ゲートウェイ (PCメーカー)

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ゲートウェイのマスコット人形

Gateway, Inc.ゲートウェイ,NYSE:GTW) は、1985年に設立されたアメリカパソコンメーカーである。 日本法人は1995年から2001年まで日本ゲートウェイ株式会社、再上陸時は2002年に設立されたイーマシーンズ株式会社で2005年にゲートウェイ株式会社に変更。現在はエイサー子会社

目次

[編集] 概要

[編集] 成り立ち

1985年テッド・ウェイトen:Ted Waitt)によってサウスダコタ州スーシティ近郊のウェイト家の農場の中に設立された。なお、現在の本社はカリフォルニア州南部のアーヴァインにある。

設立当初の社名は「Ted Waitt Company」で、会社設立にあたって牧場を営んでいたウェイト家のキャトルマン精神を忘れないためにトレードマークに白黒の柄模様を採用し、設立当初はコンピュータの販売を行っておらずソフトウェアや周辺機器の販売を手がけていた。日本でも「」「牛パソ」等の愛称で、現在も親しまれている。

ゲートウェイ“ハンドブック”486

1987年にコンピュータを自社工場にて組み立て直販する販売形態となり、そして“Bridge to the next century”(21世紀への架け橋として)の考えから「ゲートウェイ2000」(GATEWAY2000/略称:GW2K)と社名を改称した。

GATEWAY2000の名が広まっていったのは、1989年牧場写真と「アイオワからコンピュータ?」のキャッチコピーで広告が好評を得たことがきっかけである。この後もユニークな広告を掲載してアメリカでも非常に有名となる。またライバルデルコンピュータと同じく、直販によるBTO(Build To Order)方式を取ることで製品在庫をなくすことにより、新しいCPUの発表と同時に新製品を発売するなど、高性能な最新型のパソコンを低価格で供給できることを売りに、順調に売り上げを伸ばした。

1993年には経済誌「フォーチュン」の「フォーチュン500」にランク入りし、1997年にはニューヨーク証券取引所に上場した。また、同年には順調な売り上げを背景に、アメリカの中堅サーバメーカーであるALR(Advanced Logic Research)社を買収しサーバ事業にも乗り出す。その後、1998年には社名を現在のゲートウェイ(Gateway Inc.)に変更した。最盛期にはアメリカ本国の他に、アイルランドマレーシアに生産工場を持ち、一時はアメリカ国内のシェアはデルコンピュータとコンパックに次ぐ第3位、世界市場でのシェアは第5位にまで上り詰めた。

[編集] 日本進出

1995年9月には世界第2位のパソコン市場である日本に進出し、日本法人である「日本ゲートウェイ弐千株式会社」(1999年に日本ゲートウェイ株式会社に変更)を神奈川県横浜市に設立した。

個人向けは本国同様直販によるBTO方式を採用し、直営店舗の「ゲートウェイカントリー」を全国の主要都市に展開した他、ウェブサイト電話による販売を行った。法人向けは東京都千代田区に法人営業本部を置き、大阪福岡札幌などの全国の主要都市に法人営業部のオフィスを設置し、主に三菱電機や富士電機などのベンダー経由で販売を行った。

高性能と低価格、充実したサポートを売りに、伊東美咲Every Little Thingなどを使った派手で先鋭的な広告活動を行い、一時は全国の主要都市に数十店の直営店を持つ他、次々と新製品を投入するなどまさに飛ぶ鳥を落とす勢いであった。また、インテルとの繋がりが最も強いメーカーとしても知られていた。

なお、「日経パソコン」誌でのパソコンメーカーサポートランキングで1999年度、2000年度、2001年度と3年連続1位を獲得するなど、ユーザーサポートの質に対する評価は高く、自分の用途に合わせた高性能パソコンを格安に提供できるBTO方式であることもあいまって、特にハイエンドユーザーからの評価が非常に高かった。

