LA-MULANA
| ジャンル | 遺跡探検考古学アクション |
|---|---|
| 対応機種 | Windows |
| 開発元 | GR3 PROJECT |
| 人数 | 1人 |
| メディア | ダウンロード |
| 発売日 | 完全版:2006年06月27日 |
| その他 | フリーゲーム |
| ジャンル | 遺跡探検考古学アクション |
|---|---|
| 対応機種 | Wii(Wiiウェア) PC(PLAYISM、steam) |
| 開発元 | NIGORO |
| 発売元 | ASTERIZM |
| 人数 | 1人 |
| メディア | ダウンロード販売 |
| 発売日 | 2011年06月21日(Wiiwea) |
| 価格 | 1200Wiiポイント |
| 対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
| コンテンツ アイコン |
セクシャル、暴力、犯罪 |
『LA-MULANA』(ら・むらーな)は、GR3 PROJECTによって製作されたフリーソフトのアクションゲーム。後に、同メンバーのNIGOROによってアレンジ版が販売された。
MSX用ゲームであるガリウスの迷宮を目指して製作された。タイトルの由来はディレクター「ならむら」の逆さ読みである。PC版は公開元サイトの閉鎖に伴って、現在は配布を停止している。
PC版は公開されたもので3つのバージョンがあり、初期に作られたもの、最終ボスまでの部分が体験可能な未完成版、未完成版に多少の改変やお楽しみ要素などを加えた完成版、がある。GR3 PROJECTの活動終了に伴い、サヨナラ企画第1弾としてLA-MULANA製作時に使われたツール群をまとめた「LA-MULANAエディタ」が公開された。これによりLA-MULANAの改造、及び新規作成が可能となった。
後に同制作メンバーのNIGOROが、グラフィックやBGM、システムを2000年代向けに作り直したWiiウェア版が北米・欧州・日本で配信される事が発表され、初めに日本版が2011年6月21日に配信された。北米・欧州版は販売が難航したが、販売元の変更など紆余曲折を経て、2012年9月20日に配信された。また、Wiiウェア版をWindowsに移植したリメイクPC版が2012年7月12日から配信開始された。 Wiiウェア日本版の販売はNIGOROの所属会社であるアスタリズムが担当し、海外版はEnjoyUp Gamesが担当している。リメイクPC版はPLAYISMを中心とした[1]複数のダウンロード販売サイトで取り扱われている。
目次 |
概要[編集]
主人公ルエミーザ=コスギを操作して、巨大遺跡LA-MULANAを探索し、遺跡に存在する敵や罠をかいくぐり、仕掛けられた謎を解いてLA-MULANAの真実を探る2Dアクションゲームである。ステージ構成や設定などに関しては、神話や伝承などがモチーフであり、敵キャラクターについても神話上での伝承に基づいている。冒頭でも記述された通り「ガリウスの迷宮」と遺跡冒険作品で知られる「インディ・ジョーンズ シリーズ」が本作のモチーフとなっている。
本作はMSX風ゲームであり、MSXのゲームである事が重視された。そのため、ゲーム中に使われているグラフィックはTMS9918規格に準じて固定パレット全15色で描写され、ゲーム起動時及びセーブ・ロード時の表示は、MSXのそれを模している。なお、ゲーム会社のロゴは本作のモチーフ「ガリウスの迷宮」の製作元であるコナミをもじった「株式会社コバミ」という架空の会社となっている。 BGMについては、コナミのSCCを意識したSSCC(三匹SCC)とローランド社のSC-88を再現したものを選択することが可能。
多くのレトロゲームに見られるように、謎解きにおいて容易に解けるゲームではない。レトロゲーム独特の歯ごたえを楽しめる一方、操作性が悪く、その悪さ自体が難易度とストレスになることもある(アイテム入手によってある程度向上する)。 謎解きはヒントが少なくやや難解で、行動範囲は広大に見えて実質選択肢は殆ど無く、良い意味でも悪い意味でも昔のゲームそのままである。そのやり応えの良さやゲーム構成が、世界で評価されている。
その後、NIGOROが開発を進めたWiiウェア版は、プレイヤー層に合わせてグラフィックがアレンジされて豪華になり、システム面でもプレイがしやすいようにいくつか変更されている。その分、謎解きの位置や、オリジナル版とは違うアイテム配置がされていたり、ボスの挙動を変化させたりと所々で難易度を上げているところもある。Wiiウェアでの説明書以外にも、簡単な攻略を兼ねた電子書籍のガイドブックの配布も前後編で行う(オリジナル版では説明書でいくつかヒントが書かれていた)。それに際し、雑誌ムーの協力でクイズが執筆されている。
