Kunoichi -忍-

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Kunoichi -忍-
ジャンル 殺陣アクション
対応機種 プレイステーション2
開発元 セガワウ
発売元 セガ
人数 1人
メディア DVD-ROM
発売日 2003年12月4日
対象年齢 ESRB: Mature
CERO:15
コンテンツ
アイコン
Blood, Violence
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Kunoichi -忍-』(くのいち)は、2003年12月4日セガから発売されたプレイステーション2アクションゲーム。『Shinobi -忍-』の続編に当たる。 主人公である緋花を使い、華麗な連撃により敵を倒すゲーム。

内容[編集]

一定時間内に連続して敵を倒すごとに攻撃力が上がる「殺陣」と呼ばれるシステムは、前作と同様である。

前作『Shinobi -忍-』のシステムを受け継いでおり、初心者にとっては難しいと言えるゲーム内容が用意されている(以下、例)。

  • 穴(画面外)に落ちたら体力に関係なく死亡
  • 死亡したらステージの復帰地点から(最初から)やり直し

なお、今作においては難易度緩和のためか敵を攻撃後のジャンプ回数が増え、特定のキャラクターは第二のステルスダッシュとも言える空中キックが使えるため、若干死に難くなっている。

加えて悪食による体力の減少が無くなり、必殺攻撃におけるリスク減などにもその姿勢は見られる。空中での行動のバリエーションが増えたため、空中でのより華麗な連撃が可能となっている。 また1ステージにおいてある程度中継ポイントがあり、「死んだら一気に最初から」と言うシステムは緩和された(中継ポイントが無いステージも存在する)。

更に、初心者向けの難易度として「ビギナー」があるが、出現した敵を自動的にロックオンする仕様であり、煩雑でない反面、空中での連撃中に狙っていない敵をロックオンして墜落事故を起こす可能性もある。


登場人物及び関連語句[編集]

登場人物[編集]

緋花(ひばな) - 声優:田中敦子
本作の主人公。政府機関の指令の下、忍務を遂行するShinobi機関の女忍者=くノ一。物心つかぬうちに養女として家を出され、周囲に疎まれる失意の幼少期を過ごす。 その中で、緋花は忍の技に天賦の際を発揮し、その才能を認める師・地蟲と出会う。しかし、ある事件をきっかけに己の力では抗えない宿命の中で、冷めたシニカルな忍として、忍務をこなすようになっていった。ゲーム中ではモデルのような歩き方をする。
地蟲(じむし) - 声優:沢木郁也
中臣財閥傭兵忍部隊のリーダー。元・朧の忍であり、以前は政府機関の下、緋花の上司として共に忍務を遂行していた過去を持つ。現在は中臣財閥傭兵忍部隊を率い、政府に先んじての悪食回収を命じられている。緋花との決闘の際、突然介入してきた黒鋼の攻撃から緋花を守り死亡する。かつて朧の里にいた過去を持つ。トラップを使った戦法を得意とする。
翡水(ひすい) - 声優:斎藤千和
中臣財閥傭兵忍部隊の一人。地蟲の現在の弟子であり、忠実な部下でもある。政府に一族を抹殺された娘であり、その政府と敵対する中臣側に属す。 地蟲に師事し心酔しているが、地蟲がいつも緋花の事ばかりを話すので緋花を目の仇としている。水を使った忍術を得意とし、傘のような獲物を武器としている。戦闘時は何故かゴーグルをかける。
風車(かざぐるま) - 声優:石塚運昇
中臣財閥傭兵忍部隊の一人。強者と闘うことを楽しみとしている風来坊。名前の通り、風車のような武器を操り風の忍術を使う。
鬼火(おにび) - 声優:高木渉
中臣財閥傭兵忍部隊の一人。炎の忍術を使い武器は花火。自分より強い人間が殺してくれる事を一番のエクスタシーと感じている。口癖は「ベイベー」
黒鋼(くろはがね) - 声優:α高階俊嗣、β原田正夫、F飯田浩志
中臣財閥によって造り出された兵器。その身体はサイバネティック手術を受けており、悪食回収を実行する。 βの特徴として装甲が用いられている。背後の装甲を破壊しなければその鉄壁を破る事はできない。また重火器も大幅にパワーアップしている。Fは悪食を取り込む事により、大いにパワーアップ。知能も人間と遜色なくなり(悪食の意思を反映している)、攻撃動作は最後の悪食の持ち主である現朧一族当主・秀真の動きと似通っている。
秀真(ほつま) - 声優:岸尾大輔
朧当主、前作shinobi-忍-の主人公。ヒルコ事件後の動向は掴めていない。今回はゲストキャラとして参戦。メモリーカードにshinobiのデータが存在している状態で難易度「ノーマル」をクリアする事により使用可能となる。なお、前作のシステム同様、悪食の影響を受け(スラッシュゲージを常に消耗し、ゲージが尽きると体力を消耗する)殺陣を決めることが困難な場合もあるが、その分攻撃力が高く必殺技の突きの威力は装甲のある敵でも多段ヒットで倒せるほどである。
ジョー・武蔵(ジョー・ムサシ) - 声優:森川智之
shinobi・kunoichiの前身であるザ・スーパー忍の主人公。前作に引き続きプレイヤーキャラとして登場する。難易度「ハード」をクリア若しくは忍務評価画面を88回見る事で使用可能。
産土 篝(うぶすな かがり)
オープニングデモのみ登場。前作shinobi-忍-の黄金城事件後、悪食を封印するシーンが登場する。kunoichiの段階での動向は不明。産土 篝に関して、詳しくはshinobi-忍-のページの産土 篝の項。

