J3リーグ

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明治安田生命 J3リーグ
加盟国 日本の旗 日本
大陸連盟 アジアサッカー連盟(AFC)
開始年 2014年
参加クラブ 12
リーグレベル 第3部
上位リーグ Jリーグ ディビジョン2
国内大会 天皇杯全日本サッカー選手権大会
最新優勝クラブ ツエーゲン金沢 (2014)
最多優勝クラブ ツエーゲン金沢 (1回)
テレビ局 スカパー!(ブロードキャストパートナー)
公式サイト J3リーグ公式サイト
2014年のJ3リーグ

J3リーグ(J3 League、略称:J3)は、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が2014年度に新設された3部リーグのことである。2013年2月26日に開催された理事会において正式に決定され[1]、2013年3月6日に概要が発表された[2][3][4][5]

2014年シーズンの所属クラブ[編集]

  • 斜太字は2014年シーズンからJ3に降格したクラブ。※印は2014年シーズン、地域リーグからJ3に参入したクラブ。
クラブ名 J3通算
在籍年数
J3連続
在籍年数
J2昇格
回数
J3降格
回数
3大タイトル
獲得回数
グルージャ盛岡 1 1 0 0 0
ブラウブリッツ秋田 1 1 0 0 0
福島ユナイテッドFC 1 1 0 0 0
FC町田ゼルビア 1 1 1 ※0 0
Y.S.C.C.横浜 1 1 0 0 0
SC相模原 1 1 0 0 0
AC長野パルセイロ 1 1 0 0 0
ツエーゲン金沢 1 1 0 0 0
藤枝MYFC 1 1 0 0 0
ガイナーレ鳥取 1 1 1 1 0
FC琉球 1 1 0 0 0

※町田はJFLからJ2に昇格後、JFL降格を経てJ3に参加しているため、直接J3に降格したことはない。

導入の経緯[編集]

背景[編集]

2008年6月に発表された『J2リーグの将来像』について、「J2(=Jリーグ ディビジョン2)の参加クラブ数は最大22とする」「J2の参加クラブ数が22に達したシーズン以降はJ2とJFLの入れ替え制度を導入」といった昇降格要件等についてはいずれも2012年シーズンをもって達成されたが、その一方で「全国で100以上のJリーグを目指しうるクラブが活動することを、将来目標とする」という部分、ならびに「日本サッカー協会 (JFA) が、並行して検討する事項」として付記された「JFL(=日本フットボールリーグ)の活性化、およびJ2から降格したクラブへの支援施策」などについては途上段階にあった[6]

加えてJリーグ側の現状認識として、「Jリーグは40クラブと準加盟6クラブまで拡大したものの全国に広がっているとは言えない[注 1]」「サッカーファミリー拡大のためには『Jリーグを目指す』と意思を表示したクラブをできるだけ広くJリーグの『仲間』として受け入れて、地域に根づいた、経営基盤の整ったクラブになることをサポートすることで、Jリーグの理念を推進するクラブを日本に多く作ること」と考えられていた[7]

こういった状況を踏まえ、2012年1月30日・3月23日に開催された「JFA/Jリーグ将来構想委員会」において「J2下位クラブの地力強化」と「(下部リーグの)裾野の拡大」を視野に入れた検討がなされ[8]、その後の議論で2012年9月1日に行われた「Jリーグ準加盟規程」の改定(要件緩和)と、J2からJFLに降格するクラブの不安を払拭する施策を総合的に加味したものとして、「Jリーグを目指しうるクラブ」を全国に100以上つくる施策の具現化の一つとしてJ2の下部リーグ、すなわちJ3設立の方向が示され[9]、2012年12月11日の「JFA/Jリーグ将来構想委員会」において「最速で2014シーズンからJ3をスタートさせること」をJFA・Jリーグの各理事会に諮ることが議論され、各理事会にて議論が進められた[10]

事前報道[編集]

