IAサーバ

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IAサーバ (あいえーサーバー)は、インテル社のIA-32またはIA-64系のCPU、あるいはAMD社などのインテル互換CPUを搭載したサーバーのこと。PCサーバーx86サーバーなどとも呼ばれる。

目次

[編集] 概要

IAサーバー(PCサーバー、x86サーバー)の基本設計(アーキテクチャ)は、家庭用のパーソナルコンピュータとほぼ同じであるが、通常は企業の業務に必要となる性能・信頼性・可用性を実現するため、さまざまな拡張がなされている。

名称(呼称)としては、通常のパーソナルコンピュータと対比させて「エンタープライズサーバー」と呼ぶメーカーもあるが、その場合はIA-32、IA-64以外のアーキテクチャ(RISCなど)を含む場合もあるので注意が必要である。また「PCサーバー」を「パーソナルコンピュータをサーバとして作動させているもので、特に信頼性を高める工夫をしていないものが多い」と区別する立場もある。

サーバー市場全体の中では、メインフレームUNIXサーバーなどと比較すると、信頼性は低く低価格なサーバーとされるが、多数のベンダーが参入し競争が激しく、信頼性も向上しつつあり、各種の調査でも徐々にシェアをのばしている[1]

IAサーバーの基本設計(アーキテクチャ)は、現在ではPC/AT互換機と同一であるが、メーカーや機種にもよるが一般的には、Pentium 4XeonOpteronなどハイエンドのCPUや、ECC(Error Check and Correct)などエラービット訂正機能の優れたメモリを搭載し、電源などを含めた冗長化(二重化、多重化)が行われている。

また周辺機器にもRAIDホットスペアなど可用性の高い磁気ディスク装置や、LTOなど高速な磁気テープ装置を組み合わせる場合が多く、多数のサーバーを運用管理するための障害報告機能やリモート管理機能、更には保守契約を前提に24時間・365日の保守体制(故障時の現地修理)も用意されている場合がある。

稼働させるオペレーティングシステムは、1980年代にはNetWareOS/2 LAN Server、SCO OpenServerなどが有力であったが、1990年代後半からはWindows NT系のサーバ向けバージョンであるWindows Server 2003Windows Server 2008、あるいはPC-UNIXでもあるLinuxFreeBSDなどをサーバ用にカスタマイズしたディストリビューションが主流となっている。

[編集] IAサーバの種類

[編集] IA-32サーバ

IA-32系、即ちx86系のCPUとアーキテクチャを採用したサーバー。ただし現在ではx86を64ビットに拡張したx64(AMD64およびIntel 64)が主流となったため、単に「IAサーバー」や「x86サーバー」と呼ばれる事が多い。

[編集] IA-64サーバ

IA-64系、即ちインテル独自の64ビットアーキテクチャを実装したItaniumおよびItanium 2シリーズを採用したサーバー。当初は、インテル系CPUを採用したサーバーとしては高性能・高信頼性・高価格なハイエンドサーバーであった。しかし現在では上述のx64(AMD64およびIntel 64)の性能が向上して市場の主流となったため、このIA-64サーバーはニッチ市場化が進んだ。またインテルも2006年のIntel 64命名後は「IA-64」の名称の使用が減っており、現在では単に「IAサーバー」と呼ぶ場合、「IA-64サーバー」(Itanium搭載サーバー)は含まない場合もある。

[編集] 独自IAサーバ

  • NECのExpress5800/600や富士通のPRIMERGY 6000は、CPUこそインテルのIA-32アーキテクチャのものを使っているが、マザーボードは独自設計でありここで説明したIAサーバとは異なっている。

[編集] 参照

  1. ^ 【IDC Japan調査】2009年1Qの国内サーバ出荷、前年同期比16.6%減の1,559億円 (2009/06/01)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク