EVE burst error

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EVEシリーズ > EVE burst error
EVE burst error
ジャンル アドベンチャーゲーム
開発元 シーズウェア(原作、SS版、Win95、PS2版、18禁Win版)
角川書店(PSP版)
発売元 シーズウェア(原作、Win95版)
イマジニア(SS版)
DMM.com(Win95版のDLC版)、JAST USA(同北米版)
ゲームビレッジ(PS2版)
ホビボックス(18禁Win版)
角川書店(PSP版)
1作目 EVE burst error
1995年11月22日
最新作 burst error EVE the 1st.
2010年3月25日
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EVE burst error』(イヴ・バーストエラー、イブ バーストエラー)は、シーズウェアが製作したパソコンゲームを原作とする同名および別名の移植作やリメイクなどを含めたアドベンチャーゲーム。後のEVEシリーズの第1作目でもある。

ラインアップは以下の通り。

概要[編集]

マルチサイトシステムと名付けられた主人公の選択機能を駆使して、私立探偵天城小次郎と国家エージェントの法条まりなを交互に操り、連続殺人事件の裏に隠された秘密に迫る。

原作はPC-9800シリーズをプラットフォームとする18禁アダルトゲームでリリースされ、アダルトシーンを変更するなどしてコンシューマーゲームセガサターン(SS)に同名で移植された後、そのSS版を逆移植したR指定かつWindows 95以降OS向けの新たな同名パソコン版、SS版をベースとしキャラクターデザインや原画を一新したPlayStation 2向けの新たなコンシューマー版『EVE burst error PLUS[注 3]』、そのPLUSに18禁のアダルトシーンを追加したWindows 98以降OS向けの3度目のパソコン版『EVE[注 4][1]』などのバリエーションがある。

続篇のシリーズではなく当作としての最新作は、『PLUS』とも異なるキャラデザ&原画の一新のみならず、原作のシナリオ(ストーリー・設定・トリックなど多数)までも改変してリメイクされたPlayStation Portable向けの3度目のコンシューマー版『burst error EVE the 1st.[注 5]』で、その後にはWin95版のDLCダウンロード)版もリリースされた。

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ゲーム内容[編集]

基本的には「コマンド総当り方式」で進められ、フラグを立てるには用意されているコマンドを手当たり次第に選択しなければならないが、マルチサイトシステムと名付けた群像劇を実装しており、小次郎編とまりな編のどちらか一方だけを進めても必ずどこかで行き詰る。

たとえるなら、小次郎編で開けられないドアをまりな編で開けることで、小次郎編が進むようになる箇所が、いくつか存在するのである(逆もしかり)。よって、適宜シナリオを切り替えてゲームを進める必要がある。これは、シーズウェアの『DESIRE』で採用された同名システムを進化させたものである。

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ストーリー・設定[編集]

ストーリー[編集]

小次郎編

さびれた倉庫街に事務所を構える探偵の天城小次郎は、紛失した絵画の捜索を依頼される。灰色の脳細胞を駆使し、見事探しあてるが、やがてこの絵画をめぐり重大な事件が起こるのであった。

まりな編

内閣調査室の捜査官・法条まりなは、エルディア駐日大使の娘である御堂真弥子の護衛を命じられる。ふたりは行動を共にするうちに友情を深めてゆくが、彼女たちの裏ではある陰謀の準備が着々と進められていた。

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設定[編集]

舞台は日本ベイエリア大使館が数10か所に存在する。また、シーズウェアの過去作『悦楽の学園』と世界設定を共有しており、関連するキャラクターや組織などが登場するのも特徴[注 6]