用語解説[編集]

殺陣(たて)
このゲームにおいて最も重要なシステム。一定時間内に連続して敵を倒すごとに攻撃力が増す。敵を4体以上倒した上で一定時間が経過することで、殺陣演出画面に切り替わり、倒した敵の数によって演出が変化する。使いこなせば最終ボスも一撃で仕留める事が出来る。
悪食(あくじき)
朧当主の血族のみが扱うことを許された破魔の妖刀。物を断ち斬る物理的な切れ味もさることながら、最大の特徴はその破魔の能力にある。悪食は斬りつけた敵から穢れた御霊「魄(はく)」を吸い取り、それを攻撃エネルギーに転化する事で際限なく攻撃力を増していく。しかし、魄を際限なく吸い続ける結果、使い手の魄や命さえも吸い続けると伝えられる。前作、shinobiでは黄金城事件後に産土家によって分割・封印された。この四散した破片を巡り、中臣、政府、地蟲が動いている。
太刀 現世(ウツシヨ)
緋花が所有・装備する忍刀。政府研究機関により悪食を分析し、その力をコピーした試作品。周囲の「氣」を吸収し切れ味を増すが、その威力は悪食には及ばない。そのかわり、悪食のように使い手の魂まで吸い取るような、激しい「飢え」をもたない。
小太刀 双翅(フタバ)
緋花が所有・装備する小太刀。ナックルガードに手裏剣が差し込まれている。緋花は小太刀を旋回させることで威力を増し、特殊な近接攻撃手段として使いこなしている。初陣の際、かつての師匠、地蟲に手渡された思い出の品でもある。
朧一族(おぼろいちぞく)
かつて、日本のすべての忍を統括していた忍の一族。黄金城事件の際に一部の者を除き全滅した。当時の朧の当主・秀真は、Shinobi機関の命をうけ、事件鎮圧と首都奪還の忍務を果たした後、当主の証として代々受け継がれてきた妖刀「悪食」を残し、姿を消した。
Shinobi機関(しのびきかん)
旧政府および、臨時政府の指令のもと非合法活動を専門に扱う組織。バックアップを担当するエージェントの手配のもと、現地で実働する少数の忍を派遣し、テロの鎮圧や要人警護、暗殺などの忍務をおこなう。その存在は、一般には一切明らかにされていない。
中臣財閥(なかとみざいばつ)
巨大多国籍企業「中臣財閥」。江戸後期から、急激に勢力を拡大していった財閥である。一般には、日用品・食品・医療薬品・精密機械・重化学工業など、あらゆる業種を扱う一大コングロマリットである。しかし、裏では時の政府と繋がり、極秘裏に兵器開発に携わってきたといわれる。表立っては「式神掃討」を理由に、独自の忍部隊を有明結界に派遣するが、「有明結界網」のバランス崩壊は中臣財閥の関与があると見られている。前作shinobi-忍-では八面王の建設に関わっていたと見られる。
黄金城事件(おうごんじょうじけん)
前作『Shinobi -忍-』において、巨悪の陰陽師、産土 ヒルコによって引き起こされた式神騒動。事件勃発と同時に東京は壊滅状態となった。当時の朧の当主・秀真により産土 ヒルコが討伐され、事件は解決した。
有明結界網(ありあけけっかいもう)
黄金城事件から壊滅状態に陥った東京は首都機能を失い、大阪府に臨時日本政府が発足した。臨時政府は、崩壊して残骸と化してなお強力な「咒力」を発する黄金城と、東京圏に残存する怪生物「式神」を封じ込めるため、旧政府の管理下にあった、異能の陰陽師一門・産土家の巫女、産土 篝に命じて施術させたのが、巨大多層式結界「有明結界網」である。東京の主要な龍脈状の9つのポイントに施術し、その核となる封印の要には、9つに分割された「悪食の欠片」が使用された。

外部リンク[編集]