E・G・マーシャル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Ambivalence (会話 | 投稿記録) による 2015年9月5日 (土) 23:43個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (写真を追加。)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

E・G・マーシャル
E. G. Marshall
E. G. Marshall
主演テレビシリーズ『The Bold Ones: The New Doctors』より(1970年撮影)
本名 Everett Eugene Grunz
生年月日 (1914-06-18) 1914年6月18日
没年月日 (1998-08-24) 1998年8月24日(84歳没)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ミネソタ州スティール郡オワトナ英語版
死没地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ウエストチェスター郡ベッドフォード英語版
民族 ドイツ系アメリカ人[1]
身長 173 cm
職業 俳優
ジャンル テレビ、映画、ラジオ
活動期間 1945年 - 1998年
配偶者 ヘレン・ウルフ(1939年 - 1953年)
エミー・デ・ヘイズ・ウィンケルマン(?年 - ?年)
ジュディス・コイ(?年 - 1998年)
主な作品
映画
十二人の怒れる男
パリは燃えているか
インテリア
テレビドラマ
弁護士プレストン英語版』シリーズ
 
受賞
エミー賞
プライムタイム・エミー賞
主演男優賞(ドラマ部門)英語版
1962年、1963年『弁護士プレストン』
その他の賞
テンプレートを表示

E・G・マーシャルE. G. Marshall1914年6月18日 - 1998年8月24日)は、アメリカ合衆国俳優

シドニー・ルメット監督の『十二人の怒れる男』(1957年)やウディ・アレン監督『インテリア』(1978年)をはじめとする数々の映画の名脇役として知られる他、日本でも放送された主演ドラマ『弁護士プレストン英語版』でエミー賞プライムタイム・エミー賞主演男優賞(ドラマ部門)英語版を2年連続で受賞するなど、テレビドラマでも活躍した。

芸名の「E・G」が何の略であるかを生涯明かそうとしなかったが、冗談で「Everybody's Guess (誰も分からない)」と語っていた他、「Edda Gunnar」や「Enigma Gregarius」の略との説もある[2]

来歴

1914年アメリカ合衆国ミネソタ州スティール郡オワトナ英語版で生まれる。父方の祖父母はドイツ人[1]。 一般的に知られているプロフィールではカールトン大学ミネソタ大学に通った(または卒業した)とされているが、セントポール(ミネソタ州)の Mechanic Arts High School に入学した記録はあるものの卒業した記録がなく、またカールトン大学にもミネソタ大学にも入学した記録がないことが指摘されている[3][4]

舞台で俳優としてのキャリアをスタートし、1940年代以降はブロードウェイの様々な舞台に出演する。1950年代にはブロードウェイで『るつぼ』や『ゴドーを待ちながら』などの舞台で主演を務める一方、テレビドラマにも出演するようになる。

1961年から1965年までCBSで放送されたテレビドラマ『弁護士プレストン英語版』に主演。1962年1963年の2年連続でエミー賞プライムタイム・エミー賞主演男優賞(ドラマ部門)を受賞する。

1974年から1982年まで放送されたラジオドラマ『CBS Radio Mystery Theater』のホスト(ナレーション)を務める。

1998年肺癌で死去。

主な出演作品

映画

公開年 邦題
原題
役名 備考
1947 鮮血の情報
13 Rue Madeleine
エミール クレジットなし
1948 出獄
Call Northside 777
Rayska クレジットなし
1954 ケイン号の叛乱
The Caine Mutiny
ジョン・チャリー中佐
折れた槍
Broken Lance
ホレス
殺人者はバッジをつけていた
Pushover
カール・エックストローム
銀の盃
The Silver Chalice
イグナティウス
1957 独身者のパーティ
The Bachelor Party
ウォルター
十二人の怒れる男
12 Angry Men
陪審員4番
1958 大海賊
The Buccaneer
ウィリアム・クレイボーン

The Journey
ハロルド
1960 札束とお嬢さん
Cash McCall
ウィンストン・コンウェイ
1961 非情の町
Town Without Pity
ジェローム
1966 逃亡地帯
The Chase
ヴァル・ロジャース
悪のシンフォニー
The Poppy Is Also a Flower
コリー・ジョーンズ
パリは燃えているか
Paris brûle-t-il?
パウエル
1969 レマゲン鉄橋
The Bridge at Remagen
シンナー准将
1970 トラ・トラ・トラ!
Tora! Tora! Tora!
ブラットン大佐
1971 幸せをもとめて
The Pursuit of Happiness
ダニエル・ローレンス
大統領のスキャンダル
Vanished
アーサー・イングラム テレビ映画
青とピンクの紐
Ellery Queen: Don't Look Behind You
カザリス テレビ映画
1972 暗殺・サンディエゴの熱い日
Pursuit
ジェームズ・ライト テレビ映画
1976 決裂への道/トルーマン対マッカーサー
Collision Course: Truman vs. MacArthur
ハリー・S・トルーマン テレビ映画
1977 ビリー・ジャック・ゴース・トゥ・ワシントン
Billy Jack Goes to Washington
ジョセフ・ペイン
1978 インテリア
Interiors|Interiors
アーサー
1979 暴走パニック超特急
Disaster on the Coastliner
ロイ・スナイダー テレビ映画
1980 スーパーマンII
Superman II
大統領
1982 クリープショー
Creepshow
アプソン・プラット
1985 幸せへのリムジン
My Chauffeur
ウィザースプーン
1986 キングの報酬
Power
サム・ヘイスティングス
ワシントン爆破大作戦
Under Siege
ハロルド・スローン テレビ映画
1987 マザー/殺しのリクエスト
At Mother's Request
フランクリン・ブラッドショー テレビ映画
1989 ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション
Christmas Vacation
アート
1992 隣人
Consenting Adults
ジョージ・ゴードン
1994 南部の風・南軍兵士の妻が語る100年の物語
Oldest Living Confederate Widow Tells All
Prof. Taw テレビ映画
1995 ニクソン
Nixon
ジョン・ミッチェル
1997 目撃
Absolute Power
ウォルター・サリヴァン
ミス・エバーズ・ボーイズ~黒人看護婦の苦悩
Miss Evers' Boys
委員長 テレビ映画
ディフェンダーズ/新・弁護士プレストン
The Defenders: Payback
ローレンス・プレストン テレビ映画
1998 ディフェンダーズ2/新・弁護士プレストン
The Defenders: Choice of Evils
ローレンス・プレストン テレビ映画

テレビシリーズ

放映年 邦題
原題
役名 備考
1961-1965 弁護士プレストン
The Defenders
ローレンス・プレストン 132エピソード
1969-1973 The Bold Ones: The New Doctors デヴィッド・クレイグ 45エピソード
1983 ケネディ
Kennedy
ジョセフ・P・ケネディ ミニシリーズ
1993 スティーブン・キング/トミーノッカーズ
The Tommyknockers
ヒルマン ミニシリーズ
1994-1995 シカゴ・ホープ
Chicago Hope
アーサー・サーモンド医師 13エピソード

脚注

  1. ^ a b Everett Eugene Grunz Marshall (rootsweb.com)
  2. ^ E.G. Marshall Biography - Facts, Birthday, Life Story” (英語). Biography.com. 2014年2月22日閲覧。
  3. ^ Biography for E. G. Marshall” (英語). TCM.com. 2014年2月22日閲覧。
  4. ^ E.G. Marshall's Invented Past” (英語). Jack El-Hai. 2014年2月22日閲覧。

外部リンク