未来世紀シェイクスピア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Future Century Shakespeare から転送)
未来世紀シェイクスピア
ジャンル テレビドラマ
放送時間 毎週月曜 25:30 - 25:59
(初回 25:30 - 26:09)(29分)
放送期間 2008年10月27日 - 2009年1月26日(12回)
放送国 日本
制作局 関西テレビ放送
エイベックス・エンタテインメント
企画 エイベックス&イースト
監督 二階健
西川誠也
岡崎成克
演出 二階健
原作 ウィリアム・シェイクスピアの作品
ヴェニスの商人
ロミオとジュリエット
オセロ (シェイクスピア)
夏の夜の夢
リア王
テンペスト (シェイクスピア)
脚本 小原信治
プロデューサー 小寺健太
穀田正仁
座間隆司
出演者 AAA(トリプル・エー)
川村ゆきえ
渡辺哲
半海一晃
音声 ステレオ放送
外部リンク 関西テレビ

特記事項:
毎週ランダムにAAA(トリプル・エー)のメンバー(西島隆弘浦田直也宇野実彩子與真司郎日高光啓伊藤千晃末吉秀太)が出演。
監督は二階健が主導にローテーションで1話ずつ担当。

ドラマ
テレビ
一覧項目
テレビドラマ一覧
日本のテレビドラマ
アメリカのテレビドラマ
カテゴリ
テレビドラマ
ラジオドラマ
  

未来世紀シェイクスピア』(みらいせいきシェイクスピア)は、関西テレビより、関西地区で2008年10月27日から2009年1月26日まで毎週月曜日の25:30-25:59(JST)(初回放送は10分延長スペシャル)に放送であるシェイクスピアの原作を題材としたAAA(トリプル・エー)主演のテレビドラマ

目次

[編集] 概要

1話を2週で前篇・後篇、全6話12週で構成される。シェイクスピアの原作を現代風にアレンジし、数多くの悲劇喜劇を一味違った解釈で演出。毎週ランダムにAAA(トリプル・エー)のメンバーが出演し、それ以外に原作中から毎話、時を超えタイムスリップしてくる人物がストーリーを展開するテレビドラマ

本編収録DVDが2009年2月27日から2巻ずつ3カ月連続で発売予定。

番組のナビゲーションDVD(商品番号:AVB1-29050)が2008年1月23日に発売予定。(AAA Partyオフィシャルショップとmu-moショップのみでの取扱い。)

[編集] ストーリー

毎回、中世が舞台の劇中から、登場人物の1人がなぜか現代にタイムスリップし、21世紀の現代日本に飛び出してくる。そこで、原作と同じような事件に遭遇。その中で「変わるもの」と「変わらないもの」に注目できる。時代が変われば価値観や考え方など、中世と違うこともあったりなかったりするが、予想外の物語の行方と現代に迷い込んだ登場人物たちの経緯。


[編集] #01「ヴェニスの商人(前篇・後篇)」

[編集] あらすじ

[編集] 前篇

中世、イタリア・ヴェニスの法廷。高利貸しのシャイロック(デビット伊東)は「期日までに借金が返せない場合、違約金として体の肉を1ポンドもらう」という証文を交わした商人・アントーニオから肉を切り取ることを認められるが、執行にあたって思わぬ条件を出され、全財産を失ってしまう。失意の底で自ら命を絶とうとしたそのとき、シャイロックは時間と空間を超え…。 タイムスリップしたシャイロックがやってきたのは、およそ400年後の2008年、横浜の繁華街だった。消費者金融業者の照石太郎(與真司郎)に助けられたシャイロックは、照石が営む「キングローン」で働くことになる。一方、横浜のバー「海岸通りグローブ座」では、ホストの羽佐間次郎(西島隆弘)が同じ団地で育った親友・安藤にいお(浦田直也)に借金の相談を持ちかけていた。ホストクラブの客で、資産家の女・星谷めぐみ(伊藤千晃)との結婚のチャンスを得た羽佐間だが、星谷がホストとの結婚を渋っている。すぐにもホストから足を洗いたいが、店に借金があって辞められないため、安藤から金を借りたいというのだ。ところが健康食品の販売で大儲けを狙う安藤は、ブームを見込んで大量に仕入れた紅酢に全財産を注ぎ込んだばかりで、金が用立てられない。落ち込む羽佐間に安藤は「無利子で金を借りられるあてがある」と胸を張る。 安藤が羽佐間に紹介したのは「キングローン」だった。照石も同じ団地で生まれ育った幼なじみだが、借金の利息で儲ける照石の仕事を安藤が嫌い、2人の仲は険悪だ。「金は借りるが、利子を払うつもりはない」と挑発する安藤は、金が返らなければ違約金を取れと照石に啖呵を切る。これを聞いたシャイロックは、 400年前と同じ証文を安藤に突きつける。「期日までに借金が返せない場合、違約金としてあなたの体から肉を1ポンドいただく」。もうすぐ紅酢が売れて大金が手に入り、借金など返せると言う安藤は、この荒唐無稽な契約を受け入れるが…。