こういった流れを受けて、2012年から2013年にかけて、複数のメディアにおいて、Jリーグ ディビジョン1 (J1) ・Jリーグ ディビジョン2 (J2) の下部リーグとして、それまでのプロ・アマ混成リーグである日本フットボールリーグ(JFL)に代わる、Jリーグを目指すプロクラブのみによる3部相当リーグ(J3)の創設を検討しているとの報道が行われていた。

時事通信社の報道[11][12]によると、J2とJFLの入れ替え制度が始まったことにより、J2から降格するクラブとJリーグ加盟を目指すクラブがプレーする場としての3部相当リーグの設置構想が浮上し、2012年11月のJ1とJ2の合同実行委員会で、リーグ側が3部相当リーグを設置することを提案したと報じており、関係機関による議論を経て2014年シーズンから12クラブ程度で導入を目指すとしており、3部相当リーグの参加基準となる準加盟規定について、J1・J2よりも条件を緩和する方向で検討するとしている。参加チーム数の上限や試合の開催方式など、具体的な実施要項については今後検討を進めていくとしており、新リーグの呼称には「J3」「Jチャレンジ」などの名称が候補に挙がっていると報じている。

読売新聞社の報道[13]によると、3部相当リーグの名称は「J3」であるとしており、J1・J2に参加する「正会員」に対して「準会員」を対象としたリーグを想定している。具体的には、Jリーグ参入基準の大きな障壁となっているホームスタジアムの基準(ナイトゲーム開催可能な照明設備を備え、J1で15,000人以上、J2で10,000人以上の収容人数)を、「J3」では照明設備なしの3,000人収容のスタジアムでもホームスタジアムとすることを認める方向で検討するなど、総じてクラブライセンスの取得を必須とするJ1・J2に対して、クラブライセンスを必要とせず参入基準を緩和する方向性が見込まれているとしている。読売新聞は紙面での解説記事において、新たに「J3」を設けることについて「J入会に向けた『準備段階』としての役割」「指導者・選手の受け皿としての役割」の2つの面での期待が大きいとしている一方、「経営難のクラブをさらに増やすことにならないか」「現在のJFLの位置づけをどうするのか」といった課題も指摘している。

J3発足へ[編集]

2013年1月16日に行われたJ1・J2合同実行委員会の場で「J3」設置構想について議論された[10]。Jリーグの中西大介理事は日刊スポーツの取材に対し「J3設立に関しては基本、全クラブの理解は得た」と説明しており[14]、「J3」創設に向けて正式に動き出すことになった。2014年度の発足を目指す案に対しては反対論や慎重論が相次いだとの報道もあった[15]が、2013年2月26日のJリーグ理事会で2014年からの「J3」新設を正式決定した[1][16][17]。大東和美チェアマンは理事会後の記者会見で「(J3は)やります。J1のブランド力を落とさずに、底辺を広げる」とした上で「底辺を広くすることで、地域での私たちの活動の場も広がる」としている。関連して、企画部の中に「J3準備室」を設立し準備を進めることになった[10][18][19]

2013年7月16日Jリーグ理事会において、J3は2014年度に12チームで発足し、初年度は3回総当たり(1チームあたり33試合)で開催されることが決定した[20]。当初は12クラブの場合は4回戦制も検討していた[注 2]が、3回戦制にした理由については、悪天候時の予備日の確保に加え、試合自体の質の向上を目的に試合の間隔を広げて行う、夏の時期のデーゲームの対応を踏まえ、日程の編成自体に余裕を持たせるためだと説明している[21]

2013年11月13日に行われた、JリーグのJ1・J2合同実行委員会で、予定通り、J3を12チームでスタートすることを確認。その内訳は、JFLの優勝を決めた長野パルセイロなどJ3ライセンスを持っている10クラブと、地域リーグから1クラブ、それに、Jリーグの若手選抜チームである。[22]