購入時に牛の模様の箱に入れて届けられたことや、初期のゲートウェイのパソコンは起動時に牛が画面に表示されたため、ゲートウェイのPCはインターネット上で『牛』と呼ばれていた(ちなみにゲートウェイのパソコンを所有している人は『牛飼い』と呼ばれていた)。

[編集] 世界市場から撤退

北京ゲートウェイ(北京市

短期間のうちに世界各国へ進出したものの、2000年頃からのアメリカ本社の急激な経営悪化に伴い、2001年の年初頃から世界的に事業を縮小することが噂され、その後8月に日本やシンガポールオーストラリアなどの国際市場から突如撤退し、アイルランドとマレーシアにある生産工場も閉鎖することを発表した。なお、ゲートウェイはこの大規模なリストラにより、1万9000人いる全世界の従業員の25%を削減し、年間で約3億ドルのコスト削減が達成できるものと予想された。

撤退の噂はあったものの、正式発表は実際に撤退、事業停止するわずか数日前のことであったために顧客に混乱を起こし、まさにITバブル崩壊の象徴的な出来事として大きく報じられた。また、日本ゲートウェイとデルコンピュータの熾烈な価格競争が、日本のパソコン市場の価格低下に与えた影響は大きかったため、多くのパソコンユーザー(特にハイエンドユーザー)がその撤退を惜しんだ。実際、日本ゲートウェイの撤退後、日本ゲートウェイの顧客が大量にライバルのBTOメーカー、特にデルコンピュータに大きく移動したため、大きく収益とシェアを伸ばすことになった。

[編集] eMachines買収

その後はアメリカ国内だけで事業を展開し、液晶テレビなどの周辺機器の販売にも力を入れるものの、パソコン本体のシェアは減り続けた。その後、2004年1月30日に、ゲートウェイ同様に低価格を売りにするeMachines社(イーマシーンズ2002年に日本に進出)を買収。eMachinesの上位モデルとしてゲートウェイのパソコンを販売している。

2004年12月にはeMachinesが展開していた流通網をそのまま利用する形で再び日本市場に進出し、現在では日本の小売市場においてPC専業メーカーとしての展開を進めており、現在「Gateway」と「eMachines」の価格・性能に若干の差異がある2種類のブランドを使い分ける形でPCを供給している。以前はインテルとの連携が強かったが、買収後はAMDとの連携も行っている。また特にそのハイエンド帯の製品において、競合関係にある同価格帯の日本メーカー製PCや国内のショップブランドPCと比べても性能対価格比が高いという定評が存在する。

[編集] 現在

同社は2006年現在、アメリカで「HP/コンパック」「デル」に続く第3位のPC出荷台数を誇り、世界規模でも常に10位以内をキープし、ニューヨーク証券取引所に上場する世界規模のPCメーカーである。また、合併後の同社の重要な販売戦略として、通信販売よりも店頭販売に重点を置き、一般消費者をメインのターゲットとする、という「デルのやらないことをやる」という戦略(同社のeMachines合併時のウェイン・イノウエCEOのインタビューから)がある。

消費者にとって比較的高い購入価格を持つPCという商品は「対面による販売、実際に製品を触っての購入」という需要は依然高く、この戦略によって、PC関連マスコミやかつての顧客の中にある、2001年の同社の急な撤退時の同社への悪印象にもかかわらず、同社の製品の日本におけるシェアは増えつつある。

2007年8月27日、ゲートウェイは台湾のパソコンメーカー最大手のエイサーにより買収総額およそ7億1000万ドルで買収されることに合意したとエイサー側より発表された。

