Europa Universalis II

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Europa Universalis IIヨーロッパ・ユニバーサリス2又はエウロパ・ウニベサリス2EU2)は、スウェーデンParadox Interactive2001年に発売した歴史シミュレーションゲーム。元々はボードゲームであったものをパラドックス社が権利を買い取ってゲーム化した。日本では、後述するAsia Chaptersの日本語版に加えて、2006年12月7日にサイバーフロントよりヨーロッパ・ユニバーサリスII 完全日本語版として発売された。なお、Windows版に加えMac版が存在する。

目次

[編集] 概要

Europa Universalis IIは百年戦争の最中の1419年からナポレオン戦争の終了後の1819年までの400年間の歴史を扱っており、プレイヤーは当時存在した国の中の一つを選んでプレイすることになる。Europa Universalis IIでは当時世界で起きた歴史的な出来事を「歴史イベント」という形で再現している。歴史イベントには多くの場合幾つかの選択肢があり、それをプレイヤーが選ぶことによって実際にあった歴史とは違う流れが出来ていく。

内政も戦闘も簡素であり、プレイヤーは簡素ゆえに強いAIとどのように戦い、共存するかの選択を迫られる。宗教や文化、植民も取り込んだシステムにより、この時代のヨーロッパと世界をゲームにしている。キリスト教イスラームプロテスタントカトリックとの宗教戦争、西欧の王国の継承戦争、トルデシリャス条約などをイベントで再現している。

ちなみに日本の場合は応仁の乱や一揆を始めとする大量の反乱イベントが用意されている。戦国時代の終わりに「誰が戦乱を収めたか」という趣旨のイベントが起こり、それによって首都が京都から江戸福岡等に移動するなどの効果がある。また、通常戦場で活躍があった史実の軍人が固有の名前を持つヒストリカルリーダーとして登場する。

ゲームシステムは自動的に一日ずつ時間が経過していくリアルタイムストラテジーだが、イベント発生時にウィンドウが出てそれを知らせたり、任意に一時停止・進行速度変更をすることができる。

Paradox社のゲームの中でも最も古いものの一つであるため、MODの開発が成熟しており、AGCEEPの様な定番とも言える大規模MODも存在する。2008年4月からは、本ゲームのエンジンである「Europa engine」も無償配布されている[1]

[編集] Asia Chapters

Asia Chaptersは、香港のTyphoon GamesがEuropa Universalis IIに日本を含むアジア関係の変更を加えたゲームである。Asia Chaptersでは日本や朝鮮の領土が細かく分けられており、歴史イベントの数も追加されている。しかしAsia Chaptersが発売されたときには既にParadox InteractiveからEuropa Universalis II向けのパッチがリリースされており、その後Typhoon Gamesがパッチを反映しなかったため、2006年現在ではだいぶ古いバージョンになってしまっている。また、幾つかのバグも確認されている。

なお、日本ではこのAsia Chaptersを日本語化したものが、通常版より早い2004年3月25日にメディアクエストより販売されている。

[編集] For the Glory

2009年10月11日に発売。上述のゲームエンジンの公開を受け、Mod製作者によるCrystal Empire Games社が開発、パラドックス社により販売されている作品。拡張パックではなく、単体でプレイすることができる。

日本では、2010年7月30日にサイバーフロントよりフォー ザ グローリー 完全日本語版として発売されている。

[編集] 特徴

知名度の低い小国家群もヨーロッパに位置するものは、ほとんど完全に網羅している。また国家ごとにイベントも多彩で、史実どおりの展開も、独自の展開も望める。再現性を優先したため、国家ごとにゲーム進行の難易度は調整されておらず、史実で弱小であった国は同じく弱小である。ひとつの国家を操ってプレイするという形式上、王家の滅亡や家系の断絶による王位継承などがあってもプレイ国は変わらずにゲームは進行する(例:フランスにおいてブルボン家から共和制に、又帝政に移行してもプレイヤーはあくまでフランスをプレイする。その時々の反動勢力は反乱軍としてゲームで表される)。

内容は多分にヨーロッパ的価値観を用いて再現されており、異教同士(たとえ儒教国と仏教国等であっても)は友好度が年々下がるように設定されており、異なる国教を持つ国と国境を接して平和を保つことは難しい。また、非ヨーロッパ国は技術開発などにペナルティがあり、史実で強大だったオスマン帝国マムルーク朝が全く脅威でないといった違いも起こっている。存在する国家・地域も当時のヨーロッパが接触した地域に限定されており、アフリカの内陸部には到達できない。

また多くの歴史シミュレーションゲームと異なり、クリア(目標達成)という概念がうすい。一つの目安として点数制が取り入れられているため、得点で一位になることを目標としても良いが、簡単なところでは地域覇権国になる程度から、世界征服や自国の宗教を世界中に広める、または弱小国で400年間を滅亡せずに生き延びることなど、変わった目標を設定して楽しむことができ、ゲームプレイの幅が広い。

[編集] 脚注

  1. ^ Paradox,「Europa Universalis II」のゲームエンジンを無償配布”. 4Gamer.net (2008年4月28日). 2008年6月24日閲覧。

[編集] 外部リンク


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