2013年11月19日に行われたJリーグの理事会で、まず、JFLから9チーム、若手選抜の1チーム、合わせて、10チームの参加が決まり、残る2チームは、J2とJFLの入れ替え戦で敗れた1チームと12月に行われる理事会で地域リーグの3チームの中から選ばれる1チームとなる[23]。カマタマーレ讃岐のJリーグの入会が決まり、12月に行われるJ2とJFLの入れ替え戦に出場することになり、これによって、これまでJ1とJ2のチームがなかった5つの県に新たにJリーグのチームが設けられることになった[23]

Jリーグでは、2013年12月17日の理事会[23]で、3部の正式名称を「J3リーグ」とすること[24]、ロゴマークもJ1・J2で使用する「J」のマークを黒い縁取りの白抜きに、3部リーグを示す3を組み合わせたもの[24]を使用することを決め、またリーグ戦の概要[25]を発表した(「大会方式」の節を参照)。

Jリーグ主催のリーグ戦であるが、1999年からJリーグによる1・2部制が導入された当初は、J1・J2間の入れ替え制度があることからそれらを総じて「Jリーグ」と位置付けていた。J3もJ2間との入れ替え制度が導入されるため「Jリーグ」の一員とみなしてリーグ戦の名称やロゴもJ2以上と同じものを使うことを予定していたが、「希少性が失せてしまう」として、J3は独自性を強めるためにロゴや名称を一部異なるものとしている[26]他、公式サイトについてもJリーグの公式サイトとは別に、J3専用の公式サイトも独自に設けられている[注 3]

2014年1月29日、明治安田生命保険がJリーグトップパートナー(協賛スポンサーの最上位カテゴリ)と、J3リーグの特別協賛(タイトルパートナー)になることを発表。リーグの名称を「明治安田生命 J3リーグ」とすることとなった[27]。明治安田生命の根岸秋男代表執行役社長は、協賛する理由について「地域に根ざすJリーグの理念に賛同した」と説明[28]

スカパー!では、J3リーグの中継の方針として、年間10試合程度を生中継するほか、それを含むJ3の全試合(2014年度198試合予定)のハイライト中継を実施する[28] [29]

J3加盟の条件[編集]

2013年3月6日に行われた記者会見で明らかにされた概要によると、J3は初年度(2014年度)は10ないし12クラブで発足すること[30]、毎年およそ2クラブを拡大することを視野に入れて[31]徐々にクラブ数を増やしていく一方で、当面は成績要件によるJFLへの降格は行わない(経営面の問題によるライセンスの抹消(剥奪)による退会はあり得る)こと[30]、数が増えたところで東西ブロック制にするなど[32][31]リーグの構造を柔軟に検討し[30]、Jリーグを目指すクラブを全国に100以上作ることを体現するリーグとすることを目指す[30][31]

Jリーグでは初年度のJ3入会のための条件として以下の4段階を挙げている[33][34]

  1. Jリーグに準加盟していること[3][5]。発表時点で準加盟していないクラブは2013年6月末までに準加盟の申請を行い、準加盟クラブとして承認を受けること。初年度入会のための準加盟の可否は9月末に決定する[3]
  2. 「J3ライセンス」資格審査及び「J3スタジアム要件」審査に合格すること(後述)。
  3. 「J3入会審査」を受け、Jリーグ理事会から入会を承認されること。J3入会金はJ2の4分の1となる500万円、年間費はJ2の半分の1000万円に押さえ[5]、これらにより、クラブの年間予算規模は2-3億程度が想定される[18]
  4. 2013年シーズン成績の上位であること。Jリーグ ディビジョン2 (J2) 自動降格→入れ替え戦出場→JFL第37回全国地域サッカーリーグ決勝大会(地域決勝)決勝リーグ進出→地域決勝予選リーグ進出、の順に上位からクラブ数を割り当て、予定数になった時点で打ち切り[35]

