FNSうたの夏まつり

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FNSうたの夏まつり
FNS MUSIC FES. IN SUMMER

FNS歌謡祭 夏
FNS MUSIC FES. SUMMER
主会場として使用されて
番組生放送が行われている
フジテレビ本社「FCGビル
(2017年から)
ジャンル 音楽番組 / 特別番組
監督 武部聡志(音楽監督)
演出 松永健太郎(総合演出)
司会者 相葉雅紀
永島優美フジテレビアナウンサー
製作
製作総指揮 太田一平(制作)
プロデューサー 中村峰子、浜崎綾、土田芳美、宇賀神裕子、後藤夏美、福井倫子、加藤万貴、岩田恵、早川和希
石田弘EP
三浦淳CP
制作 フジテレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2012年8月8日 -
放送時間7月下旬又は8月上旬ゴールデンタイムプライムタイムを中心
2023年時点
水曜日 18:30 - 21:54
放送分204分
回数11
FNS歌謡祭 夏

特記事項:
放送回数は2022年時点。
2018年以降、第2夜の末尾6分間はローカルセールス枠のため、一部地域は番組終了6分前で飛び降りる一方、地域によっては臨時フルネットで放送する場合がある(2021年を除く)。
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会場として使用されて番組の生放送が行われていた代々木第一体育館(2012年から2015年まで)

FNSうたの夏まつり』(エフエヌエスうたのなつまつり、:FNS MUSIC FES. IN SUMMER)は、『FNS歌謡祭』に続き、フジテレビ系列(FNS)で2012年から2019年まで、2020年からは『FNS歌謡祭 夏』(エフエヌエスかようさい なつ、:FNS MUSIC FES. SUMMER)として毎年1回、7月下旬又は8月上旬)のゴールデンタイムプライムタイムJST)を中心に4時間前後(2012年〜2015年、2017年〜)[注 1] 又は10時間超(2016年)[注 2] にわたって生放送されている日本の大型音楽番組である。

“夏の『FNS歌謡祭』”という称呼もされる。『FNS歌謡祭』の派生番組で、同番組同様に『FNS』と呼ばれることが多い[注 3]。但し、『FNS歌謡祭』と区別する際は、『うたの夏まつり』『夏まつり』『夏のFNS』と呼ばれる場合がある。

沿革・概要[編集]

同局で1974年から年末に毎年1回放送されている大型音楽番組『FNS歌謡祭』から派生し、2012年より放送開始され毎年1回、7月下旬又は8月上旬に当番組が放送されている。司会者は『FNS歌謡祭』と原則同じ。また、当番組が放送開始前の2011年には、前身番組及び特別編として『FNS歌謡祭 うたの夏まつり2011』が放送された。

『FNS歌謡祭』ではグランドプリンスホテル新高輪「飛天」(2015年以降は第1夜)が会場として使用されているのに対して、当番組では観客を入れるライブ形式がメインとなっている(2016年以降の『FNS歌謡祭 第2夜』も同様)。

第1回(2012年)から第4回(2015年)までは、代々木第一体育館で開催されているa-nation musicweekのステージにセットを増築して放送。ステージは『FNS歌謡祭』と同じく2か所設置している。第1回ではFNS歌謡祭と同じく向かい合わせに置かれていたが、会場が広くステージ間の移動距離が長くなることを考慮して、第2回以降は隣り合わせに2ステージ設営された。

第5回(2016年)は、この年のみ会場が「フジテレビ湾岸スタジオ」に、さらに昼前から夜(ゴールデンタイム・プライムタイム)までの11時間超の生放送が行われた。また、事前収録のVTR企画が行われた。

第6回(2017年)は、この年から会場がお台場のフジテレビ本社「FCGビル」へ変更され、第4回以来の2年ぶりに夜(ゴールデンタイム・プライムタイム)での4時間超の生放送へ戻る。また、例年のライブ形式から、各周年の節目を迎えるアーティストが出演してメドレーやトーク・VTR企画が行われる内容へリニューアルされた。

第7回(2018年)からは、ミュージカルメドレーが行われ前年の『2017 FNS歌謡祭 第2夜』の内容を踏襲したものとなっている。

放送翌日には、フジテレビの情報報道番組で当番組の名場面や舞台裏模様を放映することが恒例となっている。

番組の進行[編集]

