WBSCプレミア12

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WBSCプレミア12
開始年 2015年11月(予定)
主催 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)
参加チーム数 12
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WBSCプレミア12英語WBSC Premier 12 Professional )は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催、およびWBSCが選出した12ヵ国・地域参加により、4年に1度開催される予定の野球の代表戦による国際大会である[1][2]第1回大会2015年11月台湾日本で開催される予定[3]

開催経緯[編集]

プレミア12が創設されるきっかけとなったのは、国際野球連盟(IBAF)の財政難である。2008年北京五輪を最後に野球は実施競技から除外されたため、国際オリンピック委員会(IOC)からの補助金を失い、またIBAF主催の国際大会の開催などで出費がかさみ、存続が懸念されるほどの深刻な財政難に陥っていた。そのため2011年、IBAFはメジャーリーグベースボール(MLB)からの財政支援を受け入れることになった[4][5]

しかし、MLBから財政支援を受ける条件として、MLBおよびMLB選手会が主催するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)をIBAFの世界選手権として公認するとともに、世界選手権であったIBAFワールドカップ1938年 - 2011年)などのIBAF主催の国際大会の廃止、およびその他の国際大会が再編されることになった。その結果、IBAF主催の新たなトップレベルの各国・地域代表戦として、「IBAFプレミア12」(現名称「WBSCプレミア12」)が創設された[6]

概要[編集]

プレミア12の出場国は12ヵ国の招待制で、開催は2015年から4年に一度、WBC開催年の中間年に開催される。アマチュア主体であったワールドカップと異なり、プレミア12はプロが主体となる[7]。MLB選手の参加についてWBSCのリカルド・フラッカリ会長は、「MLB選手も出場できるよう、MLB機構と協議を始めている」ことを明らかにしている[8][9]

招待国の選出にはWBSC世界野球ランキングが採用されている。このランキングは成人代表の成績だけではなく、12歳以下、15歳以下、18歳以下、21歳以下の、すべての代表の国際大会での成績が含まれている。そのためプレミア12は「国全体の野球力(野球国力)」を競う大会として扱われている[10]

IBAFの報道[11]において「IBAFスーパー12」と表記されていた時期があったが、国際大会新フォーマット[12]発表以降は再び「IBAFプレミア12」に統一され、更に世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の発足により「WBSCプレミア12」と表記された。

第1回大会開催地の変移
第1回大会の開催地は台湾日本の共催である。当初の予定も台湾と日本の共催(日本と台湾で1次ラウンド、日本で決勝トーナメント)であったが、WBSCと日本野球機構(NPB)による条件面の交渉が難航したため、WBSCが台湾での単独開催に方針転換。NPBは日本開催を断念した[13][14]。しかし後日、NPBは再び日台共催の可能性がまだあることを明らかにし[15]2015年1月7日に台湾と日本の共催が確定した[3]19日には東京で記者会見が行われ、台湾では1次ラウンドと準々決勝、日本では開幕戦(1次ラウンドの日本戦1試合を日本で開催)と準決勝、3位決定戦、決勝戦が開催されることが発表された[16]
2020年東京五輪とプレミア12
2020年東京五輪において「野球・ソフトボール」競技が採用された場合、2019年第2回大会からは五輪予選大会として実施される可能性があるとしている[2]。フラッカリ会長は「本当に強いチームが五輪に出場することを保証するベストな方法」として、五輪が8チームで争うフォーマットの場合、プレミア12の上位4チームに出場権を与え、残りの4枠は大陸予選で選ぶ、という考えを明らかにしている[17]

招待制度[編集]

プレミア12は世界のトップ12の各国・地域代表がWBSCにより招待されて競われる国際大会である。

第1回大会の12ヵ国・地域の選出方法は、2014年WBSC世界野球ランキング[18]の上位12ヵ国・地域からの選出となった[2]。同年11月中央アメリカ・カリブ海競技大会の終了をもって招待国・地域が発表された[19]

試合形式[編集]

2グループ6チームに分かれて総当り戦(各5試合)を行い、各グループ上位4チームの計8チームが準々決勝からのトーナメント戦を行う[2]

利益分配[編集]

招待される12ヵ国・地域には、WBSCから総額数百万ドルの賞金が保証され、また渡航費や宿泊費等の参加費用もWBSCが負担する[2]

第1回大会および第2回大会については、独占メディア権と独占グローバルスポンサーシップ権を、世界有数の広告代理店であるMP&Silvaに与えることでWBSCと合意している[20]

歴代大会結果[編集]

開催期間 開催国   決勝戦  
優勝 結果 準優勝 3位
1 2015年11月8日 - 21日
-詳細-
台湾の旗 台湾
日本の旗 日本
  地球の旗 - 地球の旗   地球の旗
2 2019年
-詳細-
地球の旗 - 地球の旗 地球の旗

代表別通算成績[編集]