[編集] 後篇

大儲けを見込んで仕入れた紅酢がすべて偽物だったとわかり、借金が返せなくなった安藤にいお(浦田直也)は、違約金代わりに体から1ポンドの肉を切り取らせるという照石太郎(與真司郎)との奇妙な約束を果たさざるを得なくなる。 そのころ羽佐間次郎(西島隆弘)は、安藤の借金のおかげでホストクラブを辞め、資産家の星谷めぐみ(伊藤千晃)と婚約できて有頂天。 そこに照石の妹・ジェシカが現れ、安藤のピンチを知らせる。 星谷から金をもらった羽佐間は「キングローン」へと急ぎ、借金額の3倍を超える金を照石に返して安藤を救おうとするが、「証文に書いてあること以外、受け付けない」とシャイロックに一蹴される。 照石、シャイロック(デビット伊東)に捕らえられた安藤と羽佐間は、倉庫の中で縛り上げられて手も足も出ず、もはや残酷な契約の執行を待つしかない。 そんな折、ヤクザの組長を名乗る男が現れ、揉め事の調停役を買って出る。 じつは、男の正体は星谷。すべての事情を知り、男装して乗り込んできたのだ。 星谷は慈悲で安藤を許すよう促すが照石はこれを拒み、羽佐間が返そうとする金もシャイロックが頑として受け取らない。 そこでとうとう星谷は、証文に書かれた契約通り、照石が安藤の体から肉を切り取ることを認める。 「覚悟はいいな?」と安藤に迫る照石。 これを「慌てるな!」と星谷が制止し、次に口にしようとしたその言葉を「まさか『ただし、一滴の血も流さずに』などと付け加えるつもりではないだろうな」とシャイロックが言い当てる。 証文に明記されている肉を切り取るのはいいが、記されていない血まで奪えば契約違反になる。 これは400年前、シャイロックから全財産を奪い、プライドを踏みにじった裁判とまったく同じ裁きだった。 裁判へのリベンジを誓うシャイロックは、この裁きを予測していたかのように高笑いし、「私の勝ちだ」と意外な行動に出る…。

[編集] キャスト

[編集] #02「ロミオとジュリエット(前篇・後篇)」

[編集] あらすじ

[編集] 前篇

愛する夫・ロミオとの仲を引き裂かれたジュリエット(上原さくら)は、親に強制されたパリス伯爵との婚礼の前夜、仮死状態になる薬を飲み、深い眠りにつく。 42時間後には目を覚まし、迎えに来たロミオと再び結ばれるはずだった。 ところが、運命のいたずらが2人を襲い…。 ロミオとの恋が悲劇的な結末を迎えた次の瞬間、ジュリエットの体は時空を超え、現代の横浜の町に放り出された。 自分が暮らしていた中世とはまったく違う風景に戸惑いながらもロミオの姿を必死に探す中、“ロミオ”という名前を愛おしげに口にする江戸樹里(宇野実彩子)に出くわしたジュリエットは、愛する人を奪ったのではないかと樹里に詰め寄る。 樹里は行きつけのバー「海岸通りグローブ座」で恋人を待っていた。 店内に乗り込んできたジュリエットは「ロミオを返して!」と大騒ぎ。 これに迷惑顔の樹里は、運命的な出会いで結ばれた恋人が浮気などするわけがないと言う。 数日前、この店で友だちの達也(末吉秀太)、マコと飲んでいた樹里は、初めて会った男に「運命の相手に出会った」と愛の告白を受けた。 樹里も男に一目惚れし、恋に落ちて結婚の約束まで交わしてしまった。 その男こそが恋人の魯美生(=ロミオ 日高光啓)で、今日は出会って以来のデートだったのだ。 人違いだと説明しても納得しないジュリエットに業を煮やした樹里は、魯美生とは婚約までした仲だと愛の深さをアピールするが、ロミオとすでに結婚しているとジュリエットに告げられて動揺。 そんな折、店に達也とマコが現れる。 以前から樹里に思いを寄せていた達也は、嫉妬も手伝って「おまえは騙されている」と樹里が知らなかった魯美生に関するある事実を告げる。 これを聞いた樹里はがっくりと落ち込んで…。