『FNS歌謡祭』同様で、オープニングは放送開始とともにいきなり1曲目が始まり、司会者の挨拶は最初の数曲が終了した後に入る。また歌前トークは原則ないため、司会の出番は他の音楽番組と比べて少ない。会場にはアーティストの他に、披露される楽曲のタイアップに関連する著名人(俳優・スポーツ選手・お笑い芸人など)がゲストで招かれ、幕間に司会とのトークが挟まれる。また、出演アーティスト同士のコラボレーション(共演)で楽曲を披露するのが多めの番組構成となっている。

その他[編集]

番組の放送中にインターネットの連動で、番組公式のTwitterで出番前や出番後のアーティストや番組の裏側を紹介するツイートが投稿されている。以降、毎年行われている。

放送データ一覧[編集]

  • 各年度の平均視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
  • 司会者のうち、◎を付けた人物はフジテレビアナウンサー(放送当時のもの含む)

FNSうたの夏まつり[編集]

放送回 放送日 放送曜日 放送時間
JST
放送タイトル 総合司会 進行役 会場 平均視聴率
男性司会者 女性司会者
第1回 2012年8月8日 水曜日 19:00 - 23:08 2012 FNSうたの夏まつり 草彅剛[注 4] 高島彩 不在 代々木第一体育館 14.4%
第2回 2013年7月31日 18:55 - 23:08 2013 FNSうたの夏まつり 加藤綾子[注 5] 14.9%
第3回 2014年8月13日 19:00 - 23:08 2014 FNSうたの夏まつり 14.5%
第4回 2015年7月29日 19:00 - 20:53(第1部)
20:53 - 23:08(第2部)
2015 FNSうたの夏まつり 渡部建[注 6] 森高千里 軽部真一 10.7%(第1部)
13.3%(第2部)
第5回 2016年7月18日 月曜日 11:45 - 16:50(第1部)
17:20 - 19:00(第2部)
19:00 - 21:00(第3部)
22:00 - 23:24(-夜FES-)
2016 FNSうたの夏まつり
〜海の日スペシャル〜
加藤綾子[注 5] フジテレビ本社「FCGビル」ほか 06.1%(第1部)
08.8%(第2部)
10.9%(第3部)
10.5%(-夜FES-)
第6回 2017年8月2日 水曜日 19:00 - 20:50(第1部)
20:50 - 23:18(第2部)
2017 FNSうたの夏まつり
〜アニバーサリーSP〜
森高千里
加藤綾子[注 5]
不在 07.7%(第1部)
09.7%(第2部)
第7回 2018年7月25日 19:00 - 23:28 2018 FNSうたの夏まつり 12.2%
第8回 2019年7月24日 2019 FNSうたの夏まつり 11.5%

FNS歌謡祭 夏[編集]

放送回 放送日 放送曜日 放送時間
JST
放送タイトル 総合司会 会場 平均視聴率
男性司会者 女性司会者
第1回[注 7] 2020年8月26日 水曜日 18:30 - 19:00(第1部)
19:00 - 23:03(第2部)
2020 FNS歌謡祭 夏 相葉雅紀[注 8] 永島優美 フジテレビ本社「FCGビル」 06.2%(第1部)
11.1%(第2部)
第2回 2021年7月14日 18:30 - 19:00(第1部)
19:00 - 22:48(第2部)
2021 FNS歌謡祭 夏 06.4%(第1部)
10.1%(第2部)
第3回 2022年7月13日 18:30 - 19:00(第1部)
19:00 - 21:54(第2部)
2022 FNS歌謡祭 夏 04.7%(第1部)
08.8%(第2部)
第4回 2023年7月12日 2023 FNS歌謡祭 夏 04.4%(第1部)
08.3%(第2部)

歴代トップバッター&トリ[編集]

2012年 - 2014年は3年連続でSMAPがトップバッターを務め、2012年 - 2015年は4年連続で同じくSMAPがトリを務めていた。

トップバッター[編集]

