ILLIAC II

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ILLIAC II(イリアック・ツー)は、1962年に開発されたイリノイ大学のコンピュータである。

ILLIAC II は、8192ワードの磁気コアメモリと65,536ワードの磁気ドラムメモリを持つ。コアメモリのアクセス時間は1.8~2.0マイクロ秒であり、ドラムメモリのアクセス時間は 7マイクロ秒であった。高速バッファも持っていて、一時的な結果を保持する短いループを形成していた(現在のキャッシュメモリと同様のコンセプト)。高速バッファのアクセス時間は 0.25マイクロ秒である。

ワードサイズは 52ビットである。浮動小数点数は、指数部 7ビット(4のべき乗)で、45ビットの仮数部という形式であった。命令は26ビットのものと13ビットのものがあり、メモリ 1ワードに4命令まで詰め込むことができた。

目次

[編集] ILLIAC II の特長

  • ILLIAC II は世界初のトランジスタ製コンピュータのひとつである。IBM 7030コンピュータと同様、ILLIAC IIはトランジスタが生産されることを見越して、まだ存在していないものを使う前提で設計された。
  • ILLIAC II はSRT除算アルゴリズムの発明者の一人ジェームズ・ロバートソンが設計した除算ユニットを備えていた。
  • ILLIAC II は IBM 7030 と同じく最初のパイプライン方式を採用したコンピュータである。パイプラインの設計はドナルド・ギリースが行った。
  • ILLIAC II には、Speed-Independent Circuitry という非同期回路を使った最初のコンピュータでもある。これは、デビッド・E・ミューラーの発明であり、Muller C-Element に基づいた非同期デジタル回路である。

[編集] その他

1960年9月に相磯秀夫は演算制御装置の設計を担当した[1]

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 日本のコンピュータパイオニア、相磯秀夫情報処理学会
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