G-SHOCK

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G-SHOCKジーショック)は、カシオ計算機株式会社が開発・販売している腕時計ブランドである。一般には「Gショック」とも表記される。

TheG GW-1300CJ

目次

[編集] 概要

[編集] 際だった堅牢性

G-SHOCKが誕生したのは1983年である。その最大の特徴は堅牢性で、外殻から独立した内部機構やポリウレタン製の衝撃吸収材を採用し、相当の高度から落下しても壊れないとされる。

[編集] 軍人とG-SHOCK

こうした特徴は兵士たちにも好まれ、米軍兵士たちからはコンバットカシオの愛称で親しまれている。その代表例として米国海軍特殊部隊SEALによって採用されている[1]。また福野礼一郎によれば、世界の特殊部隊隊員の多くがG-SHOCKを使用しているとのことである[2]。もちろん特殊部隊以外でもG-SHOCKは普及しており、パイロットや警察特殊部隊SWAT隊員にも愛用されているという。

[編集] 映画におけるG-SHOCK

スピード』をはじめとする多数のアクション・戦争映画でも「脇役」として出演している。

[編集] 豊富な機能

G-SHOCKの特徴の一つに、多様な機能を持っている点が挙げられる。具体的にはストップウォッチやタイマー機能、アラーム機能の他、製品によっては高気圧防水、防塵、防泥、気圧計、水深測定器、温度計電波時計太陽電池、超硬質コーティングなどが採用されている。

SHOCK RESIST
耐衝撃機能。G-SHOCK全ての時計に搭載されている。その証明をアイスホッケーでされた経緯がある。
MUD RESIST
防塵、防泥機能。主に後述のMUDMANシリーズに搭載されている。
RUST RESIST
防錆機能。主に後述のGULFMANシリーズに搭載されている。
MULTI BAND 5/MULTI BAND 6
時刻電波修正機能。海外でも狂わずに使用できる。
Tough Solar
太陽電池充電機能。充電池の相性もあるが電池の寿命は2年から3年と言われている。

[編集] 開発の経緯

1981年に増田裕一(商品企画担当)、伊部菊雄(設計担当)、二階堂隆(デザイン担当)という3人が中心となって開発が開始される。当時、この3人はいずれも20代であった。開発チームは「PROJECT TEAM Tough」と名付けられた。

3階のトイレの窓(約10m)からの落下実験等、試行錯誤を重ねた末に発売されたのが「DW-5000」で、1983年のことである。その後、G-SHOCKはアメリカにも輸出されるようになったが、この時、宣伝文句として「アイスホッケーパック代わりにしても壊れない」というフレーズが使用された。ところがこのフレーズが誇大広告ではないかとの意見が寄せられ、テレビ番組の中で検証されることとなった。結果、プロのアイスホッケー選手によるシュートによっても機能を喪失しないことが証明され、これをきっかけとしてアメリカ国内で人気に火がついた。

日本では1994年公開のスピード (映画)においてキアヌ・リーブスが演じる主人公がG-SHOCKを着用していたことから、人気が高まった。

また、G-SHOCK の類似品として "A-SHOCK" などが日本を含むいくつかの国々で出回っていたりしたため、カシオは、新たに従来の "G-SHOCK" を除き "A-SHOCK" から "Z-SHOCK" までを商標登録している。この事はTV番組「トリビアの泉」2003年8月13日放送分にも取り上げられた。また、実際に特許電子図書館でも確認できる。

[編集] 代表製品

ORIGIN
G-SHOCKの定番と呼ばれる5000、5600系角型モデル。通称スピードモデルもこれに含まれる。
The G
電波受信機能や太陽電池を内蔵したモデル。メタルモデルや全体を黒く染めた "BLACK FORCE" モデルなどがある。
MR-G
The G を基にチタン素材や人工サファイアガラス、ダイヤモンドライクカーボン (DLC) による超硬質コーティングなど高級腕時計の技術を集約したモデル。価格は5万円以上で最高額で30万円とGシリーズとしては高額となっている。また、限定品で50万円もするタイプも。
FROGMAN
水深200mの耐水性を持ったダイバーズモデル。左右非対称のデザインで、横に向けるとその名の通りの顔のように見えるのが特徴。
Baby-G
若者や女性を意識したファッション性を重視したモデル。
Cockpit Series
モータースポーツの計類をイメージしたデザインが特徴。バンドはステンレス製が多い。
MUDMAN(マッドマン)
防塵性、防泥性を特に強化されたモデル。2007年07月発売のGW-9000-1JFよりMULTI BAND 5(前述)に対応。現行モデルのGW-9010-1JFよりMULTI BAND 6(前述)に対応している。
GULFMAN(ガルフマン)
海での使用を想定して防水性・防錆性を強化したモデル。外気に触れる金属部分及びボタンシャフトは全てチタン素材を使用し、腐食によるダメージを軽減する仕様になっている。
2モデルあり、GW-9100は電波ソーラー対応モデルで、電波時計はMULTI BAND 5(前述)に対応している。G-9100は電波ソーラー非対応だが、ムーンデータ(月齢・月の形表示)、タイドグラフといった、海での使用に必要な機能を備えたモデルとなっている。
RISEMAN(ライズマン)
圧力センサーと温度センサーが搭載されたツインセンサーモデル。登山に特化している。同社が発売しているPROTREKシリーズとは違い、方位センサーは付いてない。現行モデルはMULTI BAND 6(前述)に対応している。
なお、海での使用に耐えられるが、防水機能は従来モデル同様、20気圧までとなっている。
また「MUDMAN」「GULFMAN」「RISEMAN」はG-SHOCKの中でも最も過酷な状況に耐え得るタフな機能を強化したモデルとして「Master of G」というシリーズ名が付けられた。現在、型番には9000番台が付けられている。

[編集] 限定品

Cockpit Series G-540D-2AVDR 海外モデル逆輸入品

1994年には日本で開催された「国際イルカ・クジラ会議」をきっかけに、イルカとクジラの研究・保護目的として「イルカ・クジラモデル」(通称:イルクジ)や他にも「ラバーズコレクション」(通称:ラバコレ)として冬季限定で天使と悪魔を象ったペアの G-SHOCK を発売。翌年1995年には日本国内で大ブームとなり発売前には店舗でも行列が並ぶほどであった[要出典]。現在も毎年新型モデルを企画・限定発売をしている。

その他、服飾ブランドやアーティストとのタイアップで限定モデルが発売される、企業名や商品名がベルトや裏蓋などに入れられたものが懸賞の景品として用意される、あるイベントにおいて参加者など関係者のみに配られることもある[要出典]

MRG-8000G
最高額のG-SHOCK。2008年2月29日発売。G-SHOCK発売25周年記念モデル。"MR-G"「MRG-8000B」をベースに18K素材などを使用。52万5000円。限定200個。

[編集] 脚注

  1. ^ 『mono』1996-1/15(ワールドフォトプレス社)
  2. ^ 福野礼一郎『福野礼一郎スーパーカーファイル』双葉社、2008年

[編集] 関連製品

[編集] 外部リンク