年(回) アーティスト 楽曲
2012年(第1回) SMAP Moment
2013年(第2回) SHAKE
2014年(第3回)
2015年(第4回) EXILE Rising Sun
2016年(第5回) THE ALFEE×ナオト・インティライミ シーサイド・バウンド
2017年(第6回) 大黒摩季 熱くなれ
2018年(第7回) 小池徹平×ワンピース音宴 ウィーアー!
2019年(第8回) TUBE×E-girls あー夏休み
2020年(第9回) DA PUMP×m.c.A・T Feelin' Good -It's PARADISE-
2021年(第10回) King & Prince Love so sweet
2022年(第11回) NEWS×Hey! Say! JUMP×Kis-My-Ft2×なにわ男子 weeeek
2023年(第12回) DA PUMP×ガチャピンムック サンライズ・ムーン 〜宇宙に行こう〜

トリ[編集]

年(回) アーティスト 楽曲
2012年(第1回) SMAP gift
2013年(第2回) SMAP×津野米咲(赤い公園)×ALL Joy!!
2014年(第3回) SMAP Top Of The World
2015年(第4回) 華麗なる逆襲
2016年(第5回) 桑田佳祐 百万本の赤い薔薇
2017年(第6回) 萩原健一 SHOKEN TRAIN
2018年(第7回) ALL LINE UP[注 9] 上を向いて歩こう[注 10]
2019年(第8回) ALL LINE UP[注 11] 愛燦燦[注 10]
2020年(第9回) ALL LINE UP[注 12] 夏の終りのハーモニー[注 13]
2021年(第10回) BEGIN×明石家さんま×Snow Man 笑顔のまんま
2022年(第11回) NEWS LOSER
2023年(第12回) weeeek[注 14]

ネット局[編集]

放送対象地域 放送局 系列 備考
関東広域圏 フジテレビ(CX) フジテレビ系列 制作局
北海道 北海道文化放送(UHB)
岩手県 岩手めんこいテレビ(mit)
宮城県 仙台放送(OX)
秋田県 秋田テレビ(AKT)
山形県 さくらんぼテレビ(SAY)
福島県 福島テレビ(FTV)
新潟県 NST新潟総合テレビ(NST)[注 15]
長野県 長野放送(NBS)
静岡県 テレビ静岡(SUT)
富山県 富山テレビ(BBT)
石川県 石川テレビ(ITC)
福井県 福井テレビ(FTB)
中京広域圏 東海テレビ(THK)
近畿広域圏 関西テレビ(KTV)
島根県鳥取県 さんいん中央テレビ(TSK)
岡山県・香川県 岡山放送(OHK)
広島県 テレビ新広島(TSS)
愛媛県 テレビ愛媛(EBC)
高知県 高知さんさんテレビ(KSS)
福岡県 テレビ西日本(TNC)
佐賀県 サガテレビ(STS)
長崎県 テレビ長崎(KTN)
熊本県 テレビ熊本(TKU)
鹿児島県 鹿児島テレビ(KTS)
沖縄県 沖縄テレビ(OTV)
大分県 テレビ大分(TOS) 日本テレビ系列/フジテレビ系列
宮崎県 テレビ宮崎(UMK) フジテレビ系列/日本テレビ系列/テレビ朝日系列

備考[編集]

日本テレビ系列とのクロスネット局であるテレビ大分(TOS)は時差ネットで放送する。ただし、2016年のみ第1部に限り同時ネットとした[注 16]

スタッフ[編集]

2023年
  • 構成:山内浩嗣、大野ケイスケ
  • 音楽監督:武部聡志
  • 協力:ハーフトーンミュージック
  • 美術協力:フジアールチトセアートナカムラ綜美、エスケイシステム、テルミック野沢園、京花園、東京特殊効果、テレフィット、山田かつら、東京チューブ
  • 技術協力:fmt共同テレビジョン、サンフォニックス、放映サービス、田中電設、共立ニューテレス、ワンツー・ワンツー、ウエストワン、レントアクト昭特、ピーシーライツ、明光セレクト、SIS、4-Legs、MTプランニング、digidelic、三穂電機
  • 制作協力:E&W、デジタルスペック
  • 編成:長嶋大介
  • 広報:北村桃子
  • 編集ディレクター:黒岩栄治、後藤悠樹、吉本裕亮
  • 送出ディレクター:川上惇、太田秀司
  • フロアディレクター:大野悟、松舘ちひろ、中村舞、萩原渓太郎、野原里奈、渡辺由貴、小野瀬瑞貴、小坂航
  • 制作:太田一平
  • エグゼクティブプロデューサー:石田弘
  • プロデューサー:中村峰子、浜崎綾、土田芳美、宇賀神裕子、後藤夏美、加藤万貴、福井倫子、岩田恵、早川和希
  • 演出:島田和正、花輪研斗
  • 総合演出:松永健太郎
  • チーフプロデューサー:三浦淳
  • 制作著作:フジテレビ

