GMC CCKW

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CCKW
GMC 2 Half-ton 6x6 Truck.jpg
ロングホイールベース型のCCKW
種類 貨物輸送車/運搬車輌
原開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ
諸元
重量 5.3t
全長 6510mm
全幅 2240mm
全高 2800mm
要員数 2名

主兵装 機関銃架が供給された
エンジン GMC6気筒269cid
91.5hp
懸架・駆動 装輪、6x6
速度 72km/h

GMC CCKWは、2.5t積みで六輪駆動の構造を持つアメリカ陸軍貨物自動車である。製作はGMC社による。本車は第二次世界大戦朝鮮戦争に実戦投入され、しばしば「デュース・アンド・ア・ハーフ(2トン半)」また、「ジミー」などと呼ばれた。CCKWには、開放型または閉鎖型の運転席、そして長軸距のLWB353もしくは短軸距のSWB352を基とする多種の派生型が存在する。

経歴[編集]

レッドボール急行の輸送車列におけるCCKW、1944年

CCKWの生産車両数は812,262輌[要出典]であり、レッドボール急行において膨大な数の車輌が使用された。これは連合軍により構築された巨大な輸送車列システムである。連合軍への補給のため、1944年8月25日からアントワープの港湾施設が開港された11月16日まで、ノルマンディー上陸作戦が行われた海岸からの包囲突破に続いてヨーロッパを通り抜けた[1]。レッドボール急行の最盛時には5,958輌の車輌が運用され、1日あたり約12,500tの補給品が輸送された[2]

CCKWの名称は、GMC社内で用いられた体系的な命名型式による。最初の「C」は1941年に設計された車輌を示し、次の「C」は従来型の運転席であることを意味した。「K」は全輪駆動を表し、また、「W」はタンデム式の後方車軸を示した。[要出典]第二次世界大戦の直前から大戦中にかけ、アメリカのゼネラルモーターズでは、DUKWを含むこれらの2.5tトラックを562,750輌生産した。

派生型[編集]

CCKW ショートホイールベースバージョン
CCKW 750ガロン・タンカーバージョン
  • 貨物自動車、貨物、2 1/2トン、6X6、ロングホイールベース/ショートホイールベース
  • 水タンカー 700ガロン
  • 燃料タンカー 750ガロン
  • ダンプ
  • フラットベッド
  • 兵装整備トラック、バン
  • K-53トラック、バン
  • K-60トラック、バン
  • M27爆弾供給トラック
  • M27B1爆弾供給トラック
  • M1化学供給トラック
  • 歯科手術トラック、バン
  • 外科手術トラック、バン
  • 浄水トラック
  • 消防自動車
  • トラクターキャブ

当初すべての派生型は、密閉式で金属製のルーフとドアを有する運転席の設計がなされ、鉄製の貨物室が設けられていた。しかし、戦争が進展するにつれて開放式の運転席をもつ派生型が設計された。この車輌は固定式のハーフドアとキャンバス製の天蓋および側面を持ち、また、鉄製の貨物室は鉄の節約のために木製のものと取り替えられた。木製の床は不適当なものであることが判明したため、側面とフレームを鉄で作り、床面を木製の小割り板で作る「複合」型の貨物室が開発された。この後、木/鉄複合の貨物室は、全て鉄製のものに置き換えられた。

関連項目[編集]

修復された空気圧縮トラック

脚注[編集]

  1. ^ David P. Colley (2000). The Road to Victory: The Untold Story of World War II's Red Ball Express. Potomac Books. ISBN 1-57488-173-6. 
  2. ^ [1] The Real History of World War II: A New Look at the Past by Alan Axelrod, Sterling Publishing Company, Inc., 2008, ISBN 1-4027-4090-5, ISBN 978-1-4027-4090-9

参考文献[編集]

外部リンク[編集]