以上の条件を経てJ3に入会したクラブ(及び今後J3に昇格するクラブ)についてはJリーグ正会員のうち「J3会員」に位置づけられる[36][注 4]。一方、Jリーグでは2014年から従来の準加盟との区分けを明確にするため、Jリーグ準加盟の承認を受けながら初年度のJ3入会の審査をクリアできなかったクラブや、今後Jリーグ加盟を目指すとしてJリーグが認定したJFL以下のクラブについては、Jリーグから『Jリーグ百年構想クラブ』と認定される(実質的に「Jリーグ準加盟クラブ」からの移行[40][39])。また、「Jリーグ百年構想クラブ」に認定されたクラブについては、Jリーグが2015年度以降のJ3リーグ昇格を目指す取り組みをサポートすることになる[37][38][41]

J3への参戦にあたっては、出場各クラブに最低2-3名程度の22歳以下の選手の登録を義務付ける「U-22枠」の設置案が検討されている[42]

2013年10月15日のJリーグ理事会で、ステップ2のJ3参加のための「J3ライセンス基準」の審査について、地域リーグ所属の3つのJリーグ準加盟クラブに対しては、当初の10月理事会までの審査終了から、11月の理事会にて審査結果を出すことを決めた[43]

J3ライセンス[編集]

J3加盟の条件となる「J3ライセンス」発給の要件および「J3スタジアム要件」として、以下のようなものが挙げられており[44]、総じてJ2ライセンスより緩やかな基準となっている[41]

初年度J3参入チームについて[編集]

参入希望の動向[編集]

2013年3月6日の発表では、Jリーグ加盟を目指すJリーグ準加盟クラブを含めたJFLの12クラブ、地域リーグの5クラブ前後が関心を示していると報告され[18]、発足時点では、この中から「10から12クラブ」に絞るとしていた[3]

2013年7月1日の報道[46][47][48][49]ならびに2013年7月16日に公開された「J3準備室」特設サイトでの公開情報によれば、初年度のJ3への参加意思があるのは後述の19クラブであり、この19クラブを対象に加入審査を行うと報じられている。内訳としてはJリーグ準加盟クラブが6クラブと、新たに準加盟申請を行う13クラブとなっている[50][18][21]。19クラブのうち半数以上の11クラブがJ1、J2のクラブのない地域のチームであり、日刊スポーツは「地域や自治体が一体で将来的に「J1を目指す」という夢を共有できる意味は大きい。(いわゆる)「J空白県」が埋まることは「全国で100クラブ」を目指すJリーグの構想とも合致する。」と論じている[51]

19クラブ以外にはヴィアティン桑名三重県2部)も2013年6月28日に準加盟申請を行った[52]が、Jリーグ準加盟申請が書類不備で不受理となっており[46]、Jリーグでは初年度J3参入希望の19クラブには含めていない。また、南国高知FC四国・高知県)[53][54]ヴォルカ鹿児島九州・鹿児島県)[50]FC KAGOSHIMA(九州・鹿児島県)[55]FCガンジュ岩手東北1部・岩手県)も初年度のJ3入りを目指していたが、初年度のJ3入りの条件となる2013年6月までの準加盟申請を断念している[56][57][55][58]

特別参加枠[編集]

J3構想が明らかになった段階から、J3にJリーグチームのセカンドチーム(かつてのJサテライトリーグに参加した第一種登録の二軍チーム)の参加[59]や、日本サッカー協会がU-20選抜[60][61]あるいは各クラブの若手を中心としたU-22選抜[62]をJ3に参戦させることを検討しているとの報道があった。

2013年7月12日、東京都内で行われたJリーグ強化担当者会議の場で、日本サッカー協会の原博実強化担当技術委員長は、若手育成を目的として、J1とJ2のU-22(22歳以下)の選抜チームの参加を検討していることを報告し、担当者の間で方向性が確認された[63][64][65][66][67]。2013年7月16日の理事会で、J3参加クラブの中に「特別参加枠」(仮称)を1チーム加えることを検討していることが公表され、2013年7月17日に行われた「J3進捗説明会」で正式に発表された[21]。Jリーグは、この特別参加枠(仮称)が「11月のJリーグ理事会で、突然、明らかになった場合は、J3を目指すクラブにとって違和感は否めない」という理由で、この段階で発表したとしている[21]。その後の2013年11月19日に、特別参加枠としてU-22選抜が出場することが決定した(後述)。