2007年10月8日、買収完了によってエイサーの子会社となる。

現在日本のゲートウェイeMachinesブランドのパソコンは、全国展開している大手家電量販店など多くの店舗で販売されている。

[編集] 主な機種

[編集] 日本市場再参入からのモデル

[編集] 2004年11月以降のもの

デスクトップ
  • GX7000jシリーズ (2005年冬モデル)
    Intel Pentium Dを搭載したBTXタワーモデル
  • GT5000jシリーズ (2005年冬モデル~)
    Intel Pentium4、Pentium D、Core2 Duo、AMD Athlon64 X2(Socet AM2)搭載のMicro BTX・Micro ATXタワーモデル
  • GT4000jシリーズ (2005年冬~2006年秋モデル)
    AMD Athlon64 X2(Socet 939)搭載のMicro BTXタワーモデル
  • 700JPシリーズ (2004年冬~2005年秋モデル)
    Intel Pentium 4、Pentium Dを搭載したBTXタワーモデル
  • 600JPシリーズ (2005年春~2005年秋モデル)
    Intel Pentium 4、Celeron Dを搭載したスリムタワーモデル
ノートブック
  • MP8700j/MX8700jシリーズ (2006年秋モデル~)
    17型 WSXGA液晶、Intel Core Duo、Core2 Duo搭載ノート
  • MX7500jシリーズ (2005年冬モデル)
    15.4型 WXGA液晶、AMD Mobile Athlon64搭載ノート(ATIチップセット)
  • MP6900j/MX6900jシリーズ (2006年秋モデル~)
    15.4型 WXGA液晶、Intel Core Duo、Core2 Duo搭載ノート
  • MX6600jシリーズ (2005年冬~2006年秋モデル)
    15.4型 WXGA液晶、Intel Pentium M搭載ノート
  • MX6200jシリーズ (2006年秋モデル~)
    15.4型 WXGA液晶、Intel Celeron M 400系搭載ノート
  • MX6100jシリーズ (2005年冬~2005年夏モデル)
    15.4型 WXGA液晶、Intel Celeron M 300系搭載ノート
  • MX3300jシリーズ (2006年秋モデル)
    14.1型 WXGA液晶、AMD Sempron 3200+搭載ノート
  • MX3100jシリーズ (2006年冬モデル~)
    14.1型 WXGA液晶、Intel Celeron M 400系搭載ノート
  • MX1000jシリーズ (2006年春モデル)
    12型 WXGA液晶、Intel Core Solo搭載ノート
  • 7400JPシリーズ (2005年夏~2005年秋モデル)
    15.4型 WXGA液晶、AMD Mobile Athlon64搭載ノート(VIAチップセット)
  • 6800JPシリーズ (2005年秋モデル)
    15.4型 WXGA液晶、Intel Pentium M搭載ノート。Gigabit Ether搭載
  • 4500JPシリーズ (2004年冬~2005年秋モデル)
    15.0型 XGA液晶、Intel Pentium M搭載ノート
  • 4000JPシリーズ (2004年冬~2005年秋モデル)
    15.0型 XGA液晶、Intel Celeron M 300系搭載ノート
  • 3500JPシリーズ (2004年冬モデル)
    14.1型 WXGA液晶、Intel Pentium M搭載ノート

[編集] 日本市場撤退までのモデル

[編集] 2001年8月以前のもの

ノートブック
  • Solo 1150
  • Solo 2100
  • Solo 2200
  • Solo 2150
  • Solo 2300
  • Solo 2500
  • Solo 3100/3150
  • Solo 3300/3350
  • Solo 3400/3450
  • Solo 5100/5150
  • Solo 5300
  • Solo 9100
  • Solo 9300
液晶一体型デスクトップ(ボードPCの先駆的モデル)
  • PROFILE
  • PROFILE 1.5
  • PROFILE 1.8
  • PROFILE 2.0
画面一体型デスクトップ
  • Neo
デスクトップ
  • Essential
  • Select
  • Select Pro
  • PERFORMANCE JS
  • PERFORMANCE 850
  • GP5
  • GP6
  • E-1400
  • E-1600
  • E-3200
  • E-4400
  • E-5200
  • E-5400
サーバ
  • 6400
  • 7400
  • 7450R
  • ALR8200
  • ALR7200

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク