L-70 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

L-70

  • 用途:練習機
  • 製造者:ヴァルメト
  • 運用者フィンランド空軍
  • 初飛行:1975年7月1日
  • 生産数:30機
  • 運用開始:1980年

L-70 は、フィンランドで開発された初等練習機ヴィンカ(Vinka、「突風」の意)という愛称がある。ミルトレイナーは、輸出用につけられた名称。

概要[編集]

フィンランドの国営航空機製作所ヴァルメトが開発した。機体は全金属製、エンジンは単発レシプロ、主翼は低翼配置、降着装置は固定脚、座席は並列複座になっている。座席後方には、2名分の座席か330kgまでの貨物が搭載できる。主翼下に4ヶ所のハードポイントがあり、内側は150kg、外側は100kgまで搭載できる。1975年7月1日に初飛行を行い、1980年から1982年に30機がフィンランド空軍に引き渡された。

フィンランド空軍の仕様の他、FAAのFAR23の規定に合うように製作されていて、2人乗りはA類、4人乗りはU類になる

要目[編集]

  • 全長:7.50m
  • 全幅:9.63m
  • 全高:3.31m
  • 自重:767kg
  • 最大離陸重量:1,040kg (A類) 1,250kg (U類)
  • エンジン:ライカミングAEIO-360-A1B6 レシプロエンジン 1基 200hp
  • 最大速度:130kt (240km/h)
  • 巡航速度:120kt (222km/h)
  • 航続距離:548nm (1,015km)
  • 乗員:2名

関連項目[編集]