審査結果[編集]

2013年11月19日の理事会において、J3に参加希望していた19クラブのうち9クラブのJリーグへの入会が承認され[68]、特別参加枠(U-22選抜)のJ3参加を決定[69]。これによりJ3発足12チームのうち10チームまでが決定した。

残る2クラブについては、1クラブは2013年12月1日・8日に行われるJ2・JFL入れ替え戦で対戦する「ガイナーレ鳥取2013年J2最下位=22位)対カマタマーレ讃岐2013年JFL2位)」の結果でJ2参加とならなかったチーム、もう1クラブは17日のJリーグ理事会でJ3ライセンス交付が認められた地域リーグのチーム(グルージャ盛岡アスルクラロ沼津レノファ山口FC)の3クラブのうちから1クラブを選ぶこととした。

  • J2・JFL入れ替え戦は讃岐が勝利したため、讃岐がJ2参入、鳥取がJ3参入となった。
  • 地域リーグの3クラブの入会ヒアリングは地域リーグ決勝大会などの成績を踏まえ、優先順位を盛岡→山口→沼津の順番で審査を行うものとされ[70]、その後盛岡のJ3参入が承認された。このため山口・沼津はJ3入会審査に及ばなかった。その後山口・沼津はともに日本フットボールリーグ(JFL)のチーム数減少に伴う新規参入希望枠(日本フットボールリーグ2013#地域リーグとの入れ替えを参照)によってJFLへの昇格が認められた。

下の表における「準加盟申請日」は、2013年3月以降に準加盟申請を行った日付を記す。同欄で「準加盟」とあるのは2013年3月時点で準加盟が承認されている6クラブ。審査段階については2013年12月2日時点の結果を示している[71]

2014年度からのJ3参加意思のあるクラブ一覧
クラブ名 カテゴリ 都道府県 準加盟申請日 準加盟承認日 審査結果
ヴァンラーレ八戸 東北1部 青森県 2013年6月28日[72] 2013年9月17日[73] スタジアム要件未充足
グルージャ盛岡 東北1部 岩手県 2013年6月17日[74] 2013年8月20日[75] J3参加決定
ブラウブリッツ秋田 JFL 秋田県 準加盟 2013年2月26日[76] J3参加決定
福島ユナイテッドFC JFL 福島県 2013年6月25日[77] 2013年9月17日[73] J3参加決定
栃木ウーヴァFC JFL 栃木県 2013年6月28日[78] 準加盟審議継続
tonan前橋 関東1部 群馬県 2013年6月27日[79] 2013年9月17日[73] スタジアム要件未充足
FC町田ゼルビア JFL 東京都 準加盟・元J2 2009年2月17日[80] J3参加決定[注 7]
Y.S.C.C.横浜[注 8] JFL 神奈川県 2013年6月27日[82] 2013年8月20日[75] J3参加決定
S.C.相模原 JFL 神奈川県 準加盟 2010年2月16日[83] J3参加決定
ツエーゲン金沢 JFL 石川県 準加盟 2013年2月26日[76] J3参加決定[注 7]
AC長野パルセイロ JFL 長野県 準加盟 2012年7月23日[84] J3参加決定
藤枝MYFC JFL 静岡県 2013年6月28日[85] 2013年9月17日[73] J3参加決定
アスルクラロ沼津 東海1部 静岡県 2013年6月28日[85] 2013年9月17日[73] J3入会審査に及ばず[70]
FC鈴鹿ランポーレ 東海1部 三重県 2013年6月28日[86] 準加盟審議継続
MIOびわこ滋賀 JFL 滋賀県 2013年6月27日[87] 準加盟審議継続
奈良クラブ 関西1部 奈良県 2013年6月20日[88] 2013年9月17日[73] スタジアム要件未充足
レノファ山口FC 中国 山口県 2013年6月10日[89] 2013年8月20日[75] J3入会審査に及ばず[70]
カマタマーレ讃岐 JFL 香川県 準加盟 2011年2月15日[90] J2・JFL入れ替え戦
FC琉球 JFL 沖縄県 2013年6月26日[91] 2013年9月17日[73] J3参加決定

大会方式[編集]

レギュレーション[編集]

2013年12月17日に発表された、2014年シーズンの概要[25]に基づくレギュレーションは以下のとおり。「若手選手の出場機会の確保」の観点から、J1・J2と一部異なるレギュレーションが導入されている。

  • 3回総当たり(ホーム・アンド・アウェーの2試合+どちらか一方のホームでの1試合。ただしU-22選抜に限り全試合アウェー扱いとする)。2014年シーズンは12チームによる198試合(各チーム年間33試合)。
  • 試合は前後半90分(45分ハーフ)とし、同点の場合は延長戦を行わず引き分けとする。勝ち点は勝ち3、引き分け1、負け0。
  • 同勝ち点である場合は次の順番で順位を決定する
    1. 当該チームの得失点差
    2. 当該チームの総得点数
    3. 当該チーム間の対戦成績(勝ち点→得失点差→総得点数)
    4. 反則ポイント
    5. 抽選(但し、抽選はJ2への昇格クラブの決定や、理事会が特に必要とする場合にのみ適用する)
  • 試合出場ベンチ入り登録は16人まで。外国人については原則として1チーム2名までとし、これとは別にJリーグ提携国枠として、提携国の国籍を持つ選手1名を追加登録することを認める(後述)。
  • 試合中の選手交代は5名まで。
  • 警告累積は4回に達した場合、直近の試合については出場停止とする。

以下は、2014年シーズンのJ1・J2の試合要領[92]との比較である。

要件\ディビジョン J1・J2 J3
試合数 ホーム・アンド・アウェー2回戦総当たり
(J1=34節・306試合、J2=42節・462試合)
ホーム・アンド・アウェー3回戦総当たり
(33節・198試合)
試合エントリー 18人まで 16人まで
外国籍選手 各試合3名まで+AFC加盟国枠1名 各試合2名まで+Jリーグ提携国枠1名
試合中の選手交代 3名まで 5名まで

賞金・賞品[編集]

チームに対する表彰は、Jリーグ表彰規定に定めがある。下記は2014年の場合。[93]

順位 賞金 賞品
1位 500万円 Jリーグ杯
2位 250万円

昇・降格[編集]

J2・J3間の入れ替え[編集]

J2への昇格条件は以下の通り。

  • J3で1・2位となり、J2ライセンスを保有する場合にJ2の21・22位との入れ替え対象となる。
    • 入れ替え対象チームの選定にあたっては、U-22選抜を除外した順位とする(U-22選抜が2位以内となった場合、これを除外して順位を繰り上げる)。
    • J3で1・2位のチームがJ2ライセンスを保有していない場合は、入れ替え対象のチーム数が減る(入れ替え対象の繰り上げはない)。
  • 原則として、J3の1位は自動昇格(J2の22位が自動降格)、J3の2位がJ2の21位とホーム・アンド・アウェーの入れ替え戦に臨み、勝者がJ2昇格(残留)となる。
    • J3の1位がJ2ライセンスを保有していない場合は、J3の2位がJ2の22位との入れ替え戦に臨む。

JFLからJ3への昇格[編集]

2015年度以後、日本フットボールリーグ(JFL)からJ3リーグに昇格する場合の条件(Jリーグ百年構想クラブに認定されているクラブ限定)について、Jリーグは次の通り示しており、これらの項目をすべて満たすことをJ3昇格の条件としている[94] [95] [45]

