ImageJ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ImageJ
ロゴ
スクリーンショット
開発元 Wayne Rasband (NIH)
最新版 1.45l / 2010年7月20日
対応OS WindowsMac OS XLinux、他
プラットフォーム クロスプラットフォームJavaベース)
種別 画像処理
ライセンス パブリックドメイン
公式サイト ImageJ ホーム
テンプレートを表示

ImageJはその思想的祖先であるNIHimageと同様にアメリカ国立衛生研究所 (NIH) で開発されたオープンソースパブリックドメイン画像処理ソフトウェアJava1.1以降のVM上で動作し、Mac OS XMac OSWindowsLinuxザウルス用のソフトウェアが開発サイトから入手できる。ソースコードもここで公開されており、科学研究目的の画像解析の際に役立っている。ダウンロードアプリケーションとしての他、Javaアプレットとしても動作する。

NIH Imageはもともと医療画像の解析用に作られており、ImageJも科学研究者向けの特徴をもっている。デジタルカメラなどの画像処理に用いられる写真編集ソフトウェアでは、誰でも使える直感的な操作性を重視するため、逆に内部の演算がわかりにくくなることがある。これに対してImageJでは、各種画像処理に用いられる数値計算のパラメータが分かりやすいユーザインタフェースを備えており、ピクセルの数値を元に明確な計算処理を行える。

目次

基本機能 [編集]

8ビット、16ビット、32ビット画像を編集、解析、画像処理、保存、および印刷することができる。TIFFPNGGIFJPEGBMPDICOMAVIなどの画像ファイルフォーマットに対応。3次元スタック画像にも対応しており、マルチスレッドで書かれているため他の処理を並行して作業することができるが、スタック画像の断層図も容易に観察できる。ImageJはROI (Region of Interest) をサポートしており、ROI の面積とピクセル値を計算することが可能で、電気泳動ゲル写真のバンドの濃度測定などの機能も充実している。ピクセル値の閾値を設定して選択範囲を指定することも可能。距離や角度の測定も可能。ピクセル値のヒストグラムを表示したり、また任意の直線上のピクセル値の変動をプロットすることも可能であり、これらの測定の数値データも取り出すことができる。画像間の論理演算、コントラスト増強、畳み込みフーリエ解析シャープネス、スムーズ処理、エッジ検出、メディアンフィルタリングなどの画像処理にも対応している。スケール設定や回転、反転なども可能である。メモリーの許す限り何枚でも画像を表示することができる。

拡張性 [編集]

Javaプラグインや、記録可能なマクロによる機能拡張が可能である。ImageJが内蔵するJavaコンパイラを用いて、撮影、解析、画像処理などのさまざまな追加機能を手軽に自作し、プラグインの形で導入することが可能。世界中の研究者が各自の用途に合わせて独自のプラグインを開発しており、これらの多くがImageJホームページにて公開され手軽に入手できる。優秀なプラグインは正式版の機能に加えられることも多い。

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]

ImageJプラグイン配付サイト [編集]