KSC

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  1. ケネディ宇宙センターの略。
  2. 関西学院大学神戸三田キャンパスの略。
  3. 大韓体育会の略。
  4. 日本の遊戯銃メーカー、株式会社ケーエスシー。本稿にて記述。

株式会社ケーエスシーは、山梨県甲斐市にある遊戯銃メーカー。社名KSCは甲府島コーポレーション(KofuShimaCorporation )の略称。

目次

[編集] 沿革

1969年 プレス製品の製造を主力とした島製作所として創業。MGC社への部品供給を中心として活動。
1989年 企画・開発を行う株式会社ケーエスシーを設立。MGC社の企画・開発に協力。
1995年 製品の納品先であったMGC社の休業にともない、ケーエスシーブランドでの製品販売を開始。
同社社長がMGC社の創成期にエンジニアとして参加していた事が、後の起業と取引関係に繋がる。
ピーク時はMGC社製品の製造量の約40%を担っていた。
(以上、1999年度カタログを参考)
製品の構造や品質はMGCのものを引き継ぎ、ガスブローバック方式トイガン、CP発火ブローバック式トイガン(モデルガン)が主力商品となっている。
MGC製品のサポートは行っていないが、MGC/TAITO販売のガスブローバック方式M93Rは現行のM93R-C(M93R-AG)と互換性があるので、ある程度のサポートを受ける事が可能。
設計を担当した電動連射式ガスガンMP5KA4-PDWも、修理と調整などを行っていた。(月刊Gun 1995年10月号 「モデルガン工場見てある記」に掲載)

[編集] 製品の特徴

製品の特徴としては、

  • 外観が美しい
外観の仕上げに切削加工を大幅に導入、平滑さや加工痕が金属製品をイメージさせ、メッキモデルは金属のようだと評される。
  • 内部構造がリアル
可能な限り実銃と同様の作動が再現されている。
  • 説明書が詳細
取り扱い方法の他、実銃の解説にも力を入れている。(商標問題を抱える機種は除く)

一部のモデルでは実銃同様に銃身を可動させるなどの構造を再現したために、ブローバックメカニズムの動作が不安定なものがある。また、形状を実物に近づけた結果耐久性が不足している部分があり、説明書で注意喚起しているモデルもある。実銃どおりの寸法で作られた照準器がエアソフトガンとして不適当な設定になっている、金型成型後の機械加工による部品の個体差が完成状態の作動性に影響を及ぼす事が多いといった批判もある。[要出典]

ガス・ブローバックメカニズムは、協力関係にあったMGC社製品の流れを引き継いでおり、送弾ノズルがピストンとともに可動する方式と、送弾ノズルがシリンダーとともに可動する方式に大別される。 前者は銃身の可動の再現などを優先した方式で、構造が複雑なため安定性を欠く傾向がある。 後者は構造の単純化により動作のスピードと安定性を優先した方式となっている。

動作の不安定さに対しては、「ハードキック」と呼称したマイナーチェンジや、内部構造の遊戯銃向けアレンジなどで何度かの改善を行っている。

2007年後半から「07ハードキック(SYSTEM 7)」と呼称したメカニズムの大幅なリニューアルを開始したが、現在まで採用してきた独特のメカニズムを放棄して他社製品と変わらないシンプルな構造となった。 この変更により、同社製品の特徴であった実銃同様に銃身を可動させる構造が採用されなくなった事を残念がる声も多い。

可変ホップアップシステムに関してはながらく重量弾(0.25g以上)の使用が推奨されていたが、後に軽量弾向けの設定に変更されている。

製品に刻印された自社ロゴを隠すという方式を採っており、STIシリーズでは排莢口の中、USPシリーズでは分解しないと見えないスライドストップレバーの下に自社ロゴがあり、銃器表面の刻印を実物に近づけている。権利関係の問題でベレッタ製品グロック製品などでは実銃メーカーの商標が使われておらず、一部の初期製品と限定販売品以外には使用されていない。STI社とは正式に商標使用契約を結び、製品への実銃用部品導入や解説書の内容充実を図っている。

電動ガンHK33シリーズはエアコッキングガンとしての機能を併設し、電池切れの状態や未充電の状態でも発射が可能になっているほか、手動の場合はモーターの作動音を立てずに発射することができる。

「U-18」シリーズと銘打った、国内地方自治体の青少年保護育成条例内の規定に適合したローパワーモデルを製造しており、18歳未満でも高級路線商品を購入出来る配慮を行っている。

