IELTS

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International English Language Testing SystemIELTS, アイエルツ)は英語熟練度を測る英語検定の1つで、ケンブリッジ大学 ESOL Examinations、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education Australiaに協同で運営されている。Academic Module (大学や他の高等教育機関への出願の為のテスト)とGeneral Training Module (一般的な生活、仕事や、移住関係に関わる英語のテスト)の 2種類がある。

IELTS はオーストラリアイギリスカナダアイルランドニュージーランド南アフリカのほとんど全ての大学で受け入れられ、アメリカ合衆国の3000以上の教育機関で受け入れられている。

目次

[編集] IELTS の概要

  • 国際的な英語(イギリス英語アメリカ英語などを含む)が考慮されている
  • TOEICやTOEFLのペーパーテストと異なり問題用紙への書き込みは許可されている。
  • IELTS は Speaking, Reading, Listening, Writing の4つの基準で測る。
  • 2つのフォーマット - Academic, General Training のどちらかを選んで受ける Academicは大学進学向けのモジュール。General Trainingはイギリス、オーストラリア、カナダでの外国人の永住権やビザ取得で英語レベルを求められたときのためのモジュール。
  • 4カテゴリと、全体平均のバンドスコア(熟練度); 1("Non User")から 9("Expert User")で測る
  • 大学によって必須スコアに差があるが、通常のイギリス・オーストラリア・ニュージーランドの大学の場合が総合バンドスコア5.5~7.0が求められる。なお、イギリスの大学生レベルのバンドスコアの平均が5.5~6.0と言われている。
  • 16歳以上を対象にしたテストである。

[編集] IELTSの試験構成

[編集] Listening

(試験時間:30分、問題数:約40問) 日常的な会話や話し言葉から、講義、セミナーまで多岐にわたる内容が出題される。会話や文章が録音されたCDを1回だけ聞き、その内容に関する質問に答えていく。ETS系のテスト(TOEFLTOEICテスト)と異なるのはリスニング問題を聞きながら問題用紙にメモを書いたりできることや、別に解答用紙に回答を書き込みをする時間が与えられていることなどである。問題構成はTOEFLやTOEICと異なり、選択肢が5個以上あることや電話番号や数などを正確に理解しなければいけない。

[編集] Reading

(試験時間:60分、問題数:約40問) 試験では文章が3つ(トータルで約2,000~2,750語)出され、これらに対してさまざまな形式の問題が40問出題される。このセクションでは解答用紙に記入するための特別な時間は用意されておらず、すべて60分以内に解答する必要がある。ただし、General Training ModuleとAcademic Moduleでは問題構成が大きく異なっている。

General Training の場合, 問題文は、注意書き、広告、公式文書、小冊子、新聞、マニュアル、チラシ、時刻表、雑誌、書籍などから出題される。基本的に1問目と2問目は実際に留学したての頃の現地での生活を想定した問題が多い(住やアパートの比較・商品の説明・英語学校のパンフレット等)3問目に関しては、実際に受験者が大学生活で想定する文章が出題される。

Academicの場合、問題文は、雑誌、新聞、書籍などから出題されるが、一般教養的なものが多く、専門知識は必要とされない。少なくとも1問は論理的な議論を扱ったものであり、ほかにグラフやイラストを使用した文章が登場する場合もある。文章中に専門用語が使われている場合には、簡単な用語解説がついている。選択肢以外に単語で解答する問題形式もある。3つの問題のうち最低1問は文章全体を把握しないと大幅に得点ロスになってしまう問題が頻繁に出題される。なお、日本で受験できる英語試験で1時間で2,500字の文章読解を課されているのは英検1級・準1級ぐらいである。

[編集] Writing

(試験時間:60分、問題数:2題) 試験ではGeneral Training、Academic 両方とも、各問題に最低150~250単語で自分の考えなどを論述しなければならない。論述した単語数が規定分量を下回った場合、どんなに論理的な文章を書いたとしても大幅にスコアダウンを受けることになる。