過去のスタッフ[編集]

  • 運営協力:キョードー東京
  • 協力:エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ、国立代々木競技場第一体育館、チャンプオート、ゲッティ、ディズニー・デラックス
  • 撮影協力:アクアシティお台場
  • 美術協力:コマデン、興進電化
  • 技術協力:東通ネクシオンH!BINO、バンセイ、SHURE、RPG、伊東洋行、富士ライト商事、RRONE★VILLAGE、DRONE★VILLAGE、Feel Live Inc.
  • 制作協力:クリーク・アンド・リバー社、ザ・スピングラス
  • 編成:藤井修、西原恵
  • 広報:佐藤未郷、木場晴香、平井隆
  • 制作進行:相場優衣子
  • 送出ディレクター:加藤智章、青木あゆみ、塩谷亮、志賀一寿、阪本玲以
  • 編集ディレクター:唐雅則、三好達也、松本絵理
  • フロアディレクター:樋川優美、望月浩平
  • トークディレクター:佐藤正樹
  • ロケディレクター:松清弘卓
  • プロデューサー:冨田哲朗、石川綾一、若林美樹、河本晃典、湯瀬恵理子、金井由紀子、宮崎鉄平、竹岡直弘
  • チーフプロデューサー:きくち伸黒木彰一板谷栄司
  • 制作:港浩一、金田耕司、夏野亮、佐々木将

各局の夏の大型音楽番組[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 番組の途中、中断ニュースとして『FNNレインボー発・あすの天気』(2012年・2013年)、『FNN NEWS Pick Up・あすの天気』(2014年)、『こんやのニュース・あしたの天気』(2015年)、『ユアタイム クイック・あすの天気』(2017年)を挿入。
  2. ^ 番組の途中、中断として『みんなのニュース』の短縮版や『FNNニュース』、月9ドラマ好きな人がいること』などを挿入。
  3. ^ 本来はフジネットワークの略称で、同組織を指す言葉であるため意味としては正しい使い方ではないが、近年は『FNS歌謡祭』と共に音楽特番を指す言葉として使われている。
  4. ^ SMAPのメンバー(放送当時)。
  5. ^ a b c 第2・3回はフジテレビアナウンサー、第5回以降はフリーアナウンサー名義で担当。
  6. ^ アンジャッシュのツッコミ担当。
  7. ^ 『FNSうたの夏まつり』から通算して第9回目。『FNS歌謡祭 うたの夏まつり2011』も含めれば10回目。以降の放送回も同様。
  8. ^ のメンバー。
  9. ^ AKB48×桐谷健太×CHEMISTRY×城田優×ジェジュン×chay×乃木坂46×NEWS×miwa×ももいろクローバーZ×山本彩×Little Glee Monster×鷲尾伶菜(E-girls)
  10. ^ a b 特別企画「後世に歌い継ぎたい日本の名曲」として披露。
  11. ^ IZ*ONE・AKB48・海宝直人倉木麻衣欅坂46斎藤司GENERATIONS城田優三浦大知・Little Glee Monster
  12. ^ AI明日海りお池田エライザ上白石萌音木嶋真優城南海倖田來未志尊淳ジャニーズWESTJUJU・城田優・鈴木雅之前田亘輝(TUBE)・森山直太朗LiSA・Little Glee Monster
  13. ^ 特別企画「今、この時。心から届けたい曲」として披露。
  14. ^ スペシャルメドレーの2曲目として披露。
  15. ^ 2019年9月までは新潟総合テレビ[1]
  16. ^ 他のパートは時差ネットで放送

関連項目[編集]

※上記は全てフジテレビ関連。

外部リンク[編集]

  1. ^ 【WEB】190911「NST社名変更のお知らせ」” (PDF). 新潟総合テレビ (2019年9月11日). 2024年1月30日閲覧。