[編集] 事件

1997年 同社に対して株式会社ウエスタンアームズ社より、ガスブローバックガンのメカニズムに関しての特許侵害による損害賠償請求を求める訴訟を起こされる。1999年にケーエスシー側の全面勝訴で訴訟は終結する。
1997年 同社に対して株式会社ウェスタンアームズ社およびピエトロ・ベレッタ社から、ピエトロ・ベレッタ社製品の工業的意匠および商標の模倣による損害賠償請求を求める訴訟を起こされる。2001年にケーエスシー側の全面勝訴で訴訟は終結する。
1998年発売の製品STIエッジの開発段階において、同社が加盟していた業界団体ASGK(日本遊戯銃協同組合)より、銃身部がMGC社モデルガンに装着可能であり、団体自主規制違反ひいては銃刀法に抵触すると指摘され、同製品は発売延期と急な仕様変更を余儀なくされる。
それに際して、広報用に出版社に貸し出した試作品が競合他社に流出した事で出版社との関係が悪化、編集責任者が交代するまで取材協力を行わないなどの絶縁状態にあった。
また、業界団体ASGK(日本遊戯銃協同組合)からの脱退、別団体JASG(日本エアースポーツガン協会)への参加の原因となった。

[編集] その他

プレイステーション用ゲームソフトMETALGEAR SOLID開発時にデザイナーがKSC製のMk23ソーコムピストルを購入した事で、ゲーム中への登場のきっかけとなった。(ディレクターはベレッタM92FSを好んでおり、続編ではその様に変更された)ゲームソフト宣伝用イラスト等でも大きく取り上げられた事から、KSC製品は予想を超えるヒット商品となった。
プレイステーション用ゲームソフトBIO HAZARD3中にKSCが製品化していたSTIイーグル/ハンター、SIG SP2340が登場するが、それまでに東京マルイ社とのタイアップ商品デザートイーグルサムライエッジが実現していた事から、KSCともタイアップが行えないかという意図があった為で、しかしながら実現はしなかった。
アニメーション作品BLACK LAGOONとは正式なタイアップが行われたが、通常では行われない特例的な措置(有害がん具への商品化権許諾など)を経て実現したと雑誌記事中で触れられている。
アニメーション作品GUNSLINGER GIRLとのタイアップでは、何点かの企画が予定されていたが、実現したのは一点のみである。また、オープニングの実写映像中に登場した銃器はKSC製品を撮影・加工したものである。

[編集] 製品の系列

  • M93R-AG系
ベレッタ社製ピストルがモデル
  • M93R-MG(モデルガン)系
ベレッタ社製ピストルがモデル
  • Mk-V(モデルガン)系
COLT社製リボルバーがモデル
  • P230系
SIG SAUER社製ピストルがモデル
  • M8000クーガー系
ベレッタ社製ピストルがモデル
  • Mk23 SOCOMピストル系
H&K社製ピストルがモデル
  • STI系
STIインターナショナル社製ピストルがモデル
  • M9系
ベレッタ社製ピストルがモデル
  • G系
グロック社製ピストルがモデル
  • TMP系
スタイヤー社製マシンピストルガモデル
  • Cz75系
セスカ・ゾフロヨフカ社製ピストルがモデル
  • イングラムM11系
RPB社製マシンピストルがモデル
  • SP2340系
SIG SAUER社製ピストルがモデル
  • M945系
S&W社製ピストルがモデル
  • M93R-2系
ベレッタ社製ピストルがモデル
  • USP系
H&K社製ピストルがモデル
  • M1911A1系
COLT社製ピストルがモデル
  • P226系
SIGARMS社製ピストルがモデル
  • HK33系(電動ガン)
H&K社製アサルトライフルがモデル
  • APS競技銃 AP(プリチャージエア)/GP(ガスガン)系
実銃競技用モデルのデザインをアレンジ
  • M9/M93R-2[07ハードキック]系
従来のM9/M93R-2系の内部構造を大幅に改良したもの
  • USP[07ハードキック]系
同上
  • SP2022[07ハードキック]系
同上

(注釈なきものは、ガスブローバック方式)

[編集] 年表

  • 1969年 島製作所として創業
  • 1972年 株式会社 島に組織変更
  • 1994年 MGCの活動休止に伴い、完全自社製造品の「M93R-AG」を台東商事から発売
  • 1995年 「KSC」ブランドで自社流通を開始 「M93R-MG」「Mk-V King Cobra」「AUTO-9」を発売
  • 1996年 「P230」発売
  • 1997年 「M8000」「TMP」発売
  • 1998年 「Mk23」「STI」「M9」発売
  • 1999年 「G17」「SP2340」「ハードキックシリーズ」発売
  • 2000年 「Cz75」「STI レースメカバージョン」発売
  • 2001年 「M11」発売
  • 2002年 「M93R-2」「M945」発売
  • 2004年 「USPコンパクト」発売
  • 2005年 KSC初の電動ガン「HK33K」「USP.45」ブランド10周年記念品各種 発売
  • 2006年 「P226」 『BLACK LAGOON』とのコラボレーション製品「インベルM911」(1,000挺限定)発売
  • 2007年 18歳未満向けモデル「U-18シリーズ」 『BLACK LAGOON』とのコラボレーション製品「ソードカトラス」(限定/製造数非公表)発売
  • 2008年 従来品のメカニズムを[07ハードキック(SYSTEM 7)]系に変更開始 『GUNSLINGER GIRL』とのコラボレーション製品「P230モデッロT」(限定/製造数非公表)発売

[編集] 外部リンク

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