HuC62

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

HuC62は、株式会社ハドソンがゲーム機などの用途向けに設計し、1987年7月に発表したCPUと周辺LSIのチップセットである。正式名称はC62システム。日本電気ホームエレクトロニクスより発売されたPCエンジンPC-FXに採用されていた。製造はセイコーエプソンが担当している。

  • 名前の由来はハドソン社長の趣味の蒸気機関車、通称シロクニと呼ばれた"C62"による。命名の理由はハドソンの項目参照。

HuC62システム チップセット一覧[編集]

  • HuC6202:VPC (Video Priority Controller)
    HuC6202
    • SUPER GRAFXに搭載されているチップ、二つのVDCから送られてくるビデオデータ信号を合成しVCEへ出力する。
    • CPUのST0、ST1、ST2命令実行時、どちらのVDCに送るか設定する機能を持つ。
  • HuC6230:音源チップ、HuC6280のPSG部にADPCMを追加した物。
  • HuC6260:VCE (Video Color Encoder)
    HuC6260A
    • VDCのビデオデータ出力ポートから出力されたデータを元に、VCE内のカラーパレットとつき合わせてD/Aコンバートし、アナログRGB信号及び映像色信号を出力する。VDCとVPCへドットクロック信号、水平同期信号、垂直同期信号の供給も行っている。
      • 同期信号発生回路内蔵
      • RGB8段階計512色発色
      • RGBカラー帯域 7MHz
      • カラーパレットはデータバスからREAD/WRITE可能
      • 製造プロセス CMOS
      • 電源電圧 +5V
      • 80ピンQFP
  • HuC6261:ビデオ管理機能を持つ。HuC6260の次世代チップにあたる。
  • HuC6270:VDC (Video Display Controller)
    HuC6270
    • VCEからのドットクロック信号に同調してスプライトと背景 (Backbound) を重ね合わせて合成し、9ビットビデオデータとして出力する。VDCの出力するビデオデータはパレット情報、カラーインデックス情報、スプライト背景情報で構成され、それ自体は色情報にはなっていない。
      • 外部同期可能な同期信号発生回路(PCエンジンでは外部同期)
      • バックグラウンドカラーのパターンサイズは8×8ドット、色指定256色中16色
      • スプライトサイズは16×16ドット、色指定256色中16色
      • デジタルカラー映像信号 9ビット並列TTLコンパチブル
      • DMA機能 CPU-VRAM間、VRAM-VRAM間、VDC内のSATB (Sprite Attribute Table Buffer) - VRAM間の転送
      • CPU接続用2ビットアドレスバス
      • CPU接続用16ビットデータバス
      • VRAM接続用16ビットアドレスバス
      • VRAM接続用16ビットデータバス
      • VRAM制御機能。
        • 製造プロセス CMOS
        • 電源電圧 +5V
        • 80ピンQFP
  • HuC6271:Motion JPEGデコーダ
  • HuC6272:メモリコントローラ
  • HuC6280:6502CPUをカスタマイズしたもの。PSGも含まれる。
    HuC6280A
    • CPU部
      • 65C02を元に独自に命令を変更 / 拡張している。ADC命令にBCD機能を付加、ストア命令をHuC6270へのストアに変更など。
    • PSG部
      • メロディ6チャンネルまたはメロディ4チャンネル+ノイズ2音
      • 音量設定 5ビット対数変換方式
      • メイン音量制御レジスタ内蔵
      • 1周期32アドレス波形メモリ方式
      • LFO内蔵
      • 製造プロセス CMOS
      • 電源電圧 +5V
      • 80ピンQFP

参考資料[編集]

  • PC Engineユーザー開発システム でべろスターターキット アセンブラ編 - 徳間書店インターメディア(株)発行、1996

関連項目[編集]