ストーリー[編集]
大学の講義を終え、長期休暇の準備で心躍る主人公の元に、差出人不明の封筒が届く。 それは今まで見た事のない紋様が刻印された金貨と「あの男」の文字で書かれていたメッセージであった。 その短い文面から敗北を感じつつも、闘争心と好奇心を燃やした主人公「ルエミーザ=コスギ」は、全ての文明の起源となった未知の古代文明の存在を確かめるべく「La・Mulana」の地へと向かう。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
システムについて[編集]
基本はキーボードでの操作だが、設定を行うことでゲームパッドに対応する。しかし、設定した場合も一部の操作はキーボードで行わなければならない。 Alt+Enterでウィンドウモードにすることができる。F7で画面サイズの変更も可能。
基本操作は、アローキーによる移動やジャンプ、メインウェポンを使った攻撃ボタン、遺跡進行を手助けするサブ道具使用ボタン、システム画面関係のF1-F5を使用する。リメイク版では独立した手持ちアイテム使用ボタンが設定され、飛び道具以外の任意使用アイテムはこれで使用する。ジャンプは移動中に行うと逆方向に戻れず減速する仕様で、垂直にジャンプすれば左右に落下することができる。ダメージを食らうとノックバックする。体力は、オリジナル版ではデータをロードすれば全回復、リメイク版では地上にある温泉につかることで回復できるほか、遺跡探査中だと体力最大値上昇アイテムを入手した時や敵を倒して増やすEXPを満タンにすることで全快することができる。探索を進めていくことで得られるアイテムで、主人公の動きを拡張することが可能。
主人公が愛用するノートパソコンはMSXであり、ゲームを進めるためのアイテムとしてMSXのROMを使用するほか、各ステージに隠されたMSXゲーム(オリジナルではほぼコナミ製、リメイク版ではNIGORO制作のゲーム)ROMの収集要素もある。ROMは、MSXに装備することでラムラーナ文字の解読が可能になったり、地図を入手していれば地図を表示するものがあったり、一見何にも使えなさそうなソフトでも特定の組み合わせにより様々な効果が現れる物も存在する。リメイク版においては、ROMはインストールするソフトという形に設定され、メモリに空きがある限り3つ以上使用することができる。
STEAM版においては実績が実装され、プレイによって獲得することができる。
登場キャラクター[編集]
- ルエミーザ=コスギ
- プレイヤー。31歳。日系3世で祖父は忍者の末裔。考古学者であり、大学で教鞭をふるう傍ら、祖父より受け継いだ潜入技術で遺跡の調査を行っている。MSXマニアでノート型MSXを常に携帯している(Wii版ではMobileSuperXという遺跡探査に特化したノートPCを所持)。父であるショーンとは反りがあわず、何かと対立している。カレーが好物で、ポーズボタンを押すとその場でカレーを食べ、そのまま放置すると満腹になり寝てしまう(ポーズを解除すると即座に起きる)。 万全の体制でLa・Mulanaに向かうが、空港で遺跡探査で使うはずだった道具をあらかた没収されてしまった為、お土産だと言い張ったムチと愛用のMSXのみで遺跡探検を始める羽目になる。名前は開発スタッフの一人である「サミエル」に由来しており、名字と一部の設定の方はケイン・コスギに由来している。
- ショーン=コスギ
- ルエミーザの父親。62歳。日系2世で人類学、歴史学の権威であり、生物学や天文学などにも精通している。62歳とは思えない肉体と凄まじいサバイバリティを誇る鉄人でもある。「サルが人となる為の条件は進化だけではない」とし、人類の起源を追い求め、古代文明と天文学との共通性から「全ての文明の起源となる文明がある」という大胆な説を発表した後、行方不明になる。そして、その文明であるラムラーナの遺跡から挑戦状とも取れる手紙をルエミーザに送りつける。
- ゼレプド長老
- 遺跡を守る「守人の一族」の長老で、一族の掟に従い遺跡を守っている。ショーンとは旧知の仲。ハイテク好きで、MSX通としてネットで有名人であり、MSXについて熱く語ってくれる。ラムラーナの地に付いたルエミーザに、住んでいるテントに来た時や自身作のメールソフト(Wii版)でアドバイスや雑談を送ったりする。名前は「Xelpud」と書く(開発スタッフの一人である「duplex」の逆さ読み)。
- 母
- はるか昔に地上に降り立ち「空」に帰る為に人類を生み出し、全ての文明を育てた存在。LA-MULANA遺跡そのものであり、倒すためには母の魂を四賢者の秘術により出現させなければならない。