あまぎ探偵事務所
小次郎が倉庫を改造して開いた事務所。探偵ライセンスを停止されているため、看板を出せず、仕事の依頼は絶無。従業員も存在しないが、のちに氷室が加わる。
内閣調査室
オフィス街に本部を構えるまりな達の職場。劇中では「本部ビル」とも通称される。内閣に直属し、諜報を行う。略称、内調。同名の組織は実在しており(現在の名称は内閣情報調査室)、施政に必要な情報の収集にあたっているが、実際の任務は左翼に対する諜報だとも言う(詳しくは内閣情報調査室を参照)。
桂木探偵事務所
かつては業界トップの業績を誇った。腕利きの探偵である源三郎と小次郎を同時に失い、依頼の達成率が悪化。二階堂に殺人の容疑が掛けられたことにより、経営はさらに傾くが、のちにプリシアを保護し、名誉を一気に回復する。
サン・マンション
小次郎と弥生が同棲していたマンション。源三郎の逮捕をきっかけに、小次郎は港の倉庫街に移るが、弥生は402号室に留まった。のちに、まりなと真弥子が403号室で生活を始める。
教育監視機構(JES)
『悦楽の学園』にも登場した架空の組織。教育機関で起こる事件は大抵の場合、被疑者が未成年であるため、警察の介入は困難だった。この問題を解決するために作られたのが教育監視機構である。専従の捜査員を派遣し、教育委員会および警察と共に事件の解決にあたる。テストケースであり、組織の実態は国民に知らされていない。治外法権や外国への応用も検討されている。真弥子の護衛を務めるため、まりなは一時的に教育監視機構の所属となる。
セントラル・アベニュー
モダンな建築物が建ち並ぶビル街。昼夜を問わずネオンサインが輝く。
プリンセス・ホテル
政府の要人も利用する高級ホテル。十階から上がVIPルームとなっている。最上階にはレストラン展望台がある。地下にはショットバーがあり、小次郎とグレンの待ち合わせ場所となっている。
エール外国人学校
エルディアの教育基金を元に作られた国際外国人学校。九時から十八時の間は、校内の施設(図書館プール)を一般に開放している。英語アラビア語を必須科目とする。現在のところ、治外法権は存在しない。ストールマンが校長(ディレクター)を勤める。
エルディア大使館
ベイエリアの一等地に位置する。ロス・御堂が勤務する。厳重な警備を誇る。違法な電波を遮断する仕掛けもあり、館内の会話を盗聴することは不可能。
エルディア共和国(Eldia)
通称エール。アラビア半島の南西部に位置する君主共和制の多民族国家。国王が首相を任命。国教イスラム。前国王の死去にともない、世論は民主化へ傾いている。主な収入源は観光鉱物
前国王
エルディアの君主だった人物。一年前、死亡。テラーによって殺害されたと言われる。今は亡き王妃が不妊症であった為、子供はいない。
テラー(terror)
国際指名手配ナンバーB12AJ23。旧エルディア情報部の実行部隊。主な武器はエルディア軍のサバイバル・ナイフ
王権派
王制の維持を志向する勢力。
反王権派(改革派)
エルディアの民主化を押し進める勢力。Cプロジェクト崩壊後、ロイド首相のもとで王宮省、科学局、情報部を解体。プリシア即位の動きに対し、真弥子の即位を画策する。
国璽
エルディア唯一の官印。王位継承の証しで、戴冠式の際に必要となる。
ラストマ・グルリタ・ラシャール卿
国璽の製作者。一世紀前に自害。
トリスタン号
戴冠式が行われる客船。日本に停泊中。船名はケルトの伝説「トリスタンとイゾルテ」に由来する。船籍はエルディア。
Cプロジェクト
Neo Cerebral Project(新たな頭脳の計画)。発案者は源三郎。先進国の援助を受けて旧エルディア科学局が極秘裏に進めていた。しかし、局長のドールマンが息子に殺害されたことにより、崩壊する。
μ-101
Cプロジェクトの成果。陸幕二部が回収に乗り出す。

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キャラクター[編集]

