【フランクフルトモーターショー09】レクサス初の5ドアハッチ、LF-Ch…全容見えた!!
- ^ 「HS250h」の発売時から導入された。
- ^ Mahler, Jonathan (2004). "The Lexus Story: The Behind the Scenes Story of the #1 Automotive Luxury Brand in America", pp. 56-57. DK Melcher Media, NY
- ^ Watanabe's Toyota Rolls Out Lexus In Japan" Forbes. http://www.forbes.com/facesinthenews/2005/07/26/toyota-lexus-autos-cx_cn_0726autofacescan02.html. Retrieved 2008-06-05
[編集] 関連項目
- トヨタ自動車
- ザ・チャンピオンシップ・バイ・レクサス(通称:レクサス選手権): 2008年から開始された日本ゴルフツアー機構(JGTO)公認による男子プロゴルフトーナメント。
[編集] 外部リンク
| レクサス ロードカータイムライン 1990年代-
|
|||||||||||||||||||||||
| タイプ | 1990年代 | 2000年代 | 2010年代 | ||||||||||||||||||||
| 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | |
| ハッチバック | CT200h | ||||||||||||||||||||||
| セダン | IS 200/300 | IS 220d/250/300/350 | |||||||||||||||||||||
| HS 250h | |||||||||||||||||||||||
| ES 250 | ES 300 | ES 300 | ES 300/330 | ES 240/350 | |||||||||||||||||||
| GS 300 | GS 300/400/430 | GS 300/430/450h/350/460 | |||||||||||||||||||||
| LS 400 | LS 400 | LS 430 | LS 460/460L/600h/600hL | ||||||||||||||||||||
| クーペ クーペカブリオレ |
IS 250C/300C/350C | ||||||||||||||||||||||
| SC 300/400 | SC 430 | ||||||||||||||||||||||
| Fパフォーマンス | IS F | ||||||||||||||||||||||
| LFA | |||||||||||||||||||||||
| クロスオーバーSUV | RX 300 | RX 330/350/400h | RX 270/350/450h | ||||||||||||||||||||
| SUV | GX 470 | GX 460 | |||||||||||||||||||||
| LX 450 | LX 470 | LX 570 | |||||||||||||||||||||