KFX (航空機)
KFX(F-33)は、大韓民国が開発中の、大韓民国空軍向けの第5世代ジェット戦闘機である。
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概要 [編集]
KFXの開発計画は、2001年3月に韓国空軍士官学校の卒業式で、金大中大統領(当時)により発表された。インドネシア空軍も配備を検討している。[1] 韓国にとってはFA-50に次ぐ2番目の戦闘機開発計画でありステルス性を重視していると考えられる。
初飛行は、アメリカのF-22 ラプター、F-35 ライトニングll、ロシアのPAK FAなどの第5世代ジェット戦闘機と比べ、他国よりも遅めの2020年代を予定している。配備が決定すれば、2050年代まで使用されることが予想される。
ただし、計画発表の当初より韓国の経済規模で開発が可能なのか疑問視する声があった。2008年1月、韓国の軍事情報誌「DEFENSE TIMES」では、計画が白紙となる可能性が大きくなったと報じている。
なお、アメリカはこの計画の代わりとして、F-15Eをデルタ翼化した、大規模発展型を提案している。
韓国とインドネシアは2010年7月15日にKF-X戦闘機の生産協力に合意した。[2] ADD (Agency for Defence Development) による当初のKF-X計画の運用要求は、単座双発でラファールやユーロファイター タイフーン以上、F-35未満のステルス能力を開発することとなっていた。計画の焦点は、KF-16級を超える能力を持つ戦闘機を2020年までに生産することである。[3][4]
設計と開発 [編集]
兵装システムの概念開発と建国大学校の用途研究センターによる研究時点では、KF-XはKF-16を凌駕し韓国のF-4D/E ファントム IIと F-5E/F タイガー IIを更新する予定で生産数は250機以上が期待されていた。KF-16と比較してKF-Xは戦闘半径が50%大きく、機体寿命が34%長く、また国産のアクティブ・フェイズド・アレイレーダーを含むより高性能のアビオニクス、電子戦装置、IRSTやデータリンクを搭載する。運用要求ではさらに、1台または2台のエンジンによる50,000ポンド程度の推力、高速迎撃能力・超音速巡航能力、ある程度のステルス性能、そしてマルチロール能力を持つことが規定されている。現在はKFXの設計にカナード翼を備えた3翼配置の KFX-201とより通常の設計でF-35のような単発のKFX-101が検討されている。
韓国は開発予算の60%を負担し残り40%は外国の協力者が負担する事が推定される。[5] 韓国はKF-Xの生産において必要な技術の63%を持っており、インドネシアン・エアロスペース、トルコ・エアロスペース・インダストリーズ、SAAB、ボーイング、ロッキード・マーティンにKF-Xの開発の為に協力を求めている。第一段階として約120機のKF-Xが生産され、これらが初期作戦応力に達した後にさらに130機が生産される予定である。[6]KF-Xの費用は約$5000万ドル以上と推定される。[7][8]
2009年10月韓国空軍の退役した将軍が機密情報をスウェーデンの航空、防衛企業のサーブに漏らした嫌疑で逮捕された。将軍は韓国国防大学内で撮影した秘密文書の複製の代金として数十万ドルの賄賂を受け取ったとされる。サーブはいかなる嫌疑も否認している。[9][10][11]
2010年7月15日、インドネシア政府はKF-X計画で計画完了後にインドネシア空軍の為に約50機を受け取る為に開発費用の20%の予算を負担する事に合意した。[12] 2010年9月にインドネシアは法務と航空の専門家で構成されるチームを航空機の権利関係の問題を議論する為に韓国に派遣した。[13]
2010年9月7日、Korean Defense Acquisition Program Administration (DAPA) のMaj. Gen. Choi Cha-kyuはトルコが計画参加に興味を示していると述べた。[14][6]
2010年12月15日、トルコの調達担当の上級職員は「戦闘機の開発において、我々は真に対等な協力関係を必要としている。問題は、韓国が対等な関係には合意しそうにないことだ」と述べた。[15]
2010年12月、延坪島砲撃事件を受けて、北朝鮮の脅威に対抗する為、開発の重点をステルス性能へと移すことが検討されていると報じられた。[16]
2012年9月25日、国防部が発表した2013年度予算案で、KF-X計画の予算が無くなっていた事が判明した。 代わりにこの計画に経済性があるかどうか、継続するのか中断するのかを再検討するための予算、45億ウォンが計上された。 これはKF-X開発費を負担するはずだったトルコが、KF-X計画への参加を撤回した事が原因であった。トルコが抜けた場合、韓国の負担は1兆ウォンほど増える。 そのため代わりとなる海外共同開発パートナーの確保が必要となるが、これも難航しており、KF-X計画は中断の危機に瀕している[17]。
関連項目 [編集]
- 第5世代ジェット戦闘機
- ステルス機 - ステルス性
- F-X
- F-22 (戦闘機) - F-35 (戦闘機) - PAK FA (航空機) - J-20 - 心神 (航空機)
脚注 [編集]
- ^ Perrett, Bradley. "Seoul Drops KFX Technology Target To Generation 4.5." Aviation Week, 20 September 2009.
- ^ http://www.antaranews.com/en/news/73621/ri-sending-kfx-jet-fighter-production-team-to-south-korea
- ^ Korea Develops Homemade Stealth Technology. Koreatimes.co.kr (2009-03-24). Retrieved on 2011-04-26.
- ^ 공군 주력전투기 '5세대 스텔스' 배제 가능성 – 아시아경제. Asiae.co.kr. Retrieved on 2011-04-26.
- ^ Seoul seeks to make own jets, choppers
- ^ a b Turkey could join Korea’s fighter plan
- ^ South Korea Drops 5th-Generation Fighter Plan. Defense News (2009-07-23). Retrieved on 2011-04-26.
- ^ S. Korea Reconsidering Stealth Fighter Plans, Korea Times, 07-27-2009
- ^ Korean anhölls för läcka till Saab – rapport. svt.se. Retrieved on 2011-04-26.
- ^ Saab suspected of bribes in South Korean jet deal. Swedishwire.com. Retrieved on 2011-04-26.
- ^ Military Aviation News: Saab being investigated in South Korea over KF-X info leak. Alert 5 (2009-10-07). Retrieved on 2011-04-26.
- ^ Indonesia-Korsel Kembangkan Jet KF-X – KOMPAS.com. Internasional.kompas.com (2010-07-15). Retrieved on 2011-04-26.
- ^ RI seeks copyright deal in KFX jet program
- ^ Turkey may develop fighter aircraft with S Korea, Indonesia – Hurriyet Daily News and Economic Review. Hurriyetdailynews.com. Retrieved on 2011-04-26.
- ^ ENGİNSOY, ÜMİT. "Turkey to build ‘national, original’ fighter aircraft." Hurriyet Daily News, 16 December 2010.
- ^ "S. Korea considers building own stealth fighter jets ." Yonhap News Agency, 27 December 2010.
- ^ 『韓国型次世代戦闘機事業、551億ウォン投じて中断の危機』 (中央日報 2012年09月26日)