キャストはプラットフォームによって異なる。

天城 小次郎(あまぎ こじろう)
:SS&Win95&PS2版-子安武人 18禁Win版-十文字隼人 PSP版-杉田智和
法条 まりな(ほうじょう まりな)
声:SS&Win95版-岩男潤子 PS2版-三石琴乃 18禁Win版-如月美琴 PSP版-遠藤綾
御堂 真弥子(みどう まやこ)
声:SS&Win95版-岡本麻弥 PS2版-堀江由衣 18禁Win版-Ruru PSP版-水原薫
プリン Prine
声:SS&Win95&PS2版-水谷優子 18禁Win版-AYA [要曖昧さ回避] PSP版-長谷川明子
桂木 弥生(かつらぎ やよい)
声:SS&Win95&PS2版-本多知恵子 18禁Win版-日下千鶴 PSP版-成田紗矢香
鈴木 源三郎(すずき げんざぶろう)
声:SS&Win95版-納谷悟郎 PS2版-大塚明夫 18禁Win版-佐倉徹 PSP版-麦人
柴田 茜(しばた あかね)
声:SS&Win95&PS2版-かないみか 18禁Win版-みちる PSP版-三宅華也
二階堂 進(にかいどう すすむ)
声:SS&Win95&PS2版-上田祐司 18禁Win版-中澤アユム PSP版-川野剛稔
氷室 恭子(ひむろ きょうこ)
声:SS&Win95&PS2版-松井菜桜子 18禁Win版-神月あおい PSP版-今井麻美
シリア・フラット Ciria Flatte
声:SS&Win95&PS2版-高乃麗 18禁Win版-一条沙希 PSP版-植竹香菜
アクア・ロイド Aqua Royd
声:SS&Win95&PS2版-田中敦子 18禁Win版-深井晴花
松乃 広美(まつの ひろみ)
声:SS&Win95&PS2版-むたあきこ 18禁Win版-吉永あゆり
ストールマン・孔 Stohruman Koh、PSP版では孔雲樵(こう うんしょう)
声:SS&Win95&PS2版-茶風林 18禁Win版-茶風鈴 PSP版-河本邦弘
香川 美純(かがわ みすみ)
声:SS&Win95&PS2版-渕崎ゆり子 18禁Win版-結城みづほ PSP版-城雅子
甲野 三郎(こうの さぶろう)
声:SS&Win95&PS2版-野沢那智 18禁Win版-オイリーはな PSP版-園部啓一
グレン Gren
声:SS&Win95&PS2版-飯塚昭三 18禁Win版-秋田邦彦 PSP版-川原慶久
ロス・御堂 Los Midoh、PSP版ではロイス御堂
声:SS&Win95&PS2版-若本規夫 18禁Win版-馬並硬太 PSP版-太田哲治

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時系列[編集]

原作での公安警察データベースクラッキングした時の情報によると、物語の舞台は西暦1995年の日本である。

  • 2年前(1993年)
    • テラー、要人の暗殺を開始。
    • 源三郎、エルディアより帰国。桂木探偵事務所の所長となる。
  • 1年前(1994年)
    • 前国王、死亡。
    • シリア、エール外国人学校に赴任。
    • まりな、米国へ栄転。
  • 3か月前(1995年9月)
    • ストールマン、ドールマンを殺害。これによりCプロジェクト崩壊。
    • 源三郎、刑務所に入る。
  • 1995年11月末
    • 御堂、刑務所を襲撃。源三郎、戸籍上は死亡。
    • ディーブ、絵画の捜索を桂木探偵事務所に依頼。
  • 12月2日(まりな編スタート
    • まりな、帰国。
  • 12月3日(小次郎編スタート
    • 小次郎、絵画の捜索依頼を受ける。プリンを保護。
    • まりな、真弥子の護衛を開始。
  • 12月4日
    • 小次郎、絵画を発見。
    • ストールマン、殺害される。
  • 12月5日
    • 二階堂、殺害される。
  • 12月6日
    • ディーブ、殺害される。
  • 12月7日
    • 戴冠式。
    • アクアおよびロス・御堂、殺害される。
    • トリスタン号、沈没。
  • 12月9日
    • 小次郎、まりな、プリシア、トリスタン号から脱出。
  • エンディング
    • プリシア、真弥子の日記を読む。
    • 真弥子、エルディアにてよみがえる。

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EVE burst error[編集]

イヴ・バーストエラー[注 1]PC98(3.5インチFD7枚組)、1995年11月22日発売

18禁。制作期間は4か月。当記事では原作と記す。

限定、特典、再版
18禁Win版の同梱品として、Win95版『悦楽の学園』と共にDVD-ROM媒体にて同時収録されている。
音楽、書籍
  • 『EVE burst error 原画&設定資料集』 ソフトバンク、1996年12月25日発売、ISBN 4-7973-0173-2
  • 『EVE burst error ORIGINAL SOUNDTRACK』 キングレコード、1998年11月27日発売、品番 KICA-1219
  • 『EVE burst error "THE PERFECT"』(2枚組) EGG MUSIC RECORDS、2009年1月9日発売、品番 EMCA-0009
  • 『EVE burst error "THE ORIGIN"』 非売品
コミックマーケット75やAC-MALL(EGG MUSIC直販サイト)で上述の『THE PERFECT』盤を購入した先着1000名に配られたもの。