  1. J3スタジアム要件に関連する審査
  2. J3ライセンス基準に関連する審査
  3. (上記2項目に合格することを条件とした)J3入会審査
  4. (上記3項目すべてに合格することを条件として)当該年度のJFL年間順位が4位以内であり、なおかつ、百年構想クラブの中での上位2チームまでに入ること
  5. JFLにおける百年構想クラブの主催試合において、1試合平均入場者数が原則2000人以上を超え、かつ、3000人以上に到達することを目指して努力することが認められること
  6. 年間事業収入1億5000万円以上あり、なおかつ債務超過ではないと合理的に見込まれること

なお前述の通り、当面はクラブライセンス抹消(剥奪)に伴う退会以外のJ3からJFL以下への降格は想定されていない。(J3の成績案件での自動降格や入れ替え戦参加はない)

外国人枠の扱い[編集]

スポーツニッポン[96]や日刊スポーツ[97]の2013年9月14日の報道によれば、J3においては外国人選手枠を「2(国籍問わず)+1」に設定する予定であると報じている。

この「+1」については、Jリーグがアジア戦略の一環として業務提携をしているタイ、ミャンマー、シンガポール、ベトナム、カンボジアの5か国[注 9]の国籍を持っている向けの枠となると報じている。同年の時点で、J1及びJ2においては外国人選手枠を「3(国籍問わず)+1(AFC加盟国向け、通称「アジア枠」)+1(日本で生まれ、日本の学校を卒業した外国籍選手、通称「在日枠」)」に設定している。

この目的として日刊スポーツでは、アジア枠が韓国籍の選手にあてがわれることが多いことから「1点集中」を避けることが目的であるとの見解を報じており、Jリーグ関係者の話としてJ3の外国人枠を1つ少なくしている理由を「なるべく日本の若手に試合出場のチャンスを与えるため」と報じている[97]

その後上記の通り、外国人枠を「2+1」とすることが正式に決定され、「在日枠」「アジア枠」は設定されないことになった。

J3発足に付随する対応[編集]

JFLの扱い[編集]

J3発足に伴い、日本フットボールリーグ(JFL)から離脱するクラブが多数見込まれたことから、2013年シーズン終了後はJFLからの降格が行われない・JFLへの昇格は、地域リーグ決勝大会成績上位クラブ以外にも参入希望のクラブを審査の上認める[98]・翌年のクラブ数は14に減らす[99]といった変則的な扱いがとられた。また、JFLにおいてプロとして活動するクラブが減ることに伴い、JFLの位置づけを改めて考える必要があるとの声もある。

スポーツ振興くじ「toto」の扱い[編集]

日刊スポーツは、2014年からスポーツ振興くじ(toto)が毎週発売されることになること、それに際してJ3もtotoに組み込まれる可能性があると報じていた[100]。同報道では、J3がtotoの対象となった場合、最大で6億円が当たるtoto・BIGが毎週実施され、売り上げがおよそ3割増えると見込んでいる。totoの売り上げのおよそ7割を占めるBIGは、これまではJ1が実施されない週があるために毎週の発売ができなかったものの、J3がスタートすると、J2・J3合わせて毎週14試合以上行われるため、毎週の発売が可能となるためである[100]

なお、実際にはJ3リーグを対象とした「toto」「BIG」の販売は行われていない。

天皇杯[編集]

J3クラブは、天皇杯本大会の出場権は与えられず、都県予選からの参加となる。ただし、「前年度出場のアマチュアチームのうち、最も成績が優秀だったチーム」をシードとするルールが新設されており、J3クラブはこのカテゴリーに含まれることになる。

Jリーグのセカンドチームの加盟[編集]