国・地域


3
4





日本の旗 日本 1
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 1
キューバの旗 キューバ 1
チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ 1
オランダの旗 オランダ 1
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国 1
カナダの旗 カナダ 1
韓国の旗 韓国 1
プエルトリコの旗 プエルトリコ 1
ベネズエラの旗 ベネズエラ 1
イタリアの旗 イタリア 1
メキシコの旗 メキシコ 1

出典[編集]

  1. ^ “2015 WBSC Premier 12™ Professional”. IBAF.com. http://www.ibaf.org/en/competition/b27db02c-4a00-4447-959d-7ec1516a811b 2015年1月14日閲覧。 
  2. ^ a b c d e “'プレミア12' トップ世界選手権 2015年に開催”. wbsc.co. (2014年7月2日). http://www.wbsc.co/jpn---press-release----premier12--elite-baseball-world-championship-to-be-launched-in-2015.html 2014年7月3日閲覧。 
  3. ^ a b “「プレミア12」日本と台湾で共催決定”. スポーツ報知. (2015年1月7日). http://www.hochi.co.jp/baseball/etc/20150107-OHT1T50165.html 2015年1月9日閲覧。 
  4. ^ “財政危機の国際野球連盟をMLBが3年間支援”. スポニチアネックス. (2011年1月30日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/01/30/kiji/K20110130000153230.html 2015年1月9日閲覧。 
  5. ^ “国際野球連盟、米大リーグ機構の資金受け入れへ”. 読売新聞. (2011年1月30日). http://www.yomiuri.co.jp/sports/yakyu/news/20110130-OYT1T00486.htm 
  6. ^ “IBAF Congress approves new Format of International Tournaments”. IBAF. (2011年12月3日). http://www.ibaf.org/en/news/2011/12/03/ibaf-congress-approves-new-format-of-international/cd3e0ea8-a62d-4c01-85f5-4c2aafba5119 2015年1月9日閲覧。 
  7. ^ “WBCを世界一決戦と公認 国際野球連盟”. 日刊スポーツ. (2011年12月4日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20111204-872361.html 2012年3月13日閲覧。 
  8. ^ “15年から新たな国際大会=第1回は日本で-野球”. 時事ドットコム. (2013年4月14日). http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a3%d7%a3%c2%a3%c3&k=201304/2013041400213 2013年4月15日閲覧。 
  9. ^ “メジャー選手にも参加呼びかけ 世界大会を来年11月日本開催へ”. スポニチアネックス. (2014年3月19日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/03/19/kiji/K20140319007804360.html 2014年3月19日閲覧。 
  10. ^ “「WBSCプレミア12(仮称)」について~「野球国力世界一」を競う国際大会~”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. (2015年1月19日). http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20150119_2.html 2015年1月28日閲覧。 
  11. ^ IBAF Congress approves new Format of International Tournaments
  12. ^ IBAF introduces new Format of International Tournaments
  13. ^ “野球国際大会「プレミア12」、日本開催困難に”. YOMIURI ONLINE. (2014年5月13日). http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/20140513-OYT1T50193.html 2014年5月14日閲覧。 
  14. ^ “プレミア12の日本開催断念 NPB理事会”. Sponichi Annex. (2014年6月9日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/06/09/kiji/K20140609008334430.html 2014年6月10日閲覧。 
  15. ^ “プレミア12の日台共催も=オーナー会議で報告”. 時事ドットコム. (2014年9月5日). http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014090500883&g=spo 2014年9月6日閲覧。 
  16. ^ “日本のトップスポーツリーグNPBが2015年WBSCプレミア12ワールドチャンピオンシップの共催が決定”. wbsc.co. (2015年1月19日). http://www.wbsc.co/jpn---press-release---japan-s-top-sports-league-npb-to-co-host-2015-wbsc-premier-12.html 2015年1月19日閲覧。 
  17. ^ “東京五輪:「野球復帰ならプレミア12が五輪予選兼ねる」”. 毎日新聞. (2015年1月19日). http://mainichi.jp/sports/news/20150120k0000m050093000c.html 2015年2月1日閲覧。 
  18. ^ “World Baseball Rankings”. wbsc.co. (2014年7月1日). http://www.wbsc.co/world-baseball-rankings.html 2014年7月3日閲覧。 
  19. ^ “FINAL 2014 IBAF World Baseball Rankings”. IBAF. (2014年11月26日). http://www.ibaf.org/en/infopage-detail.aspx?id=149f4e9a-9427-4a7b-b8df-18ab77845d33 2014年11月26日閲覧。 
  20. ^ “(JPN) MP & SILVA社が2015、2019「プレミア12」の 全世界メディア権とスポンサーシップ権を取得”. IBAF. (2014年11月27日). http://www.ibaf.org/en/news/2014/11/27/jpn-mp--silva20152019-/b5fc7e62-23be-4534-9d19-3d850e00fef7 2014年11月28日閲覧。 

外部リンク[編集]

関連項目[編集]