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EVE burst error (セガサターン)[編集]

イヴ・バーストエラー[注 2]セガサターンCD-ROM4枚組)、1997年1月24日発売

18歳以上推奨。当記事ではSS版と記す。

小次郎編DISC、まりな編DISC、テラー編DISC、Making of EVE burst error DISCとマニュアル、キャラクター設定集で構成される。小次郎編、まりな編、テラー編各DISCを入れ替えながらゲームを進める。レーベル画像が本篇のとある部分のネタバレになっている。

主要キャラクターにはボイスが追加されたが、小次郎編の小次郎およびまりな編のまりなには音声がない(プレイヤーが操作するキャラクターへの感情移入を容易にするための配慮)。原作に存在した描写は別の表現に置き換えられている。また原作ではカットされたハイジャックを解決するシーンが、オープニング・デモに収められている。

「Making of EVE burst error DISC」の内容は、MAKING(製作現場、後日談)、SOUND(声優、収録風景、MUSIC)、CG GALLERY(未公開映像、ANIME)となっている。これらは本篇をクリアしないと閲覧できない。

出荷本数は累計19万5071本[2]

限定、特典、再版
  • 『EVE burst error Premium Pack』
初回限定版。
  • 『EVE burst error & EVE The Lost One VALUE PACK』セガサターン、1998年7月2日発売
音楽、書籍、グッズ
  • 『EVE burst error オフィシャルガイド』 アスキー、1997年3月7日発売、ISBN 4-89366-677-0
  • 『EVE burst error 小次郎編』 キングレコード、1998年4月24日発売、品番 KICA-1210
  • 『EVE burst error まりな編』 同上、 1998年6月26日発売、品番 KICA-1213
  • 『EVE burst error エルディア秘録編』 同上、1998年10月23日発売、品番 KICA-1218
  • 『EVE burst error EXTRA』 同上、1999年5月28日発売、品番 KICA-1225
オーディオドラマのシリーズ。
全99種類、1パック12枚入り、1BOX15パック入り。

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EVE burst error (for Windows 95)[編集]

イヴ・バーストエラー[注 2]Windows 95&98&Me&XP[注 7]、1997年5月30日発売

SS版の逆移植作。審査はR指定。キャッチコピーは“AVG史上に残るこの名作を 今、最高のクオリティで。”

当記事ではWin95版と記す。SS版ではサイトチェンジに際し各DISKを交換しなければならない欠点があったが、今作ではプレイ状況に応じたCDの入れ替えのみになっている。

出荷本数は累計9475本[3]

限定、特典、再版 (DLC)
  • 『EVE burst error 初回限定15,000本“プレミアム・マウスパッド付”バージョン!』
初回限定版。
  • 『EVE burst error DVD-ROM版』Windows 98&Me&XP[注 7]、1999年7月16日発売
指定OSからWin95が除外されている。なお、後年の18禁Win版における商品タイトルと似ているため混同されやすい一面がある。
  • 『EVE burst error Millenium BOX 2000』Windows、2000年5月26日発売
  • 『EVE burst error』Windows 2000&XP、2010年6月18日発売
DLC版。XPの64ビット版では保証外となっている。
DMM.comウェブサイトでは18禁ゲームとして扱われているが、内容はR指定そのままである。北米版の発売元はJAST USA

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EVE burst error PLUS[編集]

イヴ・バーストエラー・プラス[4][注 3]
ジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 PlayStation 2
開発元 シーズウェア(制作・著作含む)
発売元 ゲームビレッジ(制作協力含む)
プロデューサー 上野季規、藤田正人
飯田祥一、渡邊憲博(エグゼクティブP)
ディレクター 渡辺豪
シナリオ 小熊秀男、宮本真吾(シナリオ構成・スクリプト)
音楽 サウンドエイムス
道下桃(サウンドプロデューサー)
中川達人(音声プロデューサー&ディレクター)
林健生(音声ディレクター)
美術 松本剛彦(原画・キャラクターデザイン)
株式会社ロジスティックス(アニメーション)
きし誠二(アニメーション制作進行)
浅井義之(絵コンテ・演出)
花沢成江(アニメーション作画監督)
田中充(オープニングムービー)
デュプレックス(アートワークデザイン)
人数 1人
メディア 専用DVD-ROM
発売日 2003年7月24日(限定版含む)、廉価版 2005年3月24日
対象年齢 CERO:C 15才以上(廉価版から導入)
売上本数 4万5000本(累計)[5]
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SS版に倣ったリメイクと呼べるもので、キャラクターデザイン&原画の一新、新規の動画パートの追加、BGMリミックスなどが施されており、まりなや真弥子役など声優も一部変更された。