スポーツ報知は、2016年以降に向けた動きとして、Jリーグ・アンダー22選抜とは別にクラブチーム単位でサテライト・セカンドチームを編成してJ3リーグ(あるいはその他の下部リーグ)に参入する動きが模索されていると報じている。それによると、ガンバ大阪は21歳以下 (U-21) のセカンドチームを結成する構想を持ち[101]FC東京は年齢無制限のセカンドチームを結成し2016年のJ3リーグ参戦を目指す[102]と伝えている。これらの報道では、J3リーグ入りの資格(下部組織単独でJ3ライセンスを獲得を目指すか否か、など)についての言及は行われていない。

なお、2014年現在活動を行っているJリーグのセカンドチーム・サテライトチームとしてはファジアーノ岡山ネクスト (JFL)、FC岐阜SECOND (東海1部)などがあるが、岡山は将来のJ3リーグ入りを目指すかどうかについて態度を明らかにしておらず、岐阜は(JFL入りの前提となる)全国地域サッカーリーグ決勝大会への出場を辞退した経歴を持つ。

結果[編集]

順位[編集]

年度 優勝 2位 3位 クラブ数
2014 ツエーゲン金沢 AC長野パルセイロ FC町田ゼルビア 12
  • 太字J2に昇格したクラブ。
  • 背色黄は当該クラブがJ2に初昇格。

得点王[編集]

年度 選手名 当時所属クラブ 得点 国籍
2014 鈴木孝司 FC町田ゼルビア 19 日本の旗 日本

協賛団体[編集]

協賛団体一覧[編集]

協賛カテゴリー種別 契約開始年度 協賛団体名
タイトルパートナー 2014 明治安田生命保険
オフィシャルパートナー 2014 アディダス
2014 モルテン
2014 日本航空
オフィシャルブロードキャスティングパートナー 2014 スカパーJSAT
スポーツ振興パートナー 2014 スポーツ振興くじ
日本スポーツ振興センター
各会場にはバックスタンドに、タイトル協賛の明治安田生命が4枚、他は2枚ずつの広告看板(横断幕)が設置されている。

脚注[編集]

注記[編集]

  1. ^ 2012年3月6日現在でJリーグ正会員・準加盟46クラブが所在する都道府県は34都道府県に留まり、13県(青森・岩手・福島・三重・滋賀・奈良・和歌山・島根・山口・高知・宮崎・鹿児島・沖縄の各県)にはJリーグ正会員・準加盟のクラブが存在しない[7]
  2. ^ 年間4回総当たりはJ1では1993年から1995年(年間4回総当たりの半分・2回ずつを1つのステージとした2シーズン制)で、J2では1999年から2007年(1シーズン制)で採用。3回総当たりはJ2で2008年2009年に、JFLでも1999年にそれぞれ実施。いずれも加盟チーム数が少ないための試合数確保の観点からであった。
  3. ^ Jリーグ公式サイトのトップページにも各ディビジョンへのリンクバナーが貼ってあるが、J2以上がJリーグ公式サイト内の内部リンクであるのに対して、J3については外部リンクへの接続扱いとなっている。
  4. ^ J3リーグ正式発足前の公表資料では、「Jリーグ準会員」と位置づける、との記述があった[37][38][39]
  5. ^ J1・J2ではプロ契約でも年俸上限がない「プロA契約」選手の保有人数の下限が制定(J1:15人、J2:5人)されているが、J3では「プロ契約」選手の保有下限として3人以上としており、「A契約」とは明示されていない。[45](Jリーグ規約2014年度改正版29ページ参照)
  6. ^ 現在J1・J2で公益法人を運営団体の法人格としていた例は、モンテディオ山形が発足から2014年2月1日まで公益社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会による運営(現在は(株)モンテディオ山形による運営)であった事例のみ。
  7. ^ a b クラブライセンスはJ2ライセンスを取得していたが、成績面でJ2昇格要件を満たさなかった。
  8. ^ チーム名表記についてはJリーグの2013年12月17日付けニュースリリース[81]に基づいた。
  9. ^ 現在はインドネシアも対象となっており6か国

出典[編集]

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参考資料[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]