[編集] 後編

外国人である恋人・魯美生(日高光啓)との交際を親に猛反対された樹里(宇野実彩子)は家を飛び出し、魯美生との結婚を強行しようと教会へやってくる。 そんな樹里の姿に自分を重ね合わせるジュリエット(上原さくら)は結婚を応援する。 そのころ、魯美生は達也(末吉秀太)に「樹里から手を引いて国に帰れ」と迫られていた。 達也は魯美生の親友・リュウ(與真司郎)を締め上げて盾にし、金で樹里を口説いたのだろうと魯美生を侮辱。 カッとなった魯美生は思わず達也に殴りかかる。 達也にケガを負わせた魯美生は警察に連行されてしまう。 知らせを受けて駆けつけた樹里は、外国人で未成年の魯美生が傷害事件を起こしたことで母国に強制送還されるかもしれないと知ってがく然となる。 ところが、まもなく魯美生は釈放された。“会長”と呼ばれる有力な人物が裏で手を回し、被害者が告訴するまでは罪に問われない“親告罪”として処理したらしい。 会長は自分の娘と魯美生を結婚させたがっていた。 この縁談を進めようとする魯美生の父親が、待っていた樹里を追い返したことを知り、魯美生は樹里の後を追う。 そのころ樹里は、達也の告訴を止めようとしていた。 達也は2人が別れるなら訴えるのをやめてもいいと言い、明日の朝までに決断しろと樹里に告げる。 告訴されれば魯美生は日本にいられなくなり、これを阻止するには別れるしかない。 「どっちみち一緒にはいられない」と途方に暮れる樹里は魯美生と再会。 せめてタイムリミットの朝までは一緒にいようと、新婚夫婦のように仲良く寄り添いながら残された時間を過ごす。 一方「海岸通りグローブ座」では、舞台で上演されている『ロミオとジュリエット』を見たジュリエットが自らの悲しい最期を思い出す。 ジュリエットはロミオの死を知り、一緒にいられないなら生きる意味がないと自分で命を絶ったのだ。 胸騒ぎを覚えたジュリエットは樹里に電話をかけて…。

[編集] キャスト

[編集] #03「オセロー(前篇・後篇)」

[編集] あらすじ

[編集] 前篇

オセロー(中村有志)は妻・デズデモーナが浮気をしていると吹き込まれ、嫉妬に狂った挙げ句に妻を殺してしまう。 ところが、じつは妻が潔白だったと知り、絶望のあまり自ら命を絶つ。 罪を深く悔いたオセローは地獄に堕ちる覚悟を決めるが…。 図らずも中世からタイムスリップし、現代の横浜にやって来たオセローは、浮気調査で張り込み中だった探偵・桂金太郎(浦田直也)と出会い、桂の仕事を手伝うことになる。 そのころ「海岸通りグローブ座」では、自動車修理工場で働く常連客の瀬尾(西島隆弘)がONE(川村ゆきえ)に婚約の報告をしていた。 相手の女性は託児所の保育士・蒼井萌(宇野実彩子)で、結婚式の二次会をこの店で開きたいと話す瀬尾の耳に「嫉妬に気をつけろよ」というささやきが聞こえる。 声の主は瀬尾の親友・勇(末吉秀太)。 いつの間にか隣に座っていた勇は「彼女、浮気してるよ」と萌への疑惑を吹き込む。 勇の言う浮気相手とは、萌と同じ託児所に勤める岸尾という男。 先週、萌は女性ばかりで温泉旅行に行くと言って出かけていたが、じつは岸尾も一緒だったらしいというのだ。 動揺する瀬尾に勇は「結婚前にシロクロはっきりつけよう」と桂の探偵事務所に浮気調査を依頼することを勧める。 萌を疑い始めた瀬尾は、その夜、彼女のマンションへ。 留守中の部屋に忍び込み、萌と岸尾の仲のよさそうな2ショット写真を発見してしまう。 そして、まもなく萌が帰宅。 夕方には仕事を終えるはずの萌の帰りが遅いことに疑惑を募らせた瀬尾は、旅行に男が同行していたのではないかと追及するが、萌は曖昧な返事ではぐらかし…。


[編集] 後篇

婚約者・蒼井萌(宇野実彩子)の浮気を疑う瀬尾(西島隆弘)に、勇(末吉秀太)は彼女のあやしい行動を次々と報告。 浮気相手とおぼしき男・岸尾の誕生日“12月1日”に瀬尾とのデートを萌が頑なに拒んだことから、瀬尾はますます疑心暗鬼に陥っていた。 そんな瀬尾に自らの姿を重ねるオセロー(中村有志)は、妻の不貞を疑った末に殺してしまった自分の過ちを思い出し、瀬尾も同じ罪を犯すのではないかと心配で仕方ない。 そんなある夜、萌のカバンの中身をこっそり調べた瀬尾は、編みかけの毛糸を発見。 萌が編みかけのマフラーを岸尾に巻いている姿を見たと勇から聞かされていた瀬尾は、岸尾へのプレゼントではないかと疑いを深める。 嫉妬に駆られた瀬尾の行動はエスカレート。 職場の萌に「帰りは何時になる?」と日に何度もメールを送るなど彼女を監視し始める。 萌が浮気をしているという確たる証拠はないが、瀬尾の疑惑は日々膨らむばかり。 ついに瀬尾は、萌の浮気調査を依頼している桂探偵事務所に駆け込み、「あいつがクロだという証拠を見せてくれ」とオセローに訴える。 そこで探偵の桂金太郎(浦田直也)とオセローは、事務所のメンバーを総動員して萌を尾行。 浮気の証拠を押さえるべく、昼夜となく萌に張り付く。 1週間後、瀬尾はオセローから調査の報告を受ける。 結果は「シロ」。 萌にあやしい行動は何ひとつ見あたらなかったのだ。 ところがその直後、勇から聞かされた話はオセローの報告を覆すものだった。 「岸尾が、萌が編んだものを持っている」。 さらに桂が、編み物を持った岸尾の写真を持って現れ、瀬尾は2人が親密な関係だと確信。 「どんな手を使ってもいい。12月1日、岸尾を萌に近づけないでくれ」と仲を裂くよう桂に依頼するが…。


[編集] キャスト

[編集] キャスト

[編集] #04「真夏の夜の夢(ドキドキ篇・ワクワク篇)」

[編集] あらすじ

[編集] ドキドキ篇

妖精の王・オーベロン(勝矢)は、息子の親権を巡って妻のタイテーニア(川合千春)とケンカの真っ最中。息子を独占しようとする妻に手を焼いている。そこで妻の目を息子からそらせるべく、イタズラ好きの妖精・パック(FLIP-FLAPゆうこ・あいこ)にある薬でタイテーニアに魔法をかけるよう命る。それは、眠る者のまぶたに塗っておくと、目を覚まして最初に見たものに恋してしまう惚れ薬。これをタイテーニアに塗ったパックだが、眠る彼女の前にロバの頭をした不気味な男がやってくる予想外の事態が。こんな男に惚れさせては大変と、パックはタイテーニアを魔法で瞬間移動させるが、突如、強い風がパックとタイテーニアを時空の彼方に吹き飛ばし…。2人が飛ばされてきたのは野毛山の森の中。ピンチを逃れたパックがホッとしたのもつかの間、目覚めたタイターニアの前に馬人間が現れ、彼女は一目で恋をしてしまう。あ然となるパックは、馬人間に夢中で愛を告白するタイターニアを置いて街へ向かう。そのころ街では、同じ高校に通う同級生の田辺雷太(末吉秀太)とジミー(日高光啓)が、転校生の堀井杏美(伊藤千晃)を巡って言い争っていた。ジミーは杏美に一目惚れしてしまったが、じつは杏美は雷太の幼なじみ。雷太は杏美に気のない素振りを見せながらも、彼女にアプローチをかけるジミーに「杏美のこと何も知らないのに」と言い、恋の進展に水を差す。その裏腹な態度がジミーをいらつかせていた。一方、杏美はバスケットコートに立ち、雷太の思い出に浸っていた。3年前、ダンクシュートを決める雷太の姿を、杏美はここで見ていたのだ。懐かしそうにゴールを見つめる杏美を、複雑な表情で眺める友だちの麗奈(宇野実彩子)…。そんな折、コートに迷い込んだパックを杏美が見つける。通常、妖精の姿は人間には見えないのだが…。