- ある姿がヘビのような下半身を持っており、下記の彼女を模して造られた存在も同様にヘビのような下半身を持っている。
- 巨人
- 『母』から生まれた第2の子。『母』の扱いを巡り二つに別れ、互いに争った。
- ゼブ
- 巨人らの長男。地を支えるため動けなくなった。
- バド
- 母を帰すために空を飛ぶ塔を築く。満天の星空の日に深い眠りについた。
- ミゲラ
- 母を帰すために空を飛ぶ塔を築く。左利き。湖を運ぶが力尽きる。
- レド
- 母を帰すために空を飛ぶ塔を築く。争いに敗れた際に胸に大きな穴をあけられ、長き眠りについた。
- フト
- 母を帰すために空を飛ぶ塔を築く。
- アブト
- 母を帰す事に反対した側。巨人たちの争いに最後まで残り、石碑を記した。ガーディアンであるサキトを倒すとアブト像が涙を流す。
- ジー
- 母を帰す事に反対した側。月夜の晩に地への祈りを始めた。
- リブ
- 母を帰す事に反対した側。争う兄たちを憂い、湖から塔に水を運ぶための穴を掘るが力尽き、眠りにつく。
- サキト
- 下記参照
- 四賢者
- 遺跡を守る神官が自らの体を石に変える術を使い、永遠の命を得た姿。母を帰すことは不可能であると悟り、母を苦しみから解放する為に母に永遠の眠りを与える事を第8の子に託す。
- アルセダーナ
- 母の第7の子にして四賢者の一人。死を司る賢者。
- ギルトーリヨ
- 母の第7の子にして四賢者の一人。知識を司る賢者。
- フォボウス
- 母の第7の子にして四賢者の一人。命を司る賢者。
- サマランタ
- 母の第7の子にして四賢者の一人。力を司る賢者。
- ムーブルク
- アレンジ版で登場する四賢者並みの知識を備えている少女。遺跡の中で長く眠り続けており若さを保ち続けている。彼女を目覚めさせたルエミーザに遺跡に関するアドバイスを授ける。ただし、たまに彼が来たことに気づかずにうたた寝をしている場合も。仕立て屋の父を持ち、彼の経緯から賢者から知識を得ていた。
- キャラクターの原型はオリジナル版の制作段階で作られていた。
- 妖精
- 四賢者の言いつけにより選ばれた存在の手助けをする。主人公が持っていた「コナミの占いセンセーション」のROMを目印にする。体力を回復する通常の妖精(髪と回復の仕方が異なる3種類存在)のほか、特定の宝箱や入口を開ける鍵妖精という存在がある。
- アレンジ版では妖精女王に、あるアイテムを証として所持していると妖精の手助けを受けることができる。オリジナルと同じく4種類だがバリエーションも増え、サブウェポンで援護する武器妖精と、アイテムドロップ率が上がるお宝妖精が追加されている。
- ドゥラキュエツ
- とある禁断の宝を作ったものの、誰にも認められず賢者になれなかった者。とある入口からやってきたルエミーザに宝の隠し場所である地獄聖堂へのヒントを流し、見に来てくれるのを待つ。
- 台詞から見て悪戯好きで、かなりのお調子者の性格。名前の由来はドラゴンクエスト2(MSX版)。
- ガーディアン
- 母を守る8つの魂。アンクジュエルによりアンクを破壊する事で出現する。
- アンフィスバエナ
- 導きの門のガーディアン。体の両端に頭を持つ大蛇。モチーフはローマ、エチオピア伝承の怪物アンフィスバエナ。
- サキト
- 巨人霊廟のガーディアン。母を帰す事に反対した巨人の末弟。レドの体に鍵をつけ、自らは力を残し眠りについている。
- エルマック
- バハムート
- ヴィー
- 灼熱洞窟のガーディアン。巨体な一つ目の怪物。あまりに巨体すぎてまともに動くことが出来ず、使い魔に頼らないとまぶたもあけられない。
- バフォメット
- パレンケ
- 死滅の間のガーディアン。エイリアンのような姿をし、ロケット状の乗り物に乗っている。モチーフはマヤのパレンケ遺跡のレリーフ。プレイヤーは戦闘時に黄金スペースシャトルの模型に乗って戦う。
- ティアマト
- 魚人
- 母から生まれた第4の子。魚に足が生えたような姿をし陸上での活動が出来るが、息がすぐあがって痙攣する。戦闘種は股間に酸素の入った鉄パイプをつけている。一部の魚人は魚人様が倒されると生存できない。
- 魚人様
- 魚人族の主。鼻のついた魚で善の心が眠るとも言われているが定かではない。モチーフは開発スタッフがGR3を作るきっかけになった先輩サイト『海底都市マチョピチョ』の管理人魚人様。とある場所(通称折檻部屋)に登場する敵として登場する他、PC版に収録されているミニゲーム『PR3』では敵キャラとして、『むきむきメモリアル』ではマスコットとして登場する。
- ジョカ
- ティアマト同様に母の能力を模して作られた存在。モチーフは古代中国の神話に登場する女カ。