当記事ではPS2版PLUSなどと記す。独自の要素として「C-motion」と名付けられた演出が導入されており、静止画だったイベントシーンで対面している人物が、特定の場面で動いてリアクションをとるようになった。

細かい相違点は以下の通り。

  • 本篇スタート時のサイト選択が不可能で、始まるのが小次郎サイトからに固定(直後にチェンジは出来るが、初見でまりなサイトからは始められない)。
  • 小道具(背景)のノートパソコンの薄型化など、2003年代に合わせた時流などへのアレンジ。
  • 衣装などの一新。代表的なもので挙げると小次郎では下衣がスタンドカラーシャツとなった黒系一色で、首にクロスチョーカーというスタイル。愛銃のグロック22カスタマイズの色がオリーブと黒のツートンにアレンジ。まりなではビジネススーツ然だった“ピンクの服装[6]”ではなく、デザインの凝ったオリジナルジャケット&ブラキャミ風の下衣とスリット入りの黒いミニスカートというスタイル。愛銃のベレッタM1919が2丁所持(二丁拳銃)で、さらに当作オリジナルで携帯場所がジャケットの袖口に仕込んだギミック上になっている。エール外国人学校の制服もデザインと共にカラーも青系から茶系に変更されている。
  • SS版に倣ったアダルトシーンの変更。代表的なもので挙げると小次郎&恭子の女子寮で、声が入る部分は同一だが場所が浴室ではなくベッド上で進むため、状況を説明する小次郎のテキストが追加されていたり、「目隠し」などの一部やりとりがカットされており、行為も性交場面は省略されキスまでで暗転となる。
  • プリンセス・ホテルでの銃撃戦などSS版にあった動画パートの一部が静止画パートへ省略。
  • エピローグ直前の犯人の名前入力の廃止。
限定、特典、再版
  • 『EVE burst error PLUS 限定版DVD-BOX』
初回限定版。内容物……DVDサウンドノベル「EVE Memories」、設定資料集「EVE Encyclopedia PLUS」。
  • 『EVE burst error PLUS ゲームビレッジ・ザ・ベスト』
廉価版。原版とは異なりCEROの審査対象となった。
音楽、書籍
  • 『EVE オリジナルサウンドトラック』ホビレコーズ、2003年11月28日発売、品番 HBM-006
14+書き下ろし1曲のみ収録。


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EVE[編集]

イヴ、Windows 98&Me&2000Pro&XP、2003年11月28日発売

審査は18禁指定。発売元はホビボックス。キャッチコピーは“今蘇る、あの感動と興奮…新旧のコラボレーションで送る名作が復活”

当記事では18禁Win版と記す。原作通りの性交含むハードなアダルトシーンを追加した『PLUS』の逆移植作で、原作のオリジナルEVEとWin95版『悦楽の学園』が同梱されている。

もう1つの大きな特徴はほぼ全ての声優の変更であり、上述のアダルトシーン全篇も含めて新録、原画も原作(田島直版)の構図に忠実な松本剛彦の書下ろしとなっている。

なお、先発のWin95版における同電子媒体版と名称の1つ[注 4][1]が似ているため混同されやすい一面がある。

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burst error EVE the 1st.[編集]

バーストエラー イブ・ザ・ファースト[注 5]PlayStation Portable、2010年3月25日発売

キャラクターデザイン&原画、システム、BGM、声優までが一新された作品。

当記事ではPSP版と記す。新たなキャラクターも追加されシナリオやトリックなども一部変更されており、準別作に近いリメイクになっている。

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BGM[編集]

オリジナルスタッフは梅本竜高見龍の2名。SS版は当人によるアレンジで、PS2版は他者の道下桃がリミックスを務めた。

以下の曲名は、1998年のサウンドトラック取扱説明書のリストがSS版にそってMain(noon) for the Woman (EVE_01.MID)”などと表記されていることから、()内を原作=原曲、その前文と劇中音楽鑑賞モード上の名をSS版(含Win95版)として記し、PS2版(含18禁Win版)は同鑑賞モードと2003年のサントラ裏面ボックスアートなどに倣うが、今日では誤用・混同も少なくない。