General Training の場合、課題のひとつめは、提示された問題に関して、現状を説明したり情報を請求したりする手紙を書く。個人的な内容の文章ではあるが、フォーマルな感じの文章に仕上げることが求められる。2つめは、Academic Modulesの場合と同様に、与えられたテーマに対して意見を述べ論証していくもの。テーマに関してはTOEIC Speaking&Writing Testのようにごく日常の暮らしの意見の問題が多い。

Academicの場合、課題のひとつめは、グラフや図などで与えられた情報を整理し、文章にまとめるというもの。2つめは、与えられたテーマに対して意見を述べ論証していくタイプである。ここでは、試験官や先生に提出するような、短いエッセーや一般的な報告書の形式の文章に仕上げる問題。General Trainingと異なるのは、データなどを説明して論理的に展開して今後の推測を説明する形式があること、2問目の問題が大学の試験の論文などを想定した問題が多い。

[編集] Speaking

(試験時間:15分~20分) 3つのセクションに分かれており、マン・ツー・マンのインタビュー形式で行われる。まず簡単な自己紹介を要求され、その後、受験者自身や家族について聞かれる。次のセクションでは、渡されたカードに記載された課題(たとえば、これまでもっとも影響を受けた先生について述べよ、など)について、同じくカードに指示された内容を加味して試験官に自分の体験や考えを伝える。最後のセクションでは2番目のセクションでの課題に関連したディスカッションをする。なお、インタビューはすべて録音され、試験センターでまとめて評価される。

[編集] 受験概要

  • 121カ国、500箇所以上で受験することができる。日本では東京、横浜、大阪、神戸、名古屋、京都、札幌、仙台、新潟、金沢、広島、福岡の12都市で受験することができる(2011年2月現在)。
  • 申込みはインターネットか郵送
  • 受験料は2万4,675円(2007年12月31日まで)
  • 受験料はインターネット申込みではクレジットカード決済(JCB・MASTER・NICOS・VISA)、コンビニ(ローソン・ファミリーマート・セイコーマート)・郵便局ATMが可能。郵送の場合は銀行振込または郵便為替。
  • 本人確認資料としてIELTS事務局にパスポートのコピーと写真を送る必要がある(写真は眼鏡不可)
  • 試験当日も本人確認資料としてパスポートが必要である
  • 試験当日荷物は全て鍵のかかる別の部屋に置き、試験教室にはパスポート、と筆記用具のみの持ち込みが可能である。
  • スピーキングテストは都市によって違うが、同日の午後または翌日の指定された時間に行われる。

[編集] 日本でのIELTS

  • 日本もともと国内ブリティッシュカウンシルの拠点がある東京・大阪だけでなく、出張と言う事で名古屋・福岡・仙台で受験が可能であった。
  • TOEFLがマークシートを廃止してコンピュータ化した事から、2000年に入りIELTSの受験者が急増した。これによってIELTSを受験できる月が各テストセンターで大幅に増加した。さらに「試験後90日間世界中のテストセンターでの再受験禁止ルールの撤廃」により参加者の急増の要因となっている。現時点では世界で140万人の受験者がいるとのこと。
  • 日本は「TOEFLのスコアを見る限り、英語力に問題がある」と言われることがあるが、IELTSの国別のスコアを見れば日本人の総合スコアは5.59。これは韓国・タイ・アラブ首長国連邦・台湾の受験者の総合平均バンドスコアよりも高い。
  • 2010年から、英検などを運営している日本英語検定協会が日本におけるIELTSとの共同運営が決まった[1]。内容は英検協会がIELTSの普及促進活動や受付申込・試験実施等を全面的に引き継いだうえで、ブリティッシュ・カウンシルは今後ともノウハウ提供で共同運営に参加する。

[編集] 世界の傾向

  • 世界で300程のテスト会場 
  • 受験者数は、1999年の約10万人から、2003年の約50万人へ、現在では年間約140万人も受験している
  • 最も受験者数が多い場所:
    • Academic Category 中国大陸インド、イギリス 
    • General Training Category インド、中国大陸、オーストラリア
  • 毎年最大で48テスト行われ、各テストセンターは場所によって1か月に最大4回のテストを行っている。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ (財)日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシル - 英語運用能力試験IELTSの共同運営で合意

[編集] 外部リンク

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