EXE (テレビ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

EXE(エグゼ)は、日本ビクターテレビ受像機のブランド。日本ビクターはブラウン管テレビ液晶テレビプラズマテレビリアプロジェクションテレビと豊富なラインナップを揃えており、その中で液晶、プラズマ、リアプロにEXEのブランド名を採用している。日本向け機種は主に神奈川県横須賀市の工場で生産されている(一部機種を除く)。

目次

[編集] 液晶EXE

ビクターは液晶パネルを自社生産はしておらず、パネルメーカーから購入してそれにビクター独自の映像処理技術を導入した形で販売している。以前から販売シェアとしては上位にランキングされることは少なかったが、画質の評価は高く、特に近年開発した映像処理専用CPU内蔵システムLSIの「GENESSA(ジェネッサ)」を搭載したモデルから徐々にシェアを伸ばしており、サイズによっては3位以内に入ることもある。

また、2005年には初めて液晶の高速応答タイプのテレビを開発し、液晶の問題点である残像感を大幅に低減したテレビを発売した。ただし、パネルメーカーとの協力が必要ということもあって、初期では37インチ、32インチのモデルにのみ搭載されていたが、現在ではハイビジョン(W-XGA)32・37インチ、フルハイビジョンタイプ37・42・47インチで販売されている。

ビクターの液晶テレビは入力端子の種類も豊富であり、S端子D端子コンポーネント端子、PC入力(D-sub15ピン)、HDMIi.LINKと一通り備わっている。しかし、日本ではコンポーネント端子よりD端子が広く普及しており、D端子が1系統ということに不満の声もある。 オーディオにも力を入れており、ビクター独自のオブリコーンスピーカーの搭載や、2006年の春に発売したモデルには小型スピーカーでも重低音を再生できる技術であるMaxxBassを搭載した。

2006年のIFAではLED光源の液晶テレビや、120Hz駆動+黒挿入を行う次世代の高速応答液晶テレビを展示した。

2007年5月には、フルハイビジョンで高速応答(120Hz駆動)を実装した液晶テレビを発売すると発表した。6月下旬から、順次発売予定。

2007年のCEATECでは、バックライトを自社開発した厚み3.7センチの薄型液晶テレビ、LEDバックライト+エリア毎の輝度コントロール技術を搭載した高コントラスト液晶テレビを発表した。商品の発売日は未定としている。

[編集] ラインナップ

(2008年2月現在)

[編集] 高速応答搭載

  • LT-37LC70
  • LT-32/37LC85
  • LT-32/37/42LC95
  • LT-32/37LC205
  • LT-32LC305-B/S
  • LT-37/42/47LH805(フルハイビジョン対応)
  • LT-37/42/47LH905(フルハイビジョン対応)

[編集] 高速応答非搭載

  • LT-20L1-B/W/P/G
  • LT-26L1-B/W
  • LT-20LC8-S/P/C/T
  • LT-26/32/37LC8
  • LT-26LC80
  • LT-40LH700(フルハイビジョン対応)
  • LT-37/42/46LH800(フルハイビジョン対応)

[編集] プラズマEXE

プラズマテレビもパネルは外部調達で製造している。プラズマテレビにも映像処理専用CPUのGENESSAを導入しており画質の評価は高いが、新製品の開発は中断の状態になっており、2004年に発売したモデルの後には新製品を発売していない。2007年中旬ごろからカタログにも掲載されなくなってしまった。

[編集] ラインナップ

(2006年1月現在)

  • PD-42DH50
  • PD-50DH50

[編集] ビッグスクリーンEXE

ビクターは古くからプロジェクター用の反射型液晶素子(LCOS)であるD-ILAを開発、量産まで成功しており、パネルの生産からテレビの組み立てまで一貫の垂直統合型事業としてプロジェクションテレビを製造している。2004年に北米で発売した後、2005年には日本国内でも発売した。なお、北米で販売しているテレビにはEXEという商標は使われていない。大型で明るさもプラズマテレビ以上、消費電力も低いというのが特徴である(2005年に省エネ大賞を受賞している)。また、同社の液晶テレビと同様、豊富な入力端子を備える。

2006年のCESではRGB3色のLEDを光源としたモデルや、従来より大幅に薄型化したモデル(奥行き約25cm)を発表した。また、2006年のIFAではリアプロとして世界最大の110インチの試作品を展示した。110インチという大きさでありながら消費電力を230W程度に抑えることができるとして、注目を浴びた。

2006年12月に北米で、2007年7月に欧州で薄型モデルを順次発売。日本でもHD-58SH800という薄型モデルを発売する予定(JATE申請済み)だったが、業績の悪化により発売は中止となった。

[編集] ラインナップ

(2006年9月現在)

  • HD-52MD60
  • HD-61MD60
  • HD-52MH700(フルHD解像度モデル)
  • HD-56MH700(フルHD解像度モデル)
  • HD-61MH700(フルHD解像度モデル)
  • HD-70MH700(フルHD解像度モデル)
  • HD-110MH80(フルHD解像度モデル)

[編集] 他社競合製品

[編集] 外部リンク