なお、2009年の『THE PERFECT』(以下TP盤)は原曲の完全盤といったものだが、曲名は英名統一でほぼ一新(改名)されている。

原曲名 SS版曲名 PS2版曲名 使用場面 備考
EVE_3 SEGA Saturn版 オープニング・テーマ[注 8] オープニング(タイトルムービー) タイトルバック、タイトルムービー 全て異なる別曲。TP盤「Opening (THE PERFECT)」。
EVE_29.MID デイリー・オープニング デイリー・オープニング 日付変更時 TP盤「Dailyopening」。PS2版はサントラ未収録(以下PS2未収)。
EVE_43.MID 日常/(No.X01) No.X01 本部ビル(初日) TP盤「Day (Marina)」。PS2未収。
甲野本部長 甲野本部長 本部ビル TP盤「Office (Marina)」。PS2未収。
EVE_03.MID 天城探偵事務所 あまぎ探偵事務所 あまぎ探偵事務所内 TP盤「Office (Kojiroh)」。PS2未収。
EVE_12.MID まりな自室 まりな自室 サン・マンション403号室 TP盤「Room (Marina)」。
EVE_01.MID Main(noon) for the Woman Main(Noon) for Woman まりなマップ移動(日中) TP盤「Investigation (Marina)」。PS2未収。
Main(nignt) for the Woman Main(Night) for Woman まりなマップ移動(夜) TP盤「Night (Marina)」。PS2未収。
EVE_06.MID Main(noon) for the Man Main(Noon) for Man 小次郎マップ移動(日中) TP盤「Day (Kojiroh)」。
EVE_08.MID Main(night) for the Man Main(Night) for Man 小次郎マップ移動(夜) TP盤「Night (Kojiroh)」。PS2未収。
EVE_07.MID エール外国人学校(Noon) エール外国人学校(Noon) エール外国人学校内(日中) TP盤「School」。PS2未収。
EVE_10.MID エール外国人学校(night) エール外国人学校(Night) エール外国人学校内(夜) TP盤「School (Night)」。PS2未収。
EVE_21.MID 汎用曲(孔宅・大使館) 汎用曲(孔宅・大使館) ストールマン・孔邸、エルディア大使館 TP盤「COMMON」。PS2未収。
ショットバー(Dummy有り) ショットバー プリンセス・ホテル地下のバー TP盤「Bar」。PS2未収。
EVE_29.MID 団らん 団らん 事務所でのプリン TP盤「Pudding-jelly-bavarois」。PS2未収。
EVE_16.MID 憩い 憩い まりな&真弥子の買い物 TP盤「Shopping」。PS2未収。
EVE_05.MID 安らぎ 安らぎ1 女子寮での小次郎と恭子、プールでのまりなと鈴木、など TP盤「Ease」または「Trust」。
死の予感 死の予感 殺人現場 TP盤「Death」。
弥生 No title サン・マンション402号室での小次郎と弥生、など TP盤「Yayoi」。PS2未収。またPS2版には同名の「No title」がもう1曲存在する(TP盤で「Envy」にあたる曲)。
EVE_44.MID ハッキング/(ハッカー) No.X03 クラッキングイベント TP盤「Hacking」。
EVE_04.MID トリスタン乗船前 トリスタン乗船前 小次郎サイト12月7日早朝 TP盤「Resolve」。PS2未収。
トリスタン号 トリスタン号 トリスタン号 TP盤「Tristan」。PS2未収。
EVE_34.MID μ-101日記(ハイパーアレンジ) μ-101 真弥子の日記(最後) TP盤「Dialy III」。またTP盤では当の日記を読み終えたプリシアによる回想時の曲が「μ-101」(PS2版でのそれは「決意」)。PS2未収。
EVE_37.MID エンディング-3 エンディング(スタッフロール) クロージングクレジット TP盤「Ending」。

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開発[編集]

  • Gamedesign & Scenario:剣乃ゆきひろ
  • Program:菅野洋之(剣乃ゆきひろの本名)
  • CharacterDesign:田島直
  • MusicCompose:梅本竜、高見龍
  • CGDesign & ArtConti.:高岡佳史
  • C.GDirect:野口征恒
  • SubCharacterDesign:松本慶、薄克久
  • CGDesign:北谷恵美、斎藤論薫