[編集] ワクワク篇

堀井杏美(伊藤千晃)に恋していたジミー(日高光啓)が麗奈(宇野実彩子)を突然好きになり、田辺雷太(末吉秀太)までもが麗奈に求愛。さらに、麗奈までもが杏美を愛しているとおかしなことを言う。困惑する杏美にパック(FLIP-FLAPゆうこ・あいこ)は、惚れ薬を使って一目惚れをさせるイタズラを仕組んだことを明かす。これを聞いた杏美は3人の気持ちを元に戻せとパックに迫る。パックは魔法と惚れ薬を駆使し、もとはジミーが好きだった麗奈の恋心を再びジミーへ。さらに、雷太に寄せる杏美の密かな思いに気づき、麗奈が好きだと言い出した雷太の気持ちを杏美に向けようとするが、杏美はこれを拒んで逃げ出してしまう。そんな混乱の中、杏美は雷太にジミーと付き合うことを勧められる。来春、杏美とジミーは同じ大学に進学し、雷太は地元の横浜を離れて名古屋の工場に就職する。いずれ離れてしまう自分より、そばにいるジミーの方が杏美の相手にふさわしいというのだ。そして、ジミーとの恋が成就するのを「妖精にお願いしろ」と言う雷太の言葉に杏美はハッとなる。妖精が見える人間に惚れ薬は効かないはずだが、雷太にはパックの姿が見えたようだ。パックは、雷太が魔法にかかったふりをしていると杏美に告げる。そして、本当に愛している杏美に寂しい思いをさせまいと身を引いたのではないかと言う。真相を確かめる方法はただ1つ、惚れ薬の魔力が無効になる魔法を使うこと。くしくも今夜、パックはオーベロン(勝矢)の命令でその魔法を使い、タイテーニア(川合千春)の一目惚れの迷いを解くことになっていた。明朝には薬の効果は消えてしまうが、それと同時にこの世のすべての一目惚れの恋が無効になるという。「もしおまえの恋が一目惚れなら、夜明けまでに本物に相思相愛に変えないと、恋心が醒めてしまう」とパックに焚き付けられた杏美は…。

[編集] キャスト

[編集] キャスト

[編集] #05「リア王(前篇・後篇)」

[編集] あらすじ

[編集] 前篇

年を取り、引退を決意したブリテンの王・リア(河原さぶ)は、3人の娘たちを呼び、自分への愛情が最も深い者により多くの財産と領土を与えると告げる。長女と二女は言葉を尽くして父への愛を誓ったが、三女のコーディリアだけは「親を思うのは当たり前。今さら言うまでもない」と愛情を口にするのを拒んだ。激怒したリアはコーディリアに一銭の財産も与えず、国外へ追放。自分を愛してくれている長女、二女と暮らし、静かな老後を送ろうとする。ところが、財産を手にした2人の娘は態度を一変。無一文の父を荒野へと追い払ってしまう。ぼう然とするリアをどこからともなく現れた道化(日高光啓)があざ笑うが、そんなとき、リアと道化を突風が襲い…。風に運ばれたリアと道化は、中世の世界から400年後の横浜へと飛ばされる。街に放り出されたリアは、行列をなしてどこかへ向かう老人たちを見かける。列を引率しているのは紀里谷徹(與真司郎)と橘ルリ(宇野実彩子)。ルリにやさしく声をかけられたリアは気をよくし、一行について行くことにする。リアらが到着したのは老人ホーム。徹とルリは連れてきた老人たちに入居を勧め、「もし団地からこちらに移転してくれれば、入居金は当社で負担する」と巧みなセールストークで勧誘する。そんな中、リアはZERO(半海一晃)に話しかけられる。ZEROは娘のONE(川村ゆきえ)から老人ホームへの入居を促され、不本意ながらもホームの見学に来ていたのだ。徹とルリが、金を負担するという破格の条件まで出して老人たちをホームに入居させようとするのはなぜなのか。リアはZEROの話からその理由を知る。 徹らが勧誘しているのは、海岸通り団地に昔から住んでいる一人暮らしの老人たち。団地を取り壊し、そこに商業施設を建ててひと儲けしようとする企業が、彼らに立ち退きを迫っていた。徹とルリはその企業の社員だったのだ…。

