killer Show

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killer show
ナイトメアスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-ROCKJ-POP
レーベル VAP
プロデュース ナイトメア
チャート最高順位
ナイトメア アルバム 年表
ナイトメア 2003-2005 シングル・コレクション
(2008)
Killer Show
(2008)
majestical parade
(2009)
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killer show(キラーショー)は、日本ヴィジュアル系バンドナイトメアの5枚目のオリジナルアルバムである。

概要

前作「the WORLD Ruler」から約1年3ヶ月ぶりのアルバムリリースである。11thシングル「レゾンデートル」12thシングル「このは」13thシングル「DIRTY」と、「このは」のカップリング「cloudy dayz」、「DIRTY」のカップリング「メビウスの憂鬱」、そして配信限定曲として公開されていた「White Room」の6曲の即発曲が収録されている。(「レゾンデートル」のカップリング「叙情的に過ぎた時間と不確定な未来へのレクイエム」は本作には未収録となっている。)

初回特典:

  • 【DVD+CD】「THE LAST SHOW」PV収録。CDのレーベル面にYOMIを印刷、DVDには咲人を印刷。
  • 【写真集+DVD+CD】「White Room」PV収録。CDのレーベル面に柩を印刷、DVDにはRUKAを印刷。
  • 【CD】(初回生産分のみ)6種類あるうちのトレーディングカードをランダムで1枚封入。CDのレーベル面にNi~yaを印刷。

また、全3タイプ全てに(【CDのみ】は初回生産分に限り)アルバム購入者限定イベント『ナイトメア Five F.O.N.T.S. Mareland 2008 -killer×××show-』の応募券を封入。

収録曲

  1. パンドラ
    (作詞・作曲:咲人)
    タイトルのパンドラとは、ギリシア神話に登場する女性の名前である。歌詞の内容からすると、パンドラの神話をモチーフに制作されたものと思われる。(パンドラ、及びパンドラの神話についてはパンドーラーの項を参照のこと)
  2. DIRTY
    (作詞・作曲:RUKA)
    13thシングル。表記はされていないがアルバムバージョンとなっており、シングルバージョンには存在したイントロ部分が削除され、ローが足されている。
    アレンジ、プログラミングはShinobu (Creature CreatureThe LEGENDARY SIX NINE)。
  3. the LAST SHOW
    (作詞・作曲:RUKA)
    PVは、深夜のイクスピアリにて撮影が行われた。
    アレンジはShinobu
  4. TrickSTAR
    (作詞・作曲:RUKA)
    RUKAはこの曲の「「幸せ」って言葉に虫酸が走った」という歌詞について、自分で作詞をしながらも「いい言葉だ」と思ったそうだ[1]。余談だが、タイトルになっている「TrickSTAR」という言葉は過去に「アルミナ」の歌詞でも使用されている。(その際は全て小文字で「tirckstar」と記されていた)
  5. メビウスの憂鬱
    (作詞・作曲:咲人)
    13thシングル「DIRTY」のカップリング。6thシングル「時分ノ花」のカップリングである「惰性ブギー」のアンサーソング的な楽曲であり、アウトロが「惰性ブギー」のイントロに繋がるようになっている。
  6. このは
    (作詞・作曲:RUKA)
    12thシングル。
  7. レゾンデートル
    (作詞・作曲:咲人)
    11thシングル。
  8. WORST
    (作詞・作曲:RUKA)
    「クズ」という言葉が登場するが、これはRUKAが普段使っている言葉と作詞する時の言葉が違ってしまい、作詞する時の言葉は「作っている」感じがある事に気付き、「作らず」に作詞した結果出てきた言葉である[1]。さらに英語詞の途中にHATEで歌われている「I can clash~」が歌われている。
  9. ジャイアニズム罰
    (作詞:YOMI 作曲:咲人)
  10. ジェネラル
    (作詞・作曲:咲人)
  11. White Room
    (作詞・作曲:咲人)
    2008年3月8日~28日に行われていたライブツアー「2008 ZEPP TOUR six point killer show」の期間中のみ配信されていた楽曲。咲人曰く「組曲」。太田裕美木綿のハンカチーフへのアンサーソングのような立位置で詞を書いたという。
  12. cloudy dayz
    (作詞・作曲:RUKA)
    12thシングル「このは」のカップリング。
  13. 夜想曲
    (作詞・作曲:咲人)

解説

  • 今回のアルバムでは、他の曲を引き立てるための曲は一切なしで、すべてがシングルにできる曲ということを目標に制作がされた[2]
  • また今年はライブが多かったこと、それと関連してタイトルが「killer show」となったこと、そして本作もライブ活動と並行しながらのレコーディングだったことなどから[2]ライブを意識したアルバムであることがうかがえる。
  • ヴォーカルの音声処理に関してはほとんどリバーブをかけておらず、「くっついているようなヴォーカルにした」とのこと[1]。RUKA曰くその極みが「TrickSTAR」であり、さらに曲中で2種類のマイクを用いたために声が違って聞こえるそうだ[1]
  • 【CDのみ】のジャケットに写っている、王冠をかぶったトラは本物を使う予定だったらしいが、結局許可されなかったとのこと[1]。トラを使うという経緯に至ったのはRUKAの思いつきで、RUKAが飼い犬のとらを(虎王)を見てトラがいいと思ったからである。王冠をかぶっているのも「トラに王冠でとらを(虎王)」という意味である。ちなみにジャケットに写っているトラはナイトメア自身を示している。
  • ちなみに音楽情報サイトのBARKSでは本作のインタビューと共に、収録されている13曲それぞれの歌詞の一部を抜粋し、それについて一問一答をする「歌詞抜粋Q&A」が掲載されている。

参加ミュージシャン

参考・出典