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評価、受賞歴[編集]

原作
  • 月刊デジタルメディアインサイダー
1995年11月1日-30日集計で2847ポイント(売上本数かは不明)、全パソコンソフト中の15位。
1996年1月4日-23日集計の「貴方が選ぶベストゲーム'95」で、ベストシステムXゲーム特別賞&ベストシナリオXゲーム特別賞1位、ベストサウンドXゲーム特別賞2位、ベストグラフィックXゲーム特別賞3位。「貴方が選ぶベストゲーム'96-'01」で、1996年が6位、1997年が6位、1998年が7位、1999から2001年間が20位圏内。
SS版
1996年12月20日号(NO.420)から1997年12月19日号(NO.472)集計「読者が選ぶTOP20」で年間総合16位。
1997年間の「読者レースランキング」で最高2位、最低13位、12月12日号(Vol.45)で最終7位(10点満点中の全投票平均は9.4101点)、セガサターンソフトとしては1位。
「第3回 電撃王ゲームソフト大賞 トレンド賞」9位、「第3回 電撃王ゲームソフト大賞 ヒートアップ賞」8位。
Win95版
  • FCGAMEX(ニフティのフォーラム)
1998年2月1日-7日集計「貴方が選ぶベストゲーム'97」で、ベストXゲーム部門20位、ベストシステムXゲーム部門16位、ベストシナリオXゲーム部門13位。

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注釈[編集]

  1. ^ a b タイトルバックでは、“EVE burst error [イヴ]”表記になっている。
  2. ^ a b c d タイトルロゴのデザインの1つでは、英文の下に上&下線で囲まれての““イヴ・バーストエラー””表記になっている。“for Windows 95”表記については、ロゴではなく化粧箱左上にある注記上でのもの。
  3. ^ a b c タイトルロゴ上では短剣符のように縦線が長い“+”(プラス記号)のマークも添えられている。
  4. ^ a b c シーズウェア公式ウェブサイト 「製品情報『タイトル/ジャンル』」 では“EVE DVD-ROM版”表記となっている。
  5. ^ a b c 名称については、ソフト現物の背表紙およびPSP公式ウェブサイトでは「バーストエラー イ・ザ・ファースト(burst error EVE the 1st.)」(バーストが先、ヴではなくブ、小文字のt、ピリオド)、タイトルロゴのデザインでは「EVE The 1st.―― burst error」(両端に長短の飾り線、EVEが先、大文字のT、ピリオド)、作品公式ウェブサイトのタイトルバー上では「EVE The 1st. burst error」(EVEが先、大文字のT、ピリオド、飾り線無し)で商品情報序文では「burst error-EVE the 1st」(burstが先、半角のハイフン、小文字のt、ピリオド無し)などとなっており、表記ゆれが激しく全く統一されていない。
  6. ^ 当作の開発当初は 「悦楽の学園2」 と呼ばれていたが、完成間近になって現在の 「EVE burst error」 に改題されたという経緯がある。
  7. ^ a b 指定OSに含まれてはいるが、公式ウェブサイトではXPはサポート対象外と注記している。
  8. ^ Win95版では独自の別曲になっている。

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出典[編集]

  1. ^ a b c 商品一覧 CD-ROM p1」 Internet Archive Wayback Machine
  2. ^ 週刊ファミ通』 1997年最終号時点で、コンシューマーゲーム全体で64位。
  3. ^ 『月刊デジタルメディアインサイダー』 1997年8月末時点。
  4. ^ ソフト現物の背表紙。
  5. ^ ネットビレッジ株式会社、平成16年3月期中間決算短信。
  6. ^ 『PLUS』 初回限定版 「EVE Encyclopedia PLUS」 83頁。

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参考文献[編集]

  • 『EVE burst error ORIGINAL SOUNDTRACK』 キングレコード、1998年11月27日発売、品番 KICA-1219
  • 『EVE burst error "THE PERFECT"』(2枚組) EGG MUSIC RECORDS、2009年1月9日発売、品番 EMCA-0009
  • 『EVE オリジナルサウンドトラック』ホビレコーズ、2003年11月28日発売、品番 HBM-006
  • 『ファウスト 2004 MAR Vol.2』 講談社、2004年3月19日発売、ISBN 4-06-179554-6

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外部リンク[編集]

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