[編集] 後篇

海岸通り団地一帯の建物を取り壊し、商業施設を建てる計画を進めようと、団地の老人たちに立ち退きを迫る紀里谷徹(與真司郎)と橘ルリ(宇野実彩子)。 だが団地には、徹が5年前に別れた10歳の娘・コウ(岩本千波)も暮らしており、4ヶ月前に姿を消した母親に代わって老人たちが面倒を見ていた。 徹は立ち退き交渉のたびにこのことを指摘され、取り壊しの中止まで要求される始末。 住人の退去は一向に進まない。 焦ったルリは、コウが団地に残っていることが交渉を妨げていると徹を責める。 そんな折、徹はリア(河原さぶ)と道化(日高光啓)に見守られながら公園で自転車の練習をするコウを見かける。 まだ自転車に乗ることが出来ず、転びそうになるコウに咄嗟に駆け寄る徹。 だが、かつて自分を捨てた父を受け入れられないコウは徹を冷たくはねつける。 娘に負い目を感じる徹はいたたまれなくなり、その場を立ち去ってしまう。 その後、取り壊し予定エリアにある海岸通りグローブ座を訪ねた徹は、立ち退きをオーナーに承諾して欲しいとONE(川村ゆきえ)と交渉を始めようとする。 ところが、オーナーとして登録されていたのはONEではなく、もともとこの店を始めた父親のZERO(半海一晃)だった。 ONEは店と借金を残して行方をくらましたZEROを非難しながらも、父の帰りを待つかのようにオーナーの名義を変えずにいたのだ。 このことをきっかけに娘と向き合う覚悟を決めた徹は、コウの誕生日が1週間後の1月31日だったことを思い出し、その日までに自転車に乗れるようにしてやろうと練習に付き合うことに。 そのために仕事を休むとルリに連絡する。 自分を父親として認めさせ、娘を引き取って団地から引き離すための手段だと主張する、徹の苦しい言い訳に冷ややかな反応を見せたルリは、団地を取り壊す日が決定したことを告げる。 それは奇しくもコウの誕生日の翌日、2月1日だった…。

[編集] キャスト

[編集] キャスト

[編集] #06「テンペスト(前篇・後篇)」

[編集] あらすじ

[編集] 前篇

ZERO(半海一晃)が魔術で起こした巨大な嵐は、世界中の人々を中空に吸い込んでしまった。しかし、安藤にいお(浦田直也)、瀬尾(西島隆弘)、紀里谷徹(與真司郎)、江戸樹里(宇野実彩子)、道化(日高光啓)、田辺雷太(末吉秀太)ら団地の住人と、海岸通りグローブ座のONE(川村ゆきえ)や劇団員だけはなぜか街に残された。あ然とするONEらに、ZEROは自分がシェイクスピアの生まれ変わりだと告げ、恐ろしい計画を明かす…。「三日後に世界を滅ぼす」と言い放ったZEROは、終わりの日が来るまで団地の住人を苦しめるために世界に残したと話す。ZEROが忌み嫌う“あるもの”を生み出した住人たちに復讐すると言うのだが、ONEらにはその言葉の意味がさっぱりわからず、戸惑うばかり。まもなく、ONEの前に妖精・エアリエル(伊藤千晃)が現れる。ZEROのしもべであるエアリエルは、ZEROが書いた復讐の筋書きを進める役目を負っていた。エアリエルはONEに「あなたは次ここに来る男と恋に落ち、新しい世界でアダムとイブになる」と告げる。その直後、やって来たONEの運命の男は瀬尾だった。自分の娘にふさわしい男かどうか、瀬尾を試すことにしたZEROは、エアリエルを通じて瀬尾に課題を与える。「娘と結ばれたくば、1万個のドミノを3日以内にたったひとりで並べ上げろ」。気がつけば、舞台の上には積み上げられた1万個のドミノが。突然のことに驚く瀬尾だが、やがて何かを決心したように立ち上がり、黙々とドミノを並べ始める…。

