H.G.ウェルズ 宇宙戦争 -ウォー・オブ・ザ・ワールド-

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H.G.ウェルズ 宇宙戦争
-ウォー・オブ・ザ・ワールド-
H.G. Wells' War of the Worlds
監督 デヴィッド・マイケル・ラット
脚本 デヴィッド・マイケル・ラット
カルロス・デ・ロス・リオス
製作 デヴィッド・リマゥイー
シェリー・ストレイン
製作総指揮 デヴィッド・マイケル・ラット
出演者 C・トーマス・ハウエル
レット・ガイルズ
音楽 ラルフ・リッカーマン
撮影 スティーヴン・パーカー
ルシア・ディアス・サス
編集 デヴィッド・マイケル・ラット
配給 アメリカ合衆国の旗 アサイラム
日本の旗 トランスフォーマー
公開 アメリカ合衆国の旗 2005年6月28日
日本の旗 劇場未公開
上映時間 90分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
次作 新・宇宙戦争
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H.G.ウェルズ 宇宙戦争 -ウォー・オブ・ザ・ワールド-』(エイチ.ジー.ウェルズ うちゅうせんそう - 、原題:H.G. Wells' War of the Worlds)は、2005年アメリカ映画

H・G・ウェルズの『宇宙戦争』を原作とする。製作会社はアサイラムデヴィッド・マイケル・ラット監督。

ストーリー[編集]

天文学者のジョージは、結婚10周年の記念に妻のフェリシティ、息子のアレックスと共にワシントンD.C.への旅行を計画していた。しかし、旅行当日には謎の彗星が多数出現する。その調査のため、職場から呼び出されたジョージは2人を先に送り出し、翌日にD.C.で合流することに決めた。

だが、移動の途中で突然車が故障する。仕方なく外に出たジョージは、信じられない光景を目撃する。彗星が落下した地中から、謎の巨大な殺戮兵器が現れたのだ。

キャスト[編集]

製作[編集]

スピルバーグ版『宇宙戦争』に便乗した映画(モックバスター)とも評される本作であるが、アサイラム社長でもあるデヴィッド・マイケル・ラットが語るところによれば、製作事情は以下の通りである[1]

もともとアート系の作品やホラー映画などを手がけていた新興映画製作会社アサイラム社(1997年設立)は、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』を原作とする映画の製作を企画していた。スピルバーグによる映画化を知り、一時は企画の断念を考えた。しかし、当時アメリカ合衆国で最大のDVD・ビデオゲームレンタルチェーンの一つであったブロックバスター社が「逆に、ぜひつくってくれ」とアサイラム社を支援した(デヴィッド・マイケル・ラットは、ブロックバスター社が「二匹目のドジョウは売れる」と見込んだためであろうと推測する)。

ブロックバスター社が購入した本作の本数は、アサイラム社にとっては空前の規模であった[1]。以後、アサイラム社は方針を転換し、モックバスター製作をもっぱら行う会社として知られることになる[1]

脚注[編集]

関連項目[編集]

本作が公開された2005年には、他にスティーヴン・スピルバーグ監督、ティモシー・ハインズ監督により、それぞれ本作と同じくウェルズの『宇宙戦争』を原作とし、同様に英語原題に原作タイトルでもある“(The) War of the Worlds”というフレーズを含む名称のアメリカ映画が公開されている。詳細は「宇宙戦争 (H・G・ウェルズ)#2005年における「宇宙戦争」のメディア展開」を参照。

外部リンク[編集]