[編集] 後篇

ZERO(半海一晃)が予告した世界の終わりの日は明日。それまでに1万個のドミノを並べる約束をZEROと交わした瀬尾(西島隆弘)は休みなく作業に没頭していた。そんな折、世界に取り残された団地の住人たちに衝撃が走る。街から全ての食べ物が消えてしまったのだ。唯一残っていたのは、ONE(川村ゆきえ)の店・海岸通りグローブ座にあった1本のフランスパンだけだった。店に集合した安藤(浦田直也)、徹(與真司郎)、樹里(宇野実彩子)、道化(日高光啓)、雷太(末吉秀太)らは、フランスパンの分配を巡って揉め始める。平等に分けようと提案する徹。樹里は1人分の分け前が少なすぎると不満を漏らす。そんな樹里をたしなめる徹だが、もともとは団地から住人を追い出そうとしていた徹が、まるでリーダーのように振る舞っていることに雷太が反発。道化までもが徹に噛みつき、なかなか意見がまとまらない。そんな中、安藤が残った者たちで新しい世界を作ろうと言い出した。安藤は金や仕事を一切なくし、すべての人が森で遊んで暮らす原始時代のユートピアをぶち上げるが、これに徹が反論。「文明社会で育った現代人には無理」と安藤の意見を冷たく斬り捨てる。怒った安藤は徹につかみかかり、揉み合いのケンカに。そこに現れたエアリエル(伊藤千晃)に体を押され、2人はドミノのスタートの駒を倒してしまう。慌てて止めようとする瀬尾だが、その手は届かず、無情にも次々と倒れていくドミノ。しかし、その先に手を伸ばした誰かがドミノを止める。その誰かとは…。

[編集] キャスト

[編集] キャスト


[編集] 主題歌

[編集] スタッフ

[編集] 放送日・サブタイトル・視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率 備考
第1幕 2008年10月27日 ヴェニスの商人(前篇) 10分延長スペシャル
第2幕 2008年11月3日 ヴェニスの商人(後篇) -
第3幕 2008年11月10日 ロミオとジュリエット(前篇) 前番組がスペシャルのため15分繰り下げで放送
第4幕 2008年11月17日 ロミオとジュリエット(後篇) -
第5幕 2008年12月1日 オセロー(前篇) -
第6幕 2008年12月8日 オセロー(後篇) -
第7幕 2008年12月15日 真夏の夜の夢(ドキドキ篇) -
第8幕 2008年12月22日 真夏の夜の夢(ワクワク篇) 前番組がスペシャルのため15分繰り下げで放送
第9幕 2009年1月5日 リア王(前篇) 年始番組の特別編成のため30分繰り下げで放送
第10幕 2009年1月12日 リア王(後篇) 前番組がスペシャルのため20分繰り下げで放送
第11幕 2009年1月19日 テンペスト(前篇) -
第12幕 2009年1月26日 テンペスト(後篇) -

[編集] 本編DVD

本編DVDが2009年2月27日より順次、全6巻発売される。

通常版の他、特典映像や縮寸版台本を特典にした初回限定生産も発売される予定。

また対象商品に同封される応募はがきから「オリジナル・メイキングDVD」を特典でもらえる。

  • 2009年2月27日発売 - #01「ヴェニスの商人」(商品番号:AVBF-29120~1)、#02「ロミオとジュリエット」(商品番号:AVBF-29122~3)
  • 2009年3月27日発売 - #03「オセロー」(商品番号:AVBF-29124~5)、#04「真夏の夜の夢」(商品番号:AVBF-29126~7)
  • 2009年4月24日発売 - #05「リア王」(商品番号:AVBF-29128~9)、#04「テンペスト」(商品番号:AVBF-29130~1)

[編集] 番組ナビゲーションDVD

番組ナビゲーションDVD『AAA meets「未来世紀シェイクスピア」ナビゲートDVD』(トリプルエーミーツみらいせいきシェイクスピアナビゲートディーブイディー)(商品番号:AVB1-29050)が2009年1月23日に発売予定である。

ドラマの撮影風景やオフショットの他に、AAA(トリプル・エー)のメンバーがX−GUNと共にシェイクスピアゆかりの地を訪ねる「いい旅、シェイクスピア気分」や、16世紀の文化を学ぶ「16世紀文化講座